髪切りの恥辱にまみれるのは安里紗か奈七永か?SEAdLINNNG 11・2かわさき決戦まもなくゴング!!

 11月30日(水)18:30分より都内・ニコプロスタジオにてSEAdLINNNGが記者会見を開き、11・2カルッツかわさき大会で行なわれるBEYOND THE SEAシングル&タッグ選手権試合の調印式を実施。決戦を3日後に控えた6人の選手が意気込みを語った。

<SEAdLINNNG BEYOND THE SEAシングル選手権試合~敗者髪切りマッチ~・時間無制限1本勝負>
[王者]
中島安里紗
 vs.
高橋奈七永
[挑戦者]

奈七永
「こんばんパッショーン! シードリング初のカルッツかわさき大会が近づいて来ています。シードリング単体での主催になるのが初めてなのでドキドキしてる部分もありますし、ワクワクしてる部分もたくさんあります! 
 皆さんにぜひ川崎に足を運んで頂けたら嬉しく思います。そして、いよいよ今サインも済んで“挑戦者・高橋奈七永”って言われた時に“来たな!”っていう思いが強くなりました。中島はシードリングに入って3年目? 
 まぁ、やっとですね。やっとベルトを巻いて、今チャンピオンでいるってことに関して…結果を出しているということに関しては、まぁ認めます。認める部分はあります。今回2度目の防衛戦になると思うんですけど実力、勝率、お客様への貢献度というか還元度といいますか、満足度みたいな…? 
 いろんなものを加味したこんな最強な挑戦者は、もう2度と現われないんじゃないかなと思ってます。そろそろ中島安里紗、本当の実力を見せてもらいたいなと思います。
 なぜならば! 高橋奈七永がすべてで上回って勝つ!! そういう気持ちでいるからです。シードリング入るきっかけになったシングルから4度目のシングルになりますが、今回も私が勝利してベルトは私の腰に戻ってきたがってると思いますので。皆さんぜひ一緒に一緒に! この感動を分かち合いましょう。よろしくお願いします」

中島
「今回2度目の防衛戦ということで、挑戦者にウチの社長を迎えることになったわけですけれども、振り返ればこの世界に入って13年間ずっと勝ちたくて勝ちたくて勝てなかった。何度も負けてきた高橋奈七永が今回、挑戦者っていうこの絵がすごくおもしろいなと思います。シードリング最大のビッグマッチ・カルッツかわさき大会が決まった時から、私は“この大会のメインに立つ”とずっと言ってきていて。有言実行をこういう形で最後に入場できる…大トリを飾れるっていうのは本当に、やってきたことが間違いではなかったっていうことだと思いますし、結果もきっちり勝って次に進みたいなと思います。11月2日はチャンピオンとしてナナエを受け止めて…女子プロレス界の横綱と言われたきた高橋奈七永の最後にふさわしく、厳(おごそ)かに断髪式を行ないたいと思います」

━━改めて敗者髪切りマッチについて。
奈七永
「髪を懸けることに関してはいろいろと物議をかもしたというか、SNS上でいろんなご意見を頂いたりもしました。でも、そのどれも1つ1つが正解であると思うし、いろんな思いになってくれて良かったなって思ってます。私としては時系列的に“中島にはぜってー負けねぇな、この先も”って思ったことが何年か前にあったんですよね。そういう存在のヤツが…なんでしょう? 目ざわりな行動をしてきたっていうか。今年の5月に彩羽匠にベルトを奪われて、私もプロレスをやってて知らないことまだまだあって。“後輩に負けてこんな気持ちになることがあるんだ”っていう感慨っていうか、そういう場面でぶっ壊しに入ってきた中島安里紗がいて。そういうのもあった上で、中島がやっとベルト獲った時に“私のことバカにするんだったら髪でも何でも懸けてやるよ”って言ったところから始まっているので。ベルトも大切、そして髪の毛も大切…ましてや女の人が丸刈りになるっていうのは簡単なことではないから。すごくすごく大事な一戦になったんじゃないかなっていう。その結果がどうなるかは本当に…2日が来ないとわからないなって思います」

中島
「自分は何度も言ってますけど大事なのはベルトだし、髪っていうのはオマケであって…。でも、何を懸けようが勝てばいいだけの話なんで」

━━髪切りマッチについての印象は?
中島
「最近、豊田真奈美さんとか山田敏代さんにお世話になることが多くて、そういう中で(昔の)試合を見てっていうのが、たぶん初めてぐらいなので…。髪を懸けるっていうところに至った高橋奈七永の想いとかっていうのも、正直私にはわからないし…あんまりないですね。そういう試合形式があることは知ってましたけど、その試合を自分がやるっていうのは全然予想してなかったというか」

