[ファイトクラブ]新日金曜8時とMSG単独-WWEネットワーク方向転換か!?-メディア考

[週刊ファイト2月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼新日金曜8時とMSG単独-WWEネットワーク方向転換か!?-メディア考
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・NHK-BSハロルド・メイ社長 春からBS朝日「金曜8時」放送開始
・8・22単独MSG二度目のWrestling DynastyだがボストンNXTと同日
・UFCストリーミングPPV100万件突破とアカデミー賞歴史転換の世相
・2019年のWWE総売上$930,160,000もWWEネットワーク件数は・・・
・G小鹿報道ステーション最高齢プロレスラー77歳リングが男の主戦場
・スターダム花月の引退と水曜生TV戦争シュート・インタビュー対比考


―― 今週を振り返るなら、2月8日土曜にNHK-BSのザ・ヒューマンで「プロレス、新時代へのゴング ハロルド・メイ」が放送されて、10日月曜にはBS朝日の「金曜8時」にワープロの1時間番組が春から放送される発表がありました。

オフレコ メイ社長の紹介は面白かったし「金曜8時」は大変結構なこと。誉めるところは大いに誉めないといけない。だいたい、「金8テレビ放送復活」の駅スタンド見出しというか、あの土曜深夜の30分番組はなかったことになっている扱いとも解釈されかねない。まぁ実際、新日中継が続いてることすら知らない昔のプロレス同好会仲間もいるくらいであって・・・。

―― 深夜2時だと、子供のいる家庭では無理でしょう。まぁ録画にして翌日見ることは可能なんですが、そこまでするかとなると、知っていても「もうイイや」と見放された「金曜8時」を知っている世代が大半かと。

オフレコ しかもあのダイジェスト編集では、試合内容がなんもわからない。切り方も素人が担当しているかのような酷いもので、30分番組という枠ありきなら、むしろ「今週の新日ニュースおさらい」みたいな、司会者があれこれに触れる番組構成にすべきと本誌はずっと活字に残してきたんやけど・・・

―― FANTASTICA MANIAはなかったことにとか、無理にカットだらけの試合を流すと、団体のシリーズの流れとかもわかりません。

オフレコ 一応は試合中継というなら、やはり最低1時間枠でないと・・・。中途半端になってしまい999円ワールドで見ている者にしたら、二度目に復習しようにも不満しか残らなかった。

―― ただ、「金曜8時」といっても、米国と違って地上波が未だ圧倒的な日本だと、BS朝日というチャンネル自体が馴染みがないままとか、そもそも数年でファンを卒業させてしまう国内のプロレス教育とマスコミ姿勢の問題があって、今の会場に来ている現役ファンは「金曜8時」なんか知らない世代という冷静な分析もあります。

オフレコ 小林克也の『ベストヒットUSA』が今でも続いていてBS朝日なんで、「金曜8時」がリアルタイムだった世代が少しは戻ってくるという期待はあるのかも。もっとも、THE WHO特集と番組表にある回は見るけど、その今のチャート20位までというのがヒップポップばかりで「こんなの知らない」となるから、結局興味持たれるのはノスタルジアだけ。猪木がゲストとかの回やるならともかく、「名前は聞いたことある内藤哲也って、こういう奴なのかぁ」で終わるかも。

―― 当日の26時から27時30分までの枠で90分間、まぁ二アライブと呼ぶんでしょうが、イッテンヨンで1.6%、イッテンゴで1.1%ですからねぇ。その番組構成も、東京ドームに行った我々からしたら「なんじゃこれ?」の編集構成でした。

オフレコ 「金曜8時」視聴率は無理やろう。ただ、朗報には違いない。評価すべき点は誉めないといけない。NHK-BSのハロルド・メイ社長、好感も持てた。イッテンゴが3万人集客達成というのは「やらせ演出」だったけど(笑)。

―― そもそも1時間番組はずっと制作されていて、それが米国アクセスTVとかに英語版で流れていたんですが、皮肉にもそっちが切られて、元のオリジナル版が「金曜8時」という経緯です。

8・22単独MSG二度目のWrestling DynastyだがボストンNXTと同日

’19年04月18-25日合併号レッスルマニア NXT殿堂ROH新日MSG AEW QUINTET 藤波辰爾

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン