[ファイトクラブ]記者座談会:保坂がステージ4の大腸ガンを告白!レスラーも自らの重病を公表する時代に

2016年、保坂秀樹が袖ケ浦市議選に出馬表明した時の画像

[週刊ファイト12月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 保坂がステージ4の大腸ガンを告白!レスラーも自らの重病を公表する時代に
・現在、病気と闘っている現・元レスラーの現状
・猪木さんにしても愛妻の死をすぐ自身のツイッターで知らせて
・天龍源一郎さんも最近、自身の脳梗塞を公表
・1番驚いたのは保坂秀樹の大腸ガンの告白



 新日エースだった頃のアントニオ猪木が糖尿病の悪化で緊急入院・・・全シリーズ欠場を余儀なくされた時、新日本プロレスは病名を明かさず「内臓疾患」とだけ発表した。イメージダウンになりかねないと考えたためだ。だが、社会の風潮が変わって他のプロスポーツ選手やタレント、アーティストなどが深刻な病でも公表するようになってからはレスラーもファンに知らせている。今号の記者座談会では現在、病気と闘っている現・元レスラーの現状をお伝えする。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A 約20年前、全日本プロレスというか馬場元子氏はジャイアント馬場さんの重い病状(末期の大腸ガン)だけでなく死去したことも隠し通そうとした。有名な話ですが・・・。

B 最愛の夫が亡くなったことを受け入れられなかった元子さんのツライ心境はよく理解できます。訃報が広まって、それを現実として突き付けられることを恐れたんでしょう。

C そのちょっと前には新日本プロレスも西村修がガン(こう丸?)を患っていることを公表しなかったでしょ? でも、2000年代になって社会の風潮が変わって有名人が次々に病名を明かすようになってからはプロレス界も隠さなくなった。医療技術が急激に進歩してガンも初期なら治せるようになったことも1つの要因じゃないかな?

A 実際、公表した北斗晶(乳ガン)や藤原喜明(胃ガン)は病気を克服してバリバリ働いています。

B 2人ともステージ1以上だったと聞いていますが、今では人並み以上の元気さ。同じ病気で滅入っている人たちを勇気づけていますからね。

A レスラーもそういう役割りをどんどん果たしてもらいたい。

B 猪木さんにしても愛妻の死をすぐ自身のツイッターで知らせて、その悲しみを乗り越えてテレビなどの仕事を精力的にこなしている。あの精神力は大したものです。

C 高齢になって妻に先立たれると男はもの凄くこたえるんですよ。そのショックから自分の死を早めるケースも少なくない。猪木さんの周りの人たちもそこを心配してたのですが、マインドコントロールに長けている猪木さんは、もうすっかり元気になっている。

B 大手芸能プロ『ケイダッシュ』の川村龍夫会長が「忙しくしていたほうが健康に良いだろう」ということで猪木さんにテレビとかの仕事を斡旋しているようです。

A ちなみに、川村会長は熱狂的な猪木ファンで、80年代から90年代にかけて『週刊ファイト』の愛読者でもありました。ところで、天龍源一郎さんも最近、自身の脳梗塞を公表してますが。

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