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11月1日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
今大会は、「ディア・デ・ムエルト」と銘打った死者の日(ラテンアメリカ諸国における祝日の一つ。特にメキシコにおいて盛大な祝祭が行われる。アメリカやカナダ等に在住する同地域出身者の間でも同様の習慣が継続されている。メキシコでは全土で行われ、特にパツクアロ湖に浮かぶハニッツィオ島とオアハカがよく知られる)記念大会として行われた。ルチャドール達も死者のコスプレをして登場するお祭り大会である。この大会では敗者は死者の国の使者に捕まって連れていかれてしまうという凝ったものになっている。 メインで行われたのはCMLLタッグ王座戦で、王者ロス・ゲレーロス・ラグネロスに対するのは新旧ミスティコが組んだ、カリスティコ、ミスティコのタッグチーム。個々の格からいえば、新旧ミスティココンビが絶対的に上ではあるが、タッグマッチ故、コンビネーションでは上回る王者ゲレーロスが格の差をどう返せるか、という感じだ。試合は、まず新旧ミスティココンビが大暴れ、得意の空中戦で一本先取。更に新旧ミスティコは、入場ゲート最上段からのダイブも敢行し、盛り上げるが、ゲレーロズも負けておらず、複合ジャベを極めて二本目を取り返した。そして運命の三本目、意地がぶつかり合い、なかなか勝負がつかなかったが最後は、新旧ミスティコのラ・ミスティカ共演で遂に決着。新旧ミスティココンビが勝利して遂に王座をテクニコが取り戻した。会場は人気者の勝利に大声援を送っていた。
セミファイナルではアンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ストゥーカJr.のテクニコ軍がメフィスト、バルバロ・カベルナリオ、ウルティモ・ゲレーロのルード軍と対戦。まさにテクニコ対ルードという典型的なカードとなったが、こちらは試合開始早々、襲い掛かったルード軍の連携が冴えわたり、ルード軍が勝利。死者のコスプレをしたルード軍の勢いが勝ったという形になった。
また死者の日王座の防衛戦も行われ、王者サンソンがスタルJr.の挑戦を受けたが、返り打ちにしてサンソンが防衛。れで三年連続で死者の日王座を守り抜き、死者の王にふさわしい実績となった。
■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2019年11月1日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ
<CMLLタッグ王座タイトルマッチ>
○カリスティコ、ミスティコ(挑戦者)
2-1
●エウフォリア、グラン・ゲレーロ(王者)
<6人タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ、メフィスト、バルバロ・カベルナリオ
2-0
●アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、ストゥーカJr.
<死者の日王座タイトルマッチ>
○サンソン(王者)
2-1
●スタルJr.(挑戦者)