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　2月28日（現地時間）にメキシコシティ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
　今大会のメインでは、トルネオ・ナシオナル・インクレイブレス・パレハスの決勝戦が行われた。これは特殊なタッグイベントで、通常と違いテクニコとルード、それも抗争中など仲の悪いもの同士でタッグを組ませて競わせるというもの。つまり、対戦相手よりも、仲間割れをしない方が勝利に近付くという通常とは一味違うイベントとなっている。今回は決勝戦ということでＡブロック優勝のカリスティコ、フォラステロとＢブロック優勝のボラドールJr.、バルバロ・カベルナリオが決勝で戦った。四人ともCMLLのトップ選手だが、個々の実力よりも、いかに仲間割れしないで試合を進めるかがカギとなる。しかし、勝敗を左右したのは、仲間割れではなかった。試合中にカベルナリオと究極の決着戦、カベジェラ戦（敗者髪切りマッチ）を行うエル・フェリーノが現れたのだった。これにカベルナリオとボラドールJr.が気を取られ、フェリーノと激しく舌戦。その隙にカリスティコのラ・ミスティカが炸裂し、フォラステロもフォールを奪って、カリスティコ、フォラステロが優勝となった。試合後も激しく舌戦を繰り広げるカベルナリオとフェリーノ。優勝はカリスティコ組なのだが、優勝セレモニーそっちのけで、カベジェラ戦に向けて挑発合戦となるカベルナリオとフェリーノだけが印象に残る結末となった。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2020年2月28日（現地時間）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

＜トルネオ・ナシオナル・インクレイブレス・パレハス決勝＞
○カリスティコ、フォラステロ（Ａブロック優勝チーム）
　2-0
●ボラドールJr.、バルバロ・カベルナリオ（Ｂブロック優勝チーム）

＜6人タッグマッチ＞
○ネグロ・カサス、エル・テリブレ、エル・フェリーノ
　2-1
●アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ディアマンテ・アスール

＜ナショナルタッグ王座決定戦準決勝＞
○テンプラリオ、イホ・デル・ビジャノ3号
　ピンフォール
●ティタン、ソベラノJr.