━━山田さんと豊田さんの髪切りマッチをテレビで見てプロレスラーを志したそうだが、その2人が立会人を務めることについて。
 
奈七永
「それにはすごく意味があって、自分の中で人生を決めるすごく大きなきっかけだったものは、大事に大事に宝箱に鍵をかけて入れてあったものなので。本当に安易に“髪を懸ける”って言葉に出たわけでもないし、プロレスラーとしてそういう相手がいなければ私はこの言葉を出さなかったんだと思うし…。そして女子プロレスっていうものは歴史が紡(つむ)がれて今ここに私たちがいて、これからもその歴を残していくために闘うので。なので、偉大な歴史を残してきた方々に見て頂くことにすごく意味があると思うので。中島のさっきのコメント聞いてても非常に!…この子の弱点でもあると思うんですけど、共感性がないんですよ。人に共感するという能力が著しく欠けてると思うんですね。それがお客様の気持ちを汲み取ることができないっていうすごい弱点だと私は思ってます。私はみんなの声援を力に変えて、マックス・ボルテージの歌詞にも入れてもらってるんですけど“みんなの声を力に変えて”っていう、そういう思いで日々闘ってるんで。ピープルズ・チャンピオンが本当のチャンピオンになるか? ベルトっていうものの価値だけを信じることしかできない寂しい人間で終わるか? どっちかだから…って思いますよ」

中島
「いや、おもしろいなと思って…(苦笑)、なんですかね、ずっと言ってるけど私は私のために闘ってるし、そういうのホント…うっとおしいなと思って、押しつけてくるのが」

奈七永
「いや、押しつけてないですよ。押しつけてないけど、つまんねぇ。それがスゲーつまんねぇ」
中島
「こっちからしたらオメーのほうがつまんねぇわ。人のため? 気持ちわる!」
 
━━弱点について言われたが、相手の弱点は?
中島
「ナナエの弱点!?」
奈七永
「ナナエじゃねぇよ」
中島
「ナナちゃんの弱点。そうですね…熱くなっちゃうとことか、パッション・オンリーなとことかじゃないですか?」

━━お互いに燃えられる相手?
中島
「いや“燃えられる”とか言うとなんかもうコイツのおかげみたいなニュアンスが含まれてて、ちょっとホントうっとおしいんですけど…。“嫌いだから”以外ないですよね。(奈七永がふてくされて)見て、この顔とか。もう“嫌い”以外ない。この顔も言葉のチョイスも。テメーナメてんだろ!」

(中島が奈七永に襲い掛かり乱闘に)
奈七永
「オメーがナメてんだろ!」
(南月たいようが止めに入るが収まらず、張り手を応酬)

中島
「11月2日、丸坊主にしてやるよ。このベルトも私のもんだし、この髪も失うつもりはないから! 覚えとけよ」
(中島が退席)
 
奈七永
「こうやって今チャンピオンが逃げていきました。最後にこうやって私がまたカルッツのリング上でも立って終わると思います! このキレイなカラーの髪の毛も守って! みんなの思いも守っていきますんで、よろしくお願いします! パッション!!」

<SEAdLINNNG BEYOND THE SEAタッグ選手権試合・30分1本勝負>
[王者組]
世志琥 松本浩代
 vs.
下田美馬 朱崇花
[挑戦者組]

朱崇花
「正直…世志琥との対戦はもう飽きました」
世志琥
「はぁ? 意味わかんない! オマエが言ってきたんじゃん」
朱崇花
「飽きたんですけど、この前の新木場での挑戦表明の時に言った通り“往生際の悪い朱崇花”で名を馳せているので、ベルトを獲れるまで何度でも挑戦表明し続けて、ベルトを獲ったあかつきにはもう2度と世志琥と対戦しない。そういう心意気で試合をしたいと思います」

下田
「真琴が朱崇花のパートナーで挑戦して前回敗れてて、リベンジでもう1度真琴が行っても良かったのかもしれないんですが、朱崇花がマイクを持ってアピールしたことにより“私がここは行くべきだ”とすごく感じて。やっぱり私は本能のまま動く人間なので。中島安里紗の生き方、高橋奈七永の生き方を間近でシードに上がるようになって見てきて“生半可じゃないな”ってことをすごく感じ、安里紗のそばで安里紗を応援し続けてるだけでは、たぶん周りも“なんでいるんだろう?”と思われる中で、安里紗と一緒になって闘うことっていうのは今、私にとって1番必要なことなんじゃないかなと思ったので。真琴には申し訳ないんですが朱崇花に乗っかってというか、行きたいという気持ちを伝えさせてもらったので。安里紗が勝つことにつなげるためではなく、安里紗の力になるには…やっぱり私は年齢もいってるし、ほかの選手よりも不利な部分っていっぱいあるんですよ。ただ、毎日毎日のコンディション作りには努力をし、それが当たり前の中で生きてるので。歳をとっていながらも、絶対に自分がしっかりしていたら未来を切り開けるってことを、このあと(メインイベント)の安里紗に託したいなって気持ちで頑張ります! 」

