エース・オースチンがマッドマン・フルトンと合体!Impact Wrestling


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 6月16日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今回の放送では、ストリートファイトマッチではエディ・エドワーズとエース・オースチンが激突した。現在、インパクト世界王者であるテッサ・ブランチャードがコロナによりメキシコから出国出来ず、王座挑戦権を持っていたエドワーズは王座への挑戦が実現せず、またオースチンも王座挑戦者決定トーナメントに優勝して挑戦権を獲得しており、王座挑戦権を持った両雄が、どちらが先に挑戦するのかという意味も出てくる対戦となった。試合はストリートファイトマッチの為、反則が許可されており椅子やバケツを使って両者が大暴れ。しかし、こうした凶器の利用はエドワーズの方が長けており、椅子の脚にバックブリーカーでオースチンを叩きつける。これでオースチンは完全にグロッキーでエドワーズ勝利がほぼ確定となったのだが、そこにマッドマン・フルトンが現れたのだった。フルトンはエドワーズに後ろから襲いかかりチョークスラム二連発。そしてフルトンがオースチンを助け起こし、復活したオースチンがエドワーズをフォールして勝利。一応、反則許可の試合なのでフルトンの乱入も反則にならず、そのままオースチンが勝利となった。
 またインパクト世界王者テッサ・ブランチャード不在により、自分こそがこの団体の王者であるとTNA世界ヘビー級王者を名乗るムースが、ヘルナンデスを相手に王座防衛戦を行った。試合はムースがヘルナンデスにレフェリーの隙をついて反則のローブローをした後、必殺のスピアーでフォール勝ち。ムースが王座防衛を果たしたのだが、その時、なんとイーサン・カーター三世のテーマ曲が流れたのだった。イーサンは2018年3月15日放送回で解雇通知の入ったブリーフケース(王座挑戦権か解雇通知のどちらかが入ったケースを奪いあうバトルロイヤル形式の試合フィスト・オア・ファイヤード(Feast or Fired)に参加したイーサンはケースを一つ奪っている。どのケースに何が入っているかは開くまで分らない。この放送回で開封した)を引いてしまい、インパクト・レスリングから解雇されていたのだが、団体復帰なのだろうか?ちなみに公式ツイッターで、2020年7月に元王者の大物一人が団体に復帰すると告知された。その大物はイーサンなのか?それとも別の選手なのか?今後のインパクト・レスリングから目を離せないだろう。

■ Impact Wrestling
日時:2020年6月16日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<ストリートファイトマッチ>
○エース・オースチン
 ピンフォール
●エディ・エドワーズ

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●ヘルナンデス(挑戦者)

<タッグマッチ>
○リノスカム
 ピンフォール
●XXXL

<シングルマッチ>
○ライノ
 ピンフォール
●ロヒット・ラジュ

<シングルマッチ>
○ネヴァー
 ピンフォール
●キンバーリー

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・ノース(王者)
 ピンフォール
●ザ・ラスカルズ(挑戦者)