PCO(ピエール・カール・オーレット)が王座防衛!ROH Bound By Honor



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 2月28日(現地時間)にテネシー州ナッシュビルで『ROH Bound By Honor』が開催された。
 今大会のメインはなんと50代にして世界王座を奪ったPCO(ピエール・カール・オーレット)がROH TV王者であるドラゴン・リーの挑戦を受けた。PCOはなんと51歳という超ベテラン。全盛期は90年代でWWF(現WWE)でザ・ケベッカーズとしてWWF世界タッグ王座にも君臨していた。その後、ECW、WCW、TNA(現インパクト・レスリング)、全日本プロレスなどを転戦し、現在はROHに定住しているものの、全盛期は90年代である。それが2019になって狂い咲き。ルーシュからROH世界王座を奪うという快挙を成し遂げたのだった。そして今回は前王者ルーシュの弟であるリーの挑戦を受けたのだが、若手バリバリのリーを相手にPCOは、必殺のPCOサルトを決めて勝利。ルーシュ兄弟を揃って仕留め、短期王者と思われたが、まだまだPCO政権が続きそうだ。そして試合後には、テレビ実況解説をしていた現NWA世界ヘビー級王者であるニック・オールディス(マグナス)がリングに上がってPCOを挑発。ROH王者とNWA王者が王座統一戦を行う可能性が出てきた。今後のROHマットから目が離せないだろう。

■ ROH Bound By Honor
日時:2020年2月28日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル

<ROH世界王座タイトルマッチ>
○PCO(王者)
 ピンフォール
●ドラゴン・リー(挑戦者)

<タッグマッチ>
○ブリスコ・ブラザーズ
 ピンフォール
●ジェフ・コブ&ダン・マフ

<シングルマッチ>
○アレックス・シェリー
 ピンフォール
●レイ・ホルス

<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル、ジョナサン・グレシャム(王者)
 ピンフォール
●サイラス・ヤング、ジョシュ・ウッズ(挑戦者)

<タッグマッチ>
○フリップ・ゴードン、ブロディ・キング
 反則
●ルーシュ、ケニー・キング