リアルジャパンプロレス会見で一触即発! 王者・間下隼人、挑戦者・横山佳和の狼藉に「思い切り潰しにいく」

「眼には眼を」「やってやりますよ」
 リアルジャパンプロレスの静かなる苦労人、第4代UWAアジアパシフィック王者の間下隼人が吠えた…!!

間下隼人

 6月18日、都内某所でリアルジャパンプロレスが、UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合の発表会見を行った。
 会見には、挑戦者として名乗りを上げた『VOODOO MURDERS』の横山佳和が木刀を手に単身で登場。

横山佳和
 

 UWAの名を冠した選手権試合に相応しい会見を行おうとしたリアルジャパン平井代表だったが、横山佳和はサングラスを外そうともせず。 
 挙げ句木刀でベルトを叩き、放り投げ、平井代表のスマートフォンの保護ガラスを叩き割るなどやりたい放題。

 この狼藉をジッと忍の一字で耐えた王者・間下隼人だったが、戴冠時に前王者・VOODOO MURDERSの将軍岡本ではなく、岩崎孝樹を抑えた事を再三あげつらわれ、木刀を突きつけられて遂に堪忍袋の尾が切れる。

 襟首を掴んで一触即発の状態となり、横山佳和は悪態を吐きながら会見場を後にした。
 
 遺された間下隼人は、
「リアルジャパンに長く居て、
『行儀よく』
みたいな部分があったんですけど、こういう相手で…
まあどうせ、場外とかなんか木刀とか使ってガチャガチャするんでしょう。ま、そういう方が本来は得意ですからリアルジャパンていうのは。
掣圏道初め、掣圏真陰流というのは市街地実戦型ですから。
『眼には眼を』じゃないですけど…平井代表が納得できる様な、終わり方にしてやりますよ。
こういう方が得意なんで、喧嘩になるのは。これはまあ、スーパー・タイガーも同じだと思うんで。相手の型にハマらなければ。
このベルトを侮辱するという事は、初代タイガーマスク・佐山サトル先生を初め、新間寿会長…リアルジャパンプロレスのみんなを侮辱することになりますから。まあやってやりますよ。大丈夫です」
と、横山佳和を返り討ちにしての初防衛を宣言した。

 挑戦を表明されたリアルジャパンプロレスにしてみれば横山佳和は、現在はヒールユニット入りしたとは言え、学生時代はアマレスの名門校で鳴らし、卒業後アニマル浜口ジムで学んだという格闘家としてのバックボーンがあり、正当派ストロングスタイルのプロレスを実践できる選手として招聘したはず。
 さらに間下隼人にとっては、かつてZERO-1参戦時にタッグを結成した言わば盟友。シングルで1勝1敗のイーブンという戦績もあり、自身がようやく掴んだベルトを賭けて決着を着けるという感慨もあっただろう事は想像に難くない。
 
 また、同じVOODOO MURDERSの将軍岡本はリング上はともかく会見場においては、プロレス界の最高権威と言っていい初代タイガーマスク・佐山サトルと過激な仕掛け人・新間寿会長のリアルジャパンプロレスに対し最低限の礼節を欠かさず接してきた。

 しかし今回、リング上の姿そのままでの傍若無人な立ち居振る舞いで登場した事で、間下隼人が思わず立ち上がる事となったのだ。

 会見場での様々な挑発を押忍の精神で呑み込んできたリアルジャパンプロレス勢に牙を剝かせた事で、VOODOO MURDERS・横山佳和としてみれば本番へ向けて陽動成功。あとは乱戦に乗じ、来場が決定している将軍岡本共々VOODOO MURDERSとしてベルト強奪といくだけ…との作戦とも思える。

 そこに死角があるとすれば、間下隼人が語った様に、掣圏真陰流は即ち市街地実戦型の武道である点であろう。
 レスリング、プロレス、キックボクシングなど、様々な格闘技に精通し、そこから新たな格闘技を創造してきた佐山サトルが、日常の実戦を想定して辿り着いた掣圏真陰流。
 果たして横山佳和は間下隼人にその鞘を払わせる事なく押し包んで圧殺できるのか、あるいは多勢や凶器、障害物などを物ともしないその破壊力の凄まじさのデモンストレーションの場に自ら首を差し出す事になるのか。

 プロレス・格闘技ファンならずとも必見の、プロレスも格闘技も越えた闘いであるストロングスタイルプロレスの真髄が見られる事になりそうだ。

<UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]
間下隼人(RJPW)
 vs.
横山佳和(VOODOO MURDERS)
※第4代王者・間下隼人初防衛戦

■リアルジャパンプロレス 初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6
日時:6月26日(金) 開始18:30
会場:ストロングスタイルプロレス特設ホール
形式:無観客試合

<メインイベント 8人タッグ>
[RJ軍]
スーパー・タイガー(RJPW) 船木誠勝(フリー) アレクサンダー大塚(AO/DC) スーパーライダー(RJPW)
 vs.
藤田和之(はぐれIGFインターナショナル) ケンドーカシン(はぐれIGFインターナショナル) 杉浦貴(プロレスリングノア) NOSAWA論外(東京愚連隊)
[藤田軍]

他参戦決定選手
日高郁人(ZERO1)、ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)、将軍岡本(VOODOO MURDERS)

『ニコニコプロレスチャンネル』にて実況生中継
公式サイトURL https://ch.nicovideo.jp/nicopro
※開始〜数試合は無料にて視聴可能の予定。視聴前に「視聴案内」 http://nicopro.jp/guide/ 参照のこと

主催:ストロングスタイルプロレス実行委員会