それにしてもなんであんなに試合前からお客さんが出来上がっているのか、不思議なくらいの大盛り上がりであった。月曜の夜だというのに、ギッシリ後楽園ホールが埋まっている。そのツアー中は、定番カードでいいというやり方で、変に違う顔合わせにせず、シングル対決こそ前日だったが、ここでも6人タッグながら小島聡とウルティモ・ゲレーロがやり合うのである。それはまるで吉本新喜劇が、一週間同じ演目なんだけど、どんどんこなれていって、最終日にテレビカメラが入ってというのと似ている。お互いのやり方がわかり、純度も精度も高みに到達するのである。
トリはカリスティコ(初代ミスティコ、WWE初代シン・カラ)が、バルバロ・カベルナを下してNWA王座防衛のフィナーレに。全選手が記念撮影に望み、絵にかいたような大団円であった。それにしても木、金、日、月と4回の後楽園ホール大会を埋めたのだ。これはもの凄いことであり、新日本プロレスとのパートナーシップとはいえ、海外の団体が連戦で後楽園を埋めることすら至難の業なのに、CMLLにとってはもはや歴史的快挙と評さざるを得ない。
■ NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020
日時:1月20日
会場:後楽園ホール 観衆1,593人(札止め=主催者発表)
<第7試合 60分1本勝負 NWA世界ヒストリックミドル級選手権試合>
[王者]○カリスティコ
16分06秒 ラ・ミスティカ
[挑戦者]●バルバロ・カベルナリオ
※カリスティコが防衛に成功
<第6試合 60分1本勝負 ナショナル6人タッグ選手権試合>
[挑戦者]ティタン ニエブラ・ロハ ●アンヘル・デ・オロ
14分30秒 カタプルタ・ディナミータ⇒片エビ固め
[王者]○フォラステロ クアトレロ サンソン
※チャンピオンチームが防衛に成功
<第5試合 30分1本勝負>
●ストゥーカJr. ソベラーノJr. 小島 聡
10分48秒 ラ・カシータ
OKUMURA ○ネグロ・カサス ウルティモ・ゲレーロ
<第4試合 20分1本勝負>
●上村 優也 棚橋 弘至 ドゥルセ・ガルデニア
11分30秒 パンピングボンバー⇒体固め
BUSHI ○鷹木 信悟 “キング・オブ・ダークネス”EVIL
<第3試合 20分1本勝負>
ゲレーロ・マヤ・ジュニア アウダス ○フライヤー
8分02秒 スワンダイブ式ギロチンドロップ⇒片エビ固め
ナマハゲ ●ルシフェルノ エウフォリア
<第2試合 20分1本勝負>
○タイガーマスク
6分54秒 タイガースープレックスホールド
●タイガー
<第1試合 20分1本勝負>
田口 隆祐 ○フエゴ
7分12秒 パランカ・アブラソ
●DOUKI 金丸 義信
棚橋が記念撮影をせがまれるNo.1でした。
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