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12月13日(現地時間)にメリーランド州ボルチモアで『ROHファイナルバトル』が開催された。
今大会はROH年末のビッグマッチで三大王座戦が組まれたが、いずれも王座が移動するという大波乱の内容となった。メインでは、ROH世界王座戦で、王者ルーシュに、PCOが挑戦した。CMLL離脱後、北米ではROH、母国メキシコではAAAを主戦場に暴れまわるロス・インゴベルナブレスの制御不能男ルーシュに対し、PCO(ピエール・カール・オーレット)はなんと51歳という超ベテラン。全盛期は90年代でWWF(現WWE)でザ・ケベッカーズとしてWWF世界タッグ王座にも君臨していた。その後、ECW、WCW、TNA(現インパクト・レスリング)、全日本プロレスなどを転戦し、現在はROHに定住しているものの、全盛期は90年代である。そのPCOがなんと、若き王者ルーシュを相手に、得意のテーブルや椅子を使うハードコア戦を仕掛け、最後はテーブルに向かってのPCOサルトを決めて勝利。ベテランPCOが50代でROH最高峰王座を奪ったのだった。
またタッグ王座戦はジェイ・リーサル、ジョナサン・グレシャムが王者ブリスコ兄弟からフォールを奪い、王座奪取。そしてTV王座戦は、ルーシュの弟、ドラゴン・リーが、王者シェイン・テイラーからフォールを奪って王座を奪った。
■ ROHファイナルバトル
日時:2019年12月13日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア
<ROH世界王座タイトルマッチ>
○PCO(挑戦者)
ピンフォール
●ルーシュ(王者)
<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル、ジョナサン・グレシャム(挑戦者)
ピンフォール
●ブリスコ・ブラザーズ(王者)
<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○ドラゴン・リー(挑戦者)
ピンフォール
●シェイン・テイラー(王者)
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