プロレスラーとしてはUインター時代にゴールデンカップスでブレーク、格闘家としても黎明期UFC他内外のトップで活躍してきた山本喧一が代表を務める北海道唯一の本格的なプロ格闘技リーグ『PFC』。その2020年度の初陣大会『PFC.23＆STONES.4』が、3月8日（日）札幌・琴似コンカリーニョにて開催された。
首都圏でも興行中止、延期が相次ぐ中、観戦者数の多い北海道札幌での大会とあって、全選手セコンド、スタッフ、来場者全てにコロナウィルス感染予防対スクリーニングを実施。
また、検温による体温チェック、手洗い、うがい、消毒、マスクを義務付けし、大会中3度に渡って入り口、裏口、側面など開けられる場所を全て開放して換気を行った。
さらに座席も間隔を開けて利用するよう促し、試合前には注意喚起として、スクリーンを使ったメディカルスタッフによる正しい手洗い、うがい、消毒などのやり方をレクチャーしてスタート。
「今大会は昨年のプロ化から二年目を迎えますが、世間がコロナウィルスの驚異に驚かされている中、出場出来なくなる選手が続出し、対戦カードも大幅に変更し、大会開催が直前まで危ぶまれました。
厳戒態勢で業界初とも言える程の最大限の感染予防スクリーニングを行いながら大会は無事に終了致しました。
今大会ではフライ級トーナメントをメインとして、トーナメント一回戦をWメインイベントとして行い、コロナウィルスが原因で来れなくなったお客さんの為、急遽You Tubeで初のLIVE配信も行いました」
と、厳戒態勢での興行となった。
プロレス、格闘技、ライブやイベントなどの相次ぐ中止で、経済の停滞による恐慌への懸念が現実味を帯びる中、札幌で徹底した衛生管理と換気など、最新の注意を払った運営によって興行を行った勇気と実行力は、流石、山本喧一と唸らされる。
単なる一興行ではなく、プロレス、格闘技関係者には暗闇に一筋の光明となった事は無論、全国、否、世界に対して、ウイルスとかく闘うべし、という姿勢を示した、意義ある大会だったと言えるだろう。
「次回は2020年5月9日（土）PFC.24を同じく琴似コンカリーニョで行う予定です。メインはフライ級トーナメント決勝戦と成ります。その他のカードも年末に相応しい凄くて面白いカードを組んで参ります。
PFC実行委員会 山本 喧一」
今回ほど、スタッフやホール、関係者の皆さんに、ご不便と、ご苦労と、心労をお掛けした大会は無かったかも知れません。スタッフ、選手一丸となって無事にプロイベントとしての重要な大会に穴を開けずにやりきる事が出来ました。感謝 https://t.co/eka1EUfD18
— 山本 喧一｜PFC MMA 代表 (@yamaken_yade) March 9, 2020
フライ級トーナメント決勝進出のザ・タイガー石井（右）と、田中智也（左）
■ PFC.23 / STONES.4
日時:3月8日（日） 開始14:00
会場:札幌・コンカリーニョ
■ PFC.23
＜WメインイベントⅡ MMAルール フライ級トーナメント一回戦第2試合 フライ級5分2R延長1R＞
〇ザ・タイガー石井（とらの子レスリングクラブ）
2R 3:18 TKO 腕ひしぎ十字固め ※タオル投入
●亀松寛都（POD）※デビュー戦
＜WメインイベントⅠ MMAルール フライ級トーナメント一回戦第1試合 フライ級5分2R延長1R＞
●ソン・センジュ（ジャクソン道場）4位
1R 1:50 三角絞め
〇田中 智也（fit）
＜第4試合 MMAルール バンタム級5分2R延長1R＞
●ジミー西（髑髏會）2位
2R 判定1-2
〇上荷大夢（IXSIM）
＜第3試合 MMAルール フェザー級5分2R延長1R＞
須藤秀斗（棚田道場）5位
試合中止
DAIKI（POD）
※須藤秀斗、微熱の為。
（今大会は全選手関係者、全来場者の感染予防スクリーニングを実施）。
＜第2試合 MMAルール ヘビー級5分2R延長1R＞
●金田一利明（POD）
1R 0:50 V1アームロック
〇藤原 レジナルド（高本道場）※デビュー戦
＜第1試合 OFC KICKルール バンタム級3分2R延長1R＞
△凌平（K’s lab）
3R 判定1-0 ドロー
△武田 勇輝（禅道会）※デビュー戦
■ STONES.4
＜メインイベント MMA Aクラス ミドル級5分2R＞
〇ハント高島（Team ff）
1R 4:50 TKO（パウンドアウト）
●マサキ（コンバット）
＜セミファイナル Bルール ロイヤルランブル15分1本勝負＞
〇吉田考志
●ねぶたマシーン
●金田一利明
●ケンドーヨシン
●マサプレミアム
●レッドドラゴン
●世界の吉川
●ザ・クロー
13:53 吉田考志⇒ケンドーヨシン 手羽ロック
＜第4試合 MMA Bクラス フェザー級3分2R＞
△山本 孝典（POD)
フルタイム ドロー
△石塚 亘（棚田道場）
＜第3試合 MMA Bクラス フェザー級3分2R＞
△水上貴史（ギムナシオン）
フルタイム ドロー
△アンディ（Team ff）
＜第2試合 MMA Bクラス 80kgキャッチウェイト3分2R＞
●NAKAMU（アルバトロス）
1R 0:21 TKO（パウンドアウト）
〇寺内一樹（POD）
＜第1試合 MMA Bクラス ライト級3分2R＞
△安田 龍星（POD）
フルタイム ドロー
△けんたろー（アルバトロス）
会場住所:札幌市西区八軒1条西1丁目 ザ・タワープレイス1F（JR琴似駅直結）
HP http://www.concarino.or.jp/
［協力］Fighting NEXUS
［収容人数］500人
［主催］PFC実行委員会
［チケット料金］ ・VIP12,000円(最前列) ・SRS8,000円(2列目) ・RS6,000円(3列目) ・自由席5,000円(4列目以降)
［協賛］
・福ちゃん本舗 ・Club ALES ・Club LUSIA ・Bar favori ・エーライツ ・キッチンバロン ・ビーレジェンドプロティン ・有限会社大沢テクノ工業 ・金澤重機 ・CLUB EXCELLENT ・CLUB Tonight ・らーめん音むら ・大衆酒場 百萬馬力 ・中華料理 暖龍 ・BAR ヴェッキオ ・内外塗工(株) ・高橋さん ・You Tube藤田伸二兄貴とイサオ一同
【撒いたポスター数】
300枚