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2月21日(現地時間)にロシア連邦クラスノダールで『ACA 104』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会のメインはヘビー級王座戦で、WFCAヘビー級王者で実力者トニー・ジョンソンJr.とのACA王座決定戦に勝利した現王者エウゲニ・ゴンチャロフが、ACBヘビー級王者であるムハマド・ヴァカエフを相手に王座防衛戦行われた。まさWFCAとACBの王座統一戦ということになる。ヴァカエフも現在、PFLで活躍しているデニス・ゴルツォフに勝利してヘビー級王者になった実力者であるが、現在九連勝中のゴンチャロフの方が下馬評は上だ。 試合はテイクダウン狙いのヴァカエフに対し、王者ゴンチャロフはスタンドで試合を有利に進める。2ラウンドまではゴンチャロフがスタンドでやや押す展開となっていたが、3ラウンドにヴァカエフが逆襲、テイクダウンを奪ってバックマウントから殴り続ける。後頭部に打撃が入り(反則)、一度、レフェリーが注意するも、その後も再びテイクダウンに成功して殴り続けるヴァカエフ。最後は立ち上がろうとするゴンチャロフをチョークで仕留めて一本勝ち。ヴァカエフが下馬評を覆して新王者に輝いた。
またセミファイナルではフライ級王座戦が組まれ、王者ローマン・ボガトフがアズマット・カレフォフの挑戦を受けた。共に無敗でありボガトフが八連勝なら、カレフォフはなんと十二連勝中であり、試合はカレフォフが判定勝ちで新王者に輝いた。
■ ACA 104
日時:2020年12月14日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクトペテルブルグ
<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムハマド・ヴァカエフ(ロシア/挑戦者)
3R チョーク
●エウゲニ・ゴンチャロフ(ロシア/王者)
<フライ級王座タイトルマッチ>
○アズマット・カレフォフ(ロシア/挑戦者)
判定
●ローマン・ボガトフ(ロシア/王者)
<ウェルター級>
○アリ・バゴフ(ロシア)
判定
●アダム・タウンセント(米国)
<バンタム級>
○アブドゥル・ラクマン・ドゥダエフ(ロシア)
判定
●イスラム・ミシャエフ(ロシア)
<ミドル級>
○アーテム・フロノフ(ロシア)
TKO
●ブルーノ・サントス(ブラジル)
🏆 Mukhomad Vakhaev became a new heavyweight champion of ACA league. #ACA104 pic.twitter.com/N37XbuOSwy
— ACAMMA (@ACA_League) February 21, 2020
🔥 The best moments from ACA 104❗️ pic.twitter.com/4x1wmOGujN
— ACAMMA (@ACA_League) February 22, 2020