先祖がえり企画!ダウンタウン・ダディ・ブラウンが新王者!Impact Wrestling

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 11月26日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今回の放送では「Throwback Throwdown」という特別企画で、団体の先祖がえり、1980年代のプロレス団体のパロディとなり、団体名もIPWFという架空のプロレス団体で行われた設定。インパクト・レスリングのロースター達は、別の名前、別のキャラクターを演じるというお遊び企画となった。
 メインは国際連邦TV王座と敗者テリトリー追放を賭けた王座戦で、現王者であり悪党王者ジュリアン・カンバーブン(イーサン・ペイジ)に、地元の英雄ダウンタウン・ダディ・ブラウン(ウィリー・マック)が挑戦。しかも王者にはソニー・サンダース(サミ・キャラハン)というテニスラケットを持ったマネージャーがついているという、どこかで見たような濃いキャラクターも出てきた。試合はブラウンが攻勢をかけ、サンダースがラケットを持って介入しようとしても、ブラウンに睨まれて退散するという展開。そんな中、王者が反則のローブロー、シューズに仕込んだ凶器、そしてレフェリーの注意をそらしてマネージャーの介入などで逆襲。そして必殺の足四の字固めでロープ掴みの反則するも、裏返されてしまうというオールドスクールな展開が続く。更にブラウンはダスティ・ローデスのバイオニックエルボー(尻ふりエルボー)で勝利寸前となるが、サンダースが介入。しかし、最後は介入を繰り返すマネージャーのサンダースと王者を同士討ちさせ、丸めこんでブラウンが勝利。ブラウンが見事に新王者に輝き、控え室からロースター全員が祝福にかけつけ、ブラウンの大勝利を祝った。完全にローデスとフレアーの抗争を再現した格好だった。試合以外にもカウボーイ・コルト・マッコイ(エディ・エドワーズ)がインドのガマ・シンに勝利するとソビエト連邦ギミックのセルゲイ、ブルーザー(マイケル・エルガン、マットマン・フルトン)が乗り込んできて、マッコイを叩きのめしてソ連の国旗をかぶせるという現在ではあり得ないギミックも行って楽しませた。更に怪物レスラーが自分をボディスラムで投げたら賞金を与えるという、カーニバルレスリング(ATショー)的な、プロレスはもともと見世物小屋だった名残の企画も行われた。300Kマンというマネージャーが連れてきたコンゴ・コングという怪物レスラーが自分を投げてみろというとアピール。まずミスター・アトランティスが挑戦するも失敗。そこにマッスル・マクギー(ブライアン・ケイジ)がカナダ代表という事で乗り込んできて、見事にボディースラムで投げたのだった。カナダの英雄が大活躍に会場も盛り上がった。

■ Impact Wrestling Throwback Throwdown
日時:2019年11月26日(現地時間・放送日)
場所:カナダ・オンタリオ州トロント

<国際連邦TV王座タイトル、敗者テリトリー追放マッチ>
○ダウンタウン・ダディ・ブラウン(ウィリー・マック)(挑戦者)
 ピンフォール
●ジュリアン・カンバーブン(イーサン・ペイジ)(王者)

<目隠しマッチ>
○カウボーイ・コルト・マッコイ(エディ・エドワーズ)
 ピンフォール
●ガマ・シン

<ボディスラムチャレンジ>
○マッスル・マクギー(ブライアン・ケイジ)
 ボディースラム
●コンゴ・コング

<シングルマッチ>
○DJ2ラージ(ムース)
 ピンフォール
●キャプテン・ジョイスティック(ジョニー・ライアン)

<6人タッグマッチ>
○ザ・ラフ・ライダーズ(テッサ・ブランチャード、グレース、ハボック)
 ピンフォール
●ビル・ディン(トレイ)、ジム・ナジウム(デズ)、ティム・バー(アレクサンダー)

<シングルマッチ>
○ジャジー・フィットボディ(マディソン・レイン)
 ピンフォール
●アグネス・ビアハート(アリッサ・エドワーズ)

<シングルマッチ>
○ジョニー・スウィンガー
 ピンフォール
●バック・ガンダーソン

<タッグマッチ>
○エクセシブフォース(ディーロ・ブラウン、ファラー・バー)
 ピンフォール
●ザ・ハード・ワーカーズ(ディーナーズ)

<シングルマッチ>
○ラピッド・デリバリー・ピート(リッチ・スワン)
 ピンフォール
●リップ・レイザー(エース・オースティン)