新型コロナウイルス感染拡大明けによる「5000人以下収容でのプロスポーツ」が政府のガイドラインで10日より解禁され、新日本プロレスは予定されていた11日の大阪城ホール大会を開催した。
前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとEVILとの間でニュージャパンカップ決勝戦。準決勝までの試合で反則殺法に磨きをかける不穏さを見せていたEVILが動く。レインメーカー封じの右腕攻めをリング内外で繰り広げるも、通用しないとみるや、レフェリーを昏倒させておいてパイプ椅子の山の上にダークネスフォールズ。ギリギリでしのいだオカダはコブラクラッチと対面式レインメーカーで勝負に出るが、なんとバレットクラブの外道と高橋裕二郎が乱入。外道に気をひかれたオカダは裕二郎のマイアミシャインを食らってしまう。これでペースを掴んだEVILは再びレフェリーをダウンさせておいての急所攻撃連発からEVILでフィニッシュ。
ニュージャパンカップを制したEVILの呼びかけで内藤哲也が入場する。EVIL優勝を予想していた内藤は、12日・ダブルタイトル戦でのロスインゴ(LIJ)対決を歓迎してグータッチの構え。これにEVILはウルフパックサインで呼応するや、内藤に裏切りのEVILを見舞う。大声禁止なのにブーイングが発生してしまう中、バレットクラブ勢が笑顔で集結。
新型コロナウイルス感染拡大により主要メンバー来日不能のバレットクラブが戦力補強を行った格好となった。12日のダブルタイトル戦では、裏切り者EVILが元ボス内藤狩りに出る。
■ 新日本プロレス NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020決勝戦
日時:7月11日(土)17:00
会場:大阪・大阪城ホール 観衆3,318人(主催者発表)
<第1試合>
●上村優也
辻陽太
9分15秒 ジャーマンスープレックスホールド
本間朋晃
〇真壁刀義
<第2試合>
●ゲイブリエル・キッド
後藤洋央紀
9分57秒 ラリアット⇒片エビ固め
〇小島聡
天山広吉
<第3試合>
●DOUKI
7分46秒 RPP⇒片エビ固め
〇マスター・ワト
<第4試合>
石森太二
〇高橋裕二郎
9分20秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
●BUSHI
SANADA
<第5試合>
金丸義信
〇エル・デスペラード
ザック・セイバーJr.
タイチ
12分43秒 ピンチェ・ロコ⇒片エビ固め
●田口隆祐
永田裕志
飯伏幸太
棚橋弘至
<第6試合>
高橋ヒロム
鷹木信悟
〇内藤哲也
15分00秒 ジャックナイフ式エビ固め
SHO
●矢野通
石井智宏
<第7試合/「NEW JAPAN CUP 2020」決勝戦>
〇EVIL
31分50秒 EVIL⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ
※EVILが『NEW JAPAN CUP 2020』初優勝
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