reDRagon-タイム・スプリッターズ熱闘、Aコール王座奪取成らず~12・7ROH FINAL BATTLE 2014

 現地時間12月7日ニューヨークはマンハッタン、Terminal FiveでROHの最終興行にして、年間最大イベントである『FINAL BATTLE 2014』が開催。メインではROH世界王者ジェイ・ブリスコが、『Survival of the Fittest』優勝のアダム・コールを退け王座を防衛。
 また、両軍ともに新日本プロレスのレギュラーとなったreDRagon(ボビー・フィッシュ & カイル・オライリー)と、タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー & KUSHIDA)のROH世界タッグ王座戦は、王者組の防衛に終わっている。

 1年以上も抗争を続けたブリスコとコールの一騎打ちは凄まじいハードコアマッチとなった。ROHで長期抗争を続けている両者が最終決着戦として行なうFIGHT WITHOUT HONOR戦(凶器、場外なんでもあり)で雌雄を決する事になった両雄。試合は最初から場外、そしてテーブル、椅子、竹刀と凶器も入り乱れた壮絶なものとなった。特にコールはターンバックルに叩きつけられ流血。ドクターがストップさせようとするも、ブリスコがドクターやセキュリティーを弾き飛ばし、更にコールを攻撃。コールも必殺技のフロリダ・キー、パナマ・サンライズを繰り出すも、最後はブリスコが、ベルトの上にコールをジェイ・ドリラーを決めてコールを沈めた。これでブリスコが見事に王座防衛を果たし2015年も王者として君臨する事になった。

 セミファイナルで行なわれたreDRagonとタイム・スプリッターズのROH世界タッグ王座戦も好勝負となった。reDRagonのチェイシング・ザ・ドラゴンを食らったKUSHIDAはなんとかカウント2で返したものの、最後はオライリーの腕十字が決まり無念のタップアウト。reDRagonが見事に王座防衛を果たした。

 ROH世界TV王座戦は王者ジェイ・リーサルが、マット・サイダルの挑戦を退け防衛。最後はリーサル・インジェクションで仕留めた。

 また、王座を失ってから奇行が目立つマイケル・エルガンが、遂に復帰戦。トマソ・チャンパがレフェリーに誤爆し動揺している(チャンパはセキュリティーやリングアナに暴行を働いた前科があり、今後、レスラー以外に暴行を働けば追放処分になるというアングルになっている)隙にダブルアームDDTで仕留め、エルガンが復帰戦をフォール勝ちで勝利した。

■ ROH FINAL BATTLE 2014
日時:12月7日
会場:ニューヨーク市、Terminal Five

141207ROH9A_0078141207ROH9B_0085141207ROH9C_0088<第9試合 ROH世界王座戦 FIGHT WITHOUT HONOR>
○(王者)ジェイ・ブリスコ 
 ジェイ・ドリラー(パイルドライバー)⇒ピンフォール
●アダム・コール

141207ROH8A141207ROH8B<第8試合 ROH世界タッグ王座戦>
(王者)reDRagon(ボビー・フィッシュ & ○カイル・オライリー)
 アームバー
タイム・スプリッターズ(アレックス・シェリー & ●KUSHIDA)

<第7試合 ROH世界TV王座戦>
○(王者)ジェイ・リーサル(w/ トゥルース・マルティニ、J・ディーゼル)
 リーサル・インジェクション
●マット・サイダル

<第6試合 シングルマッチ>
○ムース(w/ ストークリー・ハサウェイ、プリンス・ナナ)
 シャープシューター⇒スピアー
●RDエヴァンス(w/ ヴェーダ・スコット)

<第5試合 6-MAN TAG TEAM MATCH>
●セドリック・アレキサンダー & The Addiction(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン)
 450スプラッシュ
○A.C.H. & ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン)

<第4試合 シングルマッチ>
○マイケル・エルガン
 ダブルアームDDT
●トマソ・チャンパ

<第3試合 Grudge Match>
●アダム・ペイジ(w/ ジミー・ジェイコブス、BJウィットマー)
 失神⇒レフェリーストップ
○Mr. ROH ロドリック・ストロング

<第2試合 Four Corner Survival>
○ハンソン
 スピンキック
●カプリス・コールマン
※ほかにジミー・ジェイコブス、マーク・ブリスコ

<lifetime acheivment賞授賞式>
ROHを救った恩人カール・シルケン プレゼンター:ナイジェル・マクギネス

<Dark match第1試合 タッグマッチ>
○ブルータル・バーガーズ(ボブ・エバンス & チーズバーガー)
 ピンフォール
●BJウィットマー、マイキー・ウェヴ

photo by Scott Finkelstein
現地取材による大会の全容と詳細は、マット界舞台裏12月18日東京ドーム榊原信行Kパテラ貴闘力Pan最強WAVE仙台BJW愚連隊ROHに掲載されました。

【ニューヨーク/ニュージャージー現地取材ROH】
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左よりノアにも来日したROH現場監督兼プロレス学校校長デリリアス、2011年5月21日にROH買収を発表したSinclair Broadcast Group, Inc. から派遣されたジョー・コフCOO、新日本プロレス会長菅林直樹、北米渉外担当タイガー服部

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