118日ぶりノア有観客再開大会はエムズアライアンスがメイン締め 潮崎vs.丸藤8・5後楽園、清宮vs.武藤8・10横浜文体が決定

 新型コロナウイルス感染拡大により無観客TVマッチを数多く繰り広げてきたノアが18日、実に118日ぶりに有観客大会を行った。

 メインではGHCヘビー級の現王者・潮崎豪と前王者・清宮海斗が丸藤正道&武藤敬司のエムズアライアンスと対決。武藤への宣戦布告をしながらも初タッグ対決で圧倒されていた清宮は、この日も武藤の重さに苦戦を強いられる。清宮はリング内外で積極果敢に武藤に仕掛けるが、リング内で足4の字をかけられると身動きが取れない。この間に、丸藤が真・虎王(腕極め式虎王)を見舞って潮崎から3カウントを奪取。チョップの威力で丸藤をリードしていた潮崎が逆転負けを喫した。

 この勢いで丸藤が潮崎保持のGHC王座に挑戦を表明すれば、清宮も改めて武藤にシングル要求。8・5後楽園で潮崎vs.丸藤、8・10横浜文体で清宮vs.武藤が電撃決定となった。試合途中には武藤が解説席の松井珠理奈さんに“タッチ”を求める場面もあったが、丸藤が試合後のTwitterで松井さんのエムズアライアンス加入を正式に認めた。

 ソーシャルディスタンスによる新しい観戦様式による開催となったが、観客はマスク装着、声を出せないぶん拍手と応援ボードで対応している。公式サイトやTwitterでの呼びかけも十分で、マナー違反のファンも目につかず、誰もが再開を楽しんでいた。

 
■ ノア STAY TOGETHER FOREVER! Day1
日時:7月18日(土)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆494人(主催者発表)

<シングルマッチ>
●岡田欣也
  10分18秒 逆エビ固め
〇稲村愛輝

<6人タッグマッチ>
吉岡世起
●大原はじめ
小峠篤司
  15分25秒 ヴァーティカルスパイク⇒体固め
モハメド ヨネ
谷口周平
〇中嶋勝彦

<3vs3イリミネーションマッチ>
YO-HEY
タダスケ
〇原田大輔
  原田大輔が1人残りで原田組の勝利
●HAYATA
小川良成
鈴木鼓太郎
1 タダスケ(2分41秒 ラリアット→片エビ固め)小川良成
2 YO-HEY(7分01秒 顔面G→エビ固め)鈴木鼓太郎
3 HAYATA(12分51秒 オーバー・ザ・トップロープ)YO-HEY
4 HAYATA(14分26秒 クロスフィックス)タダスケ
5 原田大輔(16分06秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)HAYATA

<10人タッグマッチ>
●仁王
覇王
征矢学
マサ北宮
拳王
  16分56秒 オリンピック予選スラム⇒体固め
NOSAWA論外
カズ・ハヤシ
ケンドー・カシン
桜庭和志
〇杉浦貴

<スペシャルタッグマッチ>
〇丸藤正道
武藤敬司
  20分48秒 真・虎王⇒片エビ固め
清宮海斗
●潮崎豪

<大会詳細レポートは週刊ファイト7月30日号(7月24日発売)に収録されます>