3・19 後楽園 ストロングスタイルプロレス 混沌の中に光明見える!

 リアルジャパン3・19後楽園、ストロングスタイルプロレスVol.5はいつにも増してカオスが支配する空間となった。
 会場に『ギブアップまで待てない』以来プロレス界と因縁浅からぬ山田邦子氏が姿を見せ、新間寿が柔道着でエキシビジョンの相手を務めてもいい! と招聘した宇野晋太郎は、タカ・クノウと道着⇒上半身裸で3分激しいスパーリング。
 平井代表が音頭をとって、コロナを吹き飛ばそうと『タイガーマスク』を合唱し、誕生日を迎える新間寿氏にお孫さんからサプライズのケーキ贈呈を仕掛ける。

山田邦子氏

 試合の方は、初の女子マッチが大成功、苦労人・間下隼人が苦節14年の末に初戴冠と、大盛り上がりも、我孫子市議・澤田敦士は酔客からの心ない
「つまらない試合」
とのヤジによる心痛で、持病の心臓発作で緊急搬送。
 その流れのメインでは、特訓を重ねたスーパー・タイガーが激しい蹴りの連発で藤田和之を追い込むも、パワーボムに屈した。
 
「俺達がリアルなんだ」
と、リアルジャパン制圧をアピールするはぐれIGFに、沈痛な会場からはヤケクソ気味に声援が贈られる。
 しかしそこに、サムライ・船木誠勝が駆け付けるとはぐれIGFを視線で牽制、返す刀でスーパー・タイガーに
「いつまでも佐山サトルに甘えてちゃいけない」
と、辛口エール。
 混沌の中に射した一筋の光明に、ファンからもようやく大歓声が沸き上がった。

 そこへタカ・クノウ、アレクサンダー大塚も駆け付けると、5人一致団結してのリアルジャパン軍団結成を思わせるアピールで大団円となった。
 次会以後、俄然はぐれIGFとリアルジャパン軍団との抗争激化が予想され、眼が離せない15周年イヤーとなりそうだ。
 
■ 初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.5
日時:3 月 19 日(木) 開始 18:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆 1069 人(主催者発表)

<メインイベントタッグマッチ>
〇藤田和之(はぐれIGFインターナショナル) 杉浦貴(プロレスリングNOAH)
 17分34秒 パワーボム 
関本大介(大日本プロレス) ●スーパー・タイガー(リアルジャパンプロレス)

<セミファイナル シングルマッチ 30分1本勝負>
〇船木誠勝(フリー)
 5分56秒 複合三角締め
●澤田敦士(フリー)

<第4試合 UWA アジアパシフィックヘビー級選手権 3WAYマッチ>
[挑戦者]
○間下隼人(リアルジャパンプロレス)
 10分29秒 スクールボーイ
[挑戦者]
●岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス)
※もう1人は王者・将軍岡本(ブードゥーマーダーズ)

<第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
●アレクサンダー大塚(AO/DC) 鈴木秀樹(フリー) ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
 15分17秒 脇固め⇒レフェリーストップ
雷神矢口(浅草) ○タカ・クノウ(フリー) 関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)

<第2試合 一般社団法人国家資格対策センターPresents タッグマッチ30分1本勝負>
○朱里(MAKAI) 安納サオリ(フリー)
 13分37秒 朱雀⇒レフェリーストップ
●松本都(崖のふち女子プロレス) 彩羽匠(Marvelous)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
日高郁人(ZERO1) ○石切(ランズエンドプロレスリング)
 9分36秒 450°スプラッシュ⇒体固め
最上九(2AW) ●レブロン(ランズエンドプロレスリング)