6月17日(水)、リアルジャパンプロレスが帝国ホテルで会見を行い、無観客で行われる6・26『リアルジャパンプロレス 初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6』のメインイベントを発表した。

藤田和之（左）とスーパー・タイガー（右）

　会見ではまず平井代表が、メインイベントはリアルジャパン軍vs.藤田軍の全面対抗戦である6人タッグに決定した事と、リアルジャパン軍のメンバーがスーパー・タイガーを大将に、船木誠勝、アレクサンダー大塚となる事を発表。

　それを受け、メインイベントで激突するリアルジャパンのスーパー・タイガーと、藤田軍を率いる藤田和之（はぐれIGFインターナショナル）が登場。

藤田和之（左）　新間寿リアルジャパン会長（中）　スーパー・タイガー（右）

　まず、前回3月のタッグ対決で、現レジェンド王者・藤田和之にまたしても勝利を許したスーパー・タイガーが雪辱を誓う。

　だがそれを聴いた藤田和之は、
「何回やっても結果が出ないんだから」
と、スーパー・タイガーとの対戦にダメ出し。

「NOSAWA論外から、リアルジャパンにおいて、初代タイガーマスク・佐山サトル先生に次ぐNo.2はスーパーライダーだと聴いている」
と持論を展開し、平井代表に「スーパーライダー」をリアルジャパン軍の大将に据えるよう要求した。

　この突然の提案に、平井代表は顔面蒼白。ようやく欠場中のスーパーライダーに2年振りに連絡を取る事を約束し、8人タッグに変更すると返答。しかしこれに藤田和之は納得せず。

「勝手に8人タッグに決めるな。スーパー・タイガーの代わりがスーパーライダーだ」
と、語気を強める。この傍若無人な要求にスーパー・タイガーは、マスク越しにも伝わる険しい表情を浮かべ、平井代表も8人タッグを堅持。

　かつて自らスーパー・タイガーの試合を「サムい」と評した平井代表の毅然とした態度に、立会人の新間寿会長も「スーパーライダーが無理なら平井がマスクを被ってリングに立て！ 」とジョークを交え藤田和之を懐柔。ここで鉾を収めた藤田和之は、自分以外の藤田軍のメンバーを杉浦貴、ケンドーカシン、NOSAWA論外にすると承諾した。

　こうして6･26のメインでリアルジャパン軍vs.藤田軍が4対4の全面対決に正式決定、挑発する藤田和之と、押忍の精神で耐えるスーパー・タイガーとの緊張感溢れる会見は終了となった。
　
　リアルジャパン平井代表はスーパーライダーに連絡すると述べたが、体調が思わしくなく2年半の長期欠場となっていただけに、予断を許さない。　
　スーパーライダーは藤田和之のアマレス時代の先輩でもあり、この突然の理不尽要求が単に動揺を誘う思いつきでは無く、NOAHで猛威を奮う藤田和之らの作戦で、リアルジャパン軍壊滅のプロローグの可能性も否定できない。
　6･26のメインのリングに誰が立つのか、どんな結末が待っているのか、要注目の決戦まで10日を切っている。

　

■リアルジャパンプロレス 初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6
日時:6月26日（金） 開始18:30
会場:ストロングスタイルプロレス特設ホール
形式:無観客試合

＜メインイベント　8人タッグ＞
［RJ軍］
スーパー・タイガー（RJPW）　船木誠勝（フリー） アレクサンダー大塚（AO/DC）　スーパーライダー（仮）
　vs.
藤田和之（はぐれIGFインターナショナル） 杉浦貴（杉浦軍） ケンドーカシン（はぐれIGFインターナショナル）　NOSAWA論外（東京愚連隊）
［藤田軍］

他参戦決定選手
間下隼人（第4代UWAアジアパシフィック王者/RJPW）、ロッキー川村（パンクラスイズム横浜）、将軍岡本（ブードゥーマーダーズ）

『ニコニコプロレスチャンネル』にて実況生中継
公式サイトURL https://ch.nicovideo.jp/nicopro
※開始〜数試合は無料にて視聴可能の予定。視聴前に「視聴案内」 http://nicopro.jp/guide/ 参照のこと

主催:ストロングスタイルプロレス実行委員会