高橋ヒロム復帰でドーム王座戦、ジェリコが棚橋に1・5ドーム対決要求、2冠戦開催はファン投票で決着へ 新日本11・3大阪

 新日本プロレスが年内最後の大阪ビッグマッチを3日に開催した。

 ドーム大会でのIWGP戦線を決着させるのが“秋の両国”なら、インターコンチ戦線は“秋の大阪”で決着となる。メインで王者ジェイ・ホワイトがセコンドの力とブーイングを得ながら後藤洋央紀の挑戦を退けた。当然のように内藤哲也がドームでのインターコンチ挑戦を表明すべくリングイン。すると、インターコンチ含む2冠奪取を目論む次期IWGP挑戦者・飯伏幸太も姿を現す。マイクを取った飯伏は、IWGP王者であるオカダ・カズチカを呼び込んだ。

 オカダ自身はダブルタイトルには反対の立場だったものの、役者がそろった状況と観客席の2冠戦歓迎ムードを受けて「投票で決めちゃいましょうか」と表明する。ドーム2日目のIWGP戦が“インターコンチとのダブルタイトル戦”となるかどうかは、ファン投票を受けて決定となりそうだ。

 さながらドーム予告編となった大阪大会。最強の証であるIWGP王座と、最高の証であるインターコンチ。これまで同時戴冠するレスラーは現れていないが、封印は解かれるのか。賛否を問いながらファンをざわつかせ、チケット販売にドライブをかけていく新日本。前代未聞の年始ドームプロレス2連戦のベールは、大阪大会明けに外されていくことになりそうだ。

 第4試合後には、クリス・ジェリコがビジョンに。「1月5日東京ドーム、ペインメーカーvs.エース、最高の一戦になるぞ。オマエの引退試合だ、タナ」と棚橋弘至に宣戦布告してみせた。セミファイナルの試合後には、首の負傷で2018年7月以来欠場となっている高橋ヒロムが電撃登場となる。ジュニア王座を防衛したばかりのオスプレイに「アイ、チャレンジ、ユー! アット、レッスルキングダム!」とマイク。復帰してのドーム王座戦を宣言している。

 
■ 新日本プロレス POWER STRUGGLE?SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019?
日時:11月3日(日)15:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場 観衆5,558人(札止め=主催者発表)

<第1試合>
クラーク・コナーズ
〇TJP
ティタン
ボラドールJr.
  5分43秒 デトネーションキック⇒片エビ固め
●上村優也
田口隆祐
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー

<第2試合>
〇エル・ファンタズモ
石森太二
  8分42秒 CRⅡ⇒片エビ固め
ロビー・イーグルス
●ロッキー・ロメロ

<第3試合>
ランス・アーチャー
●ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
  9分07秒 回転エビ固め
鷹木信悟
〇SANADA
EVIL

<第4試合>
〇棚橋弘至
飯伏幸太
  10分51秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
●YOSHI-HASHI
オカダ・カズチカ

<ビジョン>
クリス・ジェリコ「1月5日東京ドーム、オマエの引退試合だ」棚橋へビデオメッセージ!

<第5試合>
●タイチ
  12分56秒 デスティーノ⇒エビ固め
〇内藤哲也

<第6試合 「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」優勝決定戦>
[リーグ戦2位チーム]
YOH
〇SHO
  14分13秒 3K⇒片エビ固め
金丸義信
●エル・デスペラード
[リーグ戦1位チーム]
※SHO&YOHが「SUPER Jr. TAG LEAGUE」3連覇

<第7試合 NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
●石井智宏
  20分12秒 go 2 sleep⇒片エビ固め
〇KENTA
[第27代王者]
※KENTAが2度目の防衛に成功

<第8試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●BUSHI
  16分20秒  ストームブレイカー⇒片エビ固め
〇ウィル・オスプレイ
[第85代王者]
※オスプレイが3度目の防衛に成功

<高橋ヒロムが入場>
高橋ヒロムがIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦表明!

<第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[挑戦者]
●後藤洋央紀
  27分40秒 ブレードランナー⇒体固め
〇ジェイ・ホワイト
[第23代王者]
※ジェイが初防衛に成功