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10月4日(現地時間)にチェチェン共和国グロズヌイで『ACA 100』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
今大会のメインはフェザー級王座戦が組まれ、王者サルマン・ザマルダがエフフェリペ・フロスの挑戦を受けた。これはロシア対ブラジルというライバル対決ではあるが、何せ、ザマルダはデビュー戦で敗れて以来、負けなしの17連勝中。フロスもACAで連勝して王座挑戦権を獲得したものの、下馬評では圧倒的に王者有利となっている。しかし、何が起こるかわからないのが格闘技の世界であり、試合はフロスがザマルダのタックルを切り返して足関節を極めるなど肉薄。結果、なんと下馬評を覆しフロスが判定勝ちして、見事に新王者に輝いたのであった。
またセミファイナルでは、UFC参戦後、再びロシアに戻ってきたマゴメド・ビブラトフが復帰戦でジョジエウ・シウバと対戦した。こちらも再出発する為に負けられない対戦となっている。試合は、ビブラトフの強烈なローキックが炸裂し、シウバがダウン。これを見たレフェリーが試合をストップし、ビブラトフが見事にTKO勝利した。
■ ACA 99: Bagov vs Khaliev
日時:2019年9月27日(現地時間)
会場:ロシア連邦チェチェン共和国グロズヌイ
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○エフフェリペ・フロス(ブラジル/挑戦者)
判定 3-0
●サルマン・ザマルダ(ロシア/王者)
<フライ級>
○マゴメド