隣の東京ドームでは新日本プロレスが2連戦を行ったが、ノアが同じ日程での後楽園ホール2連戦を4&5日に行った。
5日はシークレットマッチとして、入場曲が鳴るまでカードがわからない大会として行われた。メインは潮崎豪&中嶋勝彦組に丸藤正道&望月成晃が挑むGHCタッグ選手権試合。チームとしての絆とプロレス愛で結び付いた潮崎&中嶋は、スピードも威力もある技で挑戦者組に主導権を渡さない。潮崎の逆水平と中嶋の左ミドルによるサンドイッチなど連系も冴える。盤石と思えた王者組は、中嶋が望月を追い込んだところで、潮崎が丸藤をリングサイドに追いやる。潮崎は背中越しにカウント3を聞き、勝利確信で振り返ると、なんとフォール勝ちしたのは中嶋ではなく望月。首固めによる逆転劇にあっけにとられた。
ベテラン勢による引き出しが奏功し、観客は大爆発。潮崎豪、杉浦貴、小川良成に続いて丸藤も・・・ノア往年メンバーが20周年イヤーに王者陣を形成してきた。2019年から「新しい景色」が叫ばれるノアマットだが、世代としては上世代が戻しにかかったかのようだ。ただ、丸藤と望月はバックステージで団体越境型ユニット結成の方向でまとまった。アフター2連戦での世代闘争、団体間抗争の拡大に注目が集まる。
■ ノア 後楽園ホール Day2 REBOOT
日時:01月05日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1528人(超満員札止め=主催者発表)
<第1試合>
〇モハメド ヨネ
6分23秒 キン肉バスター⇒片エビ固め
●クワイエット・ストーム
<第2試合>
大原はじめ
●岡田欣也
3分56秒 超舞踏⇒片エビ固め
覇王
〇仁王
<第3試合>
〇マイケル・エルガン
0分8秒 ラリアット⇒片エビ固め
●井上雅央
<第4試合>
谷口周平
田中稔
●熊野準
8分53秒 ダブルアームスープレックス⇒片エビ固め
杉浦貴
桜庭和志
〇鈴木秀樹
<第5試合>
〇拳王
マサ北宮
稲村愛輝
8分51秒 P.F.S⇒片エビ固め
越中詩郎
●齋藤彰俊
AKIRA
<第6試合>
〇清宮海斗
8分26秒 タイガースープレックス⇒エビ固め
●イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
<第7試合>
〇武藤敬司
原田大輔
タダスケ
HAYATA
YO-HEY
18分18秒 シャイニングウイザード→⇒体固め
ダグ・ウィリアムス
小川良成
●鈴木鼓太郎
小峠篤司
クリス・リッジウェイ
<第8試合 GHCタッグ選手権試合>
[第51代王者組]
潮崎豪
●中嶋勝彦
24分58秒 首固め
丸藤正道
〇望月成晃
[挑戦者]
※丸藤&望月が第52代王者組となる。