松本
「今回4度目の防衛戦ということで、なんと挑戦者に名乗りを上げてきたのが下田美馬ということで。やっぱり、こういった女子プロ界のレジェンドがまさか挑戦表明をしてくれるとはホントに思ってなかったので、素直に嬉しい。やっぱり下田美馬って、私が新人の頃に何人も先輩たちを泣かしてきてるのを間近で見れたかっていうね(笑)。そういう怖い下田美馬がとにかく印象に残ってて。ただ、対戦経験っていうのが私自身、そんなに記憶にあるほどなくて。今回チャンピオンシップっていう大きい試合でレジェンドと闘えるっていうのは、これからベルトの価値を上げていくためにもすごくいい機会だと思うので。怖い下田美馬を引っ張り出して、ぶっ壊して、ベルトを守りたいと思います! 」
世志琥
「まず、マジ意味わかんないんですけど、どっからどう見ても朱崇花は自分に未練タラタラなわけですよ。わかるでしょ、みんな!? 自分にばっかりチャチャ入れてさぁ、“ベルト挑戦させろ”ってさ、ウチの隣で闘いたいだけでしょ? わかってんだから! まじツンデレかよ? 意味わかんねぇよ」

朱崇花
「ベルトを獲るために挑戦はするよ。だけどオマエとは闘いたくないっていうことだよ」
世志琥
「だってウチがチャンピオンなんだから、ウチと闘わないと…」
朱崇花
「だから早く(ベルトを)引っぺはがして、朱崇花がチャンピオンになるよ」
世志琥
「“引っぺはがす”ってどこの方言だよ! 自分に未練タラタラなのはいいんですけど、メンドくさい! 試合するまでもすごくメンドくさいっていう。そういうところがついてくるんで…何回も何回も挑戦できるもんじゃないんですよ」
朱崇花
「次で終わりにするから。あなたとの対戦は終わりです」
世志琥
「“獲るまで何度でも”とか言ってるけど、もう“負け確”ですよね。わかります? そういうところから出るんですよ、チャンピオンの風格っていうものは。なので今回で自分たちも黙らせて、もう自分への未練なんて1ミリも残させないような闘いにしてやりますよ」
松本
「(世志琥に)ちゃんと身辺整理してよ~」
世志琥
「したんだけど…。下田美馬については松本浩代が言ってた通り、自分も怖い下田美馬が見たいですし、ホントに中島安里紗のお飾りみたいな下田美馬には興味ないんで。タイトルマッチやるからには“安里紗の力に”とか、そういうのマジどうでもいいんで。本気で全女時代のマジな下田美馬で来てください」

━━自分たちのチームを分析してどう思う?
世志琥
「なに分析って…?(笑)」
松本
「そこから?(笑) どういったチームなのか考えることじゃない?」
朱崇花
「(話をさえぎって)ラスエゴはもうとにかく絆がヤバめって感じです。LINEグループしょっちゅううるさいし鳴りやまないし、仲良しだからお互いを信頼してるっていうのは。こちら(世志琥&松本)はたぶんなんの信頼性もないと思うので…」
下田
「私は“朱崇花を信じている”ってことが作戦かなって思います」
朱崇花
「同じくです。なんか作戦とかを考えてると、それができなかった時に…」
下田
「この信頼関係が作戦というか、もう勝利への秘訣。それしかない」

━━世志琥に未練がたれてる?
朱崇花
「たれてねぇ!」
世志琥
「タレタレだわ!」
松本
「“未練がたれる”っていうの? 日本語がわからなくなってくるぞ(苦笑)」
世志琥
「絶対お客さんもみんな思ってるもん。“世志琥が好きなんだな”って」
朱崇花
「ホントにない!」
世志琥
「いいよ、隠さないで。なにそんなツンツンしちゃって…」
朱崇花
「こわ! さぶ…。未練とかないから。(ベルトを指して)この子は欲しいけど、あなたに対してはそういう思いは一切ありません。ただ過去にやった行為(※同じユニットだった朱崇花と真琴を差し置いて、松本とタッグ王座に挑戦)に対しては腹立ったりとかあるけど、未練とかは一切ないです。気持ち悪い!」
世志琥
「口が悪ぃよ、マジで」

━━ベルトを守った場合、または獲ったとしたら展望は?
世志琥
「自分たちのスタンスは基本的に誰が挑戦者でも受けるって言ったらアレですけど、ハイスピードをメイメイ(駿河メイ&星月芽依)ともやってますし、今んところ怖いものナシなんで。なんか、どんどん新しいことやっていってもいいんじゃないかな? って思うんですよね。このベルトを懸けて」
下田
「私たちがベルトを獲った場合は、私は高橋奈七永を含めた試合をして、このベルトの価値をもっと高めたいと思います」

