スポーツ庁のガイドラインで5000人以下プロスポーツ再開 喜びと戸惑いの間で新日本プロレス大阪城ホール大会に3318人

 新型コロナウイルス感染拡大明けによる「5000人以下収容でのプロスポーツ」が政府のガイドラインで10日より解禁され、新日本プロレスは予定されていた11日の大阪城ホール大会を開催した。

 観客席はアリーナが一つ飛ばし、スタンドが二つ飛ばしのソーシャルディスタンスとなる3,318人(主催者発表)。入り口には体温を検知するサーモグラフィーが設置される(入り口によっては個別検温で実施)。チケットは裏面の氏名・連絡先記入有無、表面の大会種類の両方の確認が係員によって行われ、いわゆるチケットもぎりは観客自らが行って入場する。スポーツ庁のガイドラインを遵守しつつ、新日本プロレスは136日ぶりの有観客大会を混乱なくやり遂げた。

 冒頭の煽りVTRには、通常では選手名に歓声があがるところだが、大声禁止のために観客は大きな拍手。生観戦できる喜びを炸裂させたが、感嘆時の「オー」という声を出すことへの我慢、選手名を呼ぶことができない戸惑いは予想以上。それでいて、メイン後のEVILバレットクラブ入りには思わずブーイング発生となる。ソーシャルディスタンス様式でのプロレス観戦がいよいよ本格到来した。

■ 新日本プロレス NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020決勝戦
日時:7月11日(土)17:00
会場:大阪・大阪城ホール 観衆3,318人(主催者発表)

<第1試合>
●上村優也
辻陽太
  9分15秒 ジャーマンスープレックスホールド
本間朋晃
〇真壁刀義

<第2試合>
●ゲイブリエル・キッド
後藤洋央紀
  9分57秒 ラリアット⇒片エビ固め
〇小島聡
天山広吉

<第3試合>
●DOUKI
  7分46秒 RPP⇒片エビ固め
〇マスター・ワト

<第4試合>
石森太二
〇高橋裕二郎
  9分20秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
●BUSHI
SANADA

<第5試合>
金丸義信
〇エル・デスペラード
ザック・セイバーJr.
タイチ
  12分43秒 ピンチェ・ロコ⇒片エビ固め
●田口隆祐
永田裕志
飯伏幸太
棚橋弘至

<第6試合>
高橋ヒロム
鷹木信悟
〇内藤哲也
  15分00秒 ジャックナイフ式エビ固め
SHO
●矢野通
石井智宏

<第7試合/「NEW JAPAN CUP 2020」決勝戦>
〇EVIL
  31分50秒 EVIL⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ
※EVILが『NEW JAPAN CUP 2020』初優勝


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