ドーム初のデハポン大合唱に王手! IWGPヘビー級を防衛したオカダに対峙した内藤「東京ドームのメインに戻ってきたぜ」

 4日、新日本プロレス“ダブルドーム”初日大会が行われ、発表数字で8年ぶりとなる4万人超の観衆で沸いた。

 メインは真夏の祭典G1を制した飯伏幸太がIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに挑む。初のドームメインで燃える飯伏は、これまでの全ての技を総動員するような闘いぶり。攻撃を食らっても立ち向かっていく“無敵モード”へのスイッチが入ると、G1でのオカダ戦勝利パターンである2発目のカミゴェを発射した。ところが同じ手を食らうオカダではない。ドンピシャのタイミングでドロップキックを飯伏に見舞う要領でカミゴェ返し。勝機をモノにできなかった飯伏は、終盤のレインメーカー地獄に沈んでしまう。IWGPヘビー級王座をオカダが防衛した。


 すかさず内藤哲也がリングに入ってくる。セミファイナルでジェイ・ホワイトを下してIWGPインターコンチネンタル王座を奪還したばかり。5日・ドーム大会メインでのオカダとのダブルタイトル戦が決定したことで、「俺はまた東京ドームのメインに戻ってきた。史上初の(2冠という)偉業。東京ドームでの初の(決め台詞であるデハポン)大合唱を明日やってやるぜ」と宣戦布告した。

 ここ数年は“実力のオカダ”と“人気の内藤”という両軸感があるが、2冠奪取となれば、相手をかき消すインパクトでの2020年を歩み始めることになる。オカダ、飯伏、内藤、ジェイ・ホワイトの4人の2冠戦では「オカダvs.内藤」の顔合わせによる2日目がファンから最も期待されていた。整った舞台で最後までベルトを巻き続けるのはオカダか内藤か。ダブルドーム2日目は5日の15時にゴングが鳴る。

 
■新日本プロレス バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム
日時:1月4日(土)17:00
会場:東京ドーム 観衆40,008人(満員=主催者発表)

<ダークマッチ第1試合/スターダム提供試合>
ジュリア
●木村花
  9分04秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
星輝ありさ
〇岩谷麻優

<ダークマッチ第2試合>
アレックス・コグリン
クラーク・コナーズ
カール・フレドリックス
〇トーア・ヘナーレ
  7分36秒 TOAボトム⇒片エビ固め
上村優也
●辻陽太
本間朋晃
真壁刀義

<ダークマッチ第3試合>
●中西学
永田裕志
  5分47秒 ラリアット⇒片エビ固め
〇小島聡
天山広吉

<第1試合/獣神サンダー・ライガー引退試合I>
〇田口隆祐
高岩竜一
大谷晋二郎
佐野直喜
with小林邦昭
  8分52秒 どどん⇒エビ固め
タイガーマスク
ザ・グレート・サスケ
藤波辰爾
●獣神サンダー・ライガー
withエル・サムライ
※特別レフェリー:保永昇男

<第2試合>
エル・デスペラード
タイチ
鈴木みのる
〇ザック・セイバーJr.
  8分39秒 ジム・ブレイクス・アーム・バー
●BUSHI
鷹木信悟
EVIL
SANADA

<第3試合>
●チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
KENTA
  (8分17秒 GTR⇒片エビ固め
YOSHI-HASHI
矢野通
石井智宏
〇後藤洋央紀

<第4試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者/WTL2019優勝]
〇デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
  13分25秒 ACID DROP⇒エビ固め
タンガ・ロア
●タマ・トンガ
[第83代王者]
※タマ&タンガが8度目の防衛に失敗。ジュース&フィンレーが第84代王者組となる

<第5試合/IWGP USヘビー級選手権試合テキサス・デスマッチ>
[挑戦者]
〇ジョン・モクスリー
  14分26秒 10カウントKO
●ランス・アーチャー
[第7代王者]
※アーチャーが2度目の防衛に失敗。モクスリーが第8代王者となる

<第6試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇高橋ヒロム
  24分33秒 TIME BOMBⅡ⇒片エビ固め
●ウィル・オスプレイ
[第85代王者]
※オスプレイが4度目の防衛に失敗。ヒロムが第86代王者となる

<第7試合/IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]
〇内藤哲也
  33分54秒 デスティーノ⇒片エビ固め
●ジェイ・ホワイト
[第23代王者]
※ジェイが2度目の防衛に失敗。内藤が第24代王者となる

<第8試合/IWGPヘビー級選手権試合>
[挑戦者/G1 CLIMAX 29優勝]
●飯伏幸太
  39分16秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ
[第69代王者]
※オカダが5度目の防衛に成功
※1月5日の“ダブル選手権”は“IWGPヘビー級王者”オカダvs.“IC王者”内藤に決定

<詳細レポートは2020年1月16日号(1月10日発売)に収録となります>