 女子プロレスの域を超えた修羅場をいくつもくぐってきた強者が集うSEAdLINNNG。
 団体として大一番となる今大会、第1試合、DASH・チサコ(センダイガールズ)vs.神童ミコトから、好カードがズラリと並んだ。
 コミカルな試合が予想されるハイスピード6人タッグ、アジャコング&堀田祐美子という、自身が生まれる前から女子プロレス界のトップに君臨し続けるレジェンドタッグに挑む小林香萌&笹村あやめなど、初めて観て楽しめる試合もラインナップ。

 そしてメインの中島安里紗と高橋奈七永はお互い“プロレス”を根底から覆す様なファイトスタイルだけに、どんな試合になるのか、どう決着するのか全く予想がつかない激闘必至と言える。
 場合によっては髪以上のものを失う可能性さえ感じさせる川崎決戦、女子プロレスファンならずとも駆け付けるべき大会と言える。

※当日券は14時から会場入り口横受付にて販売。
★会場内、会場付近は全面禁煙となるので要注意!!

■ SEAdLINNNG 『DYNAMIC SHOW CASE! 川崎物語~STORY〜』
日時:11月2日(土) 開場15:00 開始16:00
会場:神奈川・カルッツかわさき

<メインイベント SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship&敗者髪切りマッチ >
[王者]
中島安里紗
 vs.
高橋奈七永
[挑戦者]
※第3代王者の2度目の防衛戦。挑戦者が勝利した場合第4代王者となる。

<セミファイナル SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Tag Championship 30分1本勝負>
[王者組]
世志琥 松本浩代
 vs.
下田美馬 朱崇花
[挑戦者組] 
※第5代王者チームの4度目の防衛戦。挑戦者チームが勝利した場合、第6代王者となる。

<第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負〜ラスエゴwithベスフレvs1人マックスボルテージに強力助っ人〜〉>
藤本つかさ(アイスリボン) 真琴 Maria(Marvelous)
 vs.
高瀬みゆき(アクトレスガールズ) 朱里(MAKAI) 優宇(プロレスリングEVE)

<第3試合 タッグマッチ20分1本勝負〜世志琥組WIND>
アジャ ・コング(OZアカデミー) 堀田祐美子  
 vs.
小林香萌 笹村あやめ(2AW)

<第2試合 スペシャルハイスピード6人タッグマッチ20分1本勝負>
有田ひめか(アクトレスガールズ) 星月芽依(Marvelous) ヨースケ♡サンタマリア(ドラゴンゲート)  
 vs.
永島千佳世 響(Marvelous) 大和ヒロシ
※ハイスピードルール レフェリー南月たいよう
ヨースケ♡サンタマリアと大和ヒロシはシードリング初登場

<第1試合 シングルマッチ20分1本勝負〜OPENING POPUP!〜〉>
DASH・チサコ(センダイガールズ)  
 vs.
神童ミコト(Marvelous)

★SEAdLINNNG NEW ロゴTシャツ ブラック S~XL 3,500円
★DVDシリーズ vol.4 (2枚組)  5,000円
 〜2018/10/3&11/1 後楽園ホールで行われた強豪が揃った中で行われた初代SEAdLINNNG BEYOND THE SEA シングルチャンピオン決定トーナメント!特典映像としてその他の試合も収録!
★高橋奈七永 パッションモンスター 長袖Tシャツ イエロー/ライトブルー M~XL 4,200円
★MAX VOLTAGE パーカー M~XL 限定数 6,800円
★LOVE&PASSION ウエストポーチ レッド 限定数 3,200円
★世志琥 NEWTシャツ ブラック S~XL 3,500円 
★各選手 新ポートレート(高橋奈七永No.38.39/中島安里紗No.65.66.67/世志琥No.64) 各1,000円
★中島安里紗 vs 高橋奈七永 ポートレート 限定20 サイン入り 2,000円
★第5代BEYOND THE SEA タッグチャンピオンポートレート(世志琥&松本浩代) 限定 2,000円

[チケット料金]
■スーパーdシート (最前列・お土産付き) ¥10,500
■dシート(特別リングサイド) ¥7,500
■REDシート(指定席A) ¥5,500
■BLUEシート(指定席B) ¥4,500
■YELLOWシート(自由席) ¥3,500
■dフレンズシート(高校生以下) ¥1,000
※当日のみ・要身分証(YELLOWシートに適用・)
■川崎LOVE席 ¥2,000
※当日のみ・川崎市在住、または川崎特別ご優待券お持ちの方のみ
※dフレンズシート、川崎LOVE席以外当日¥500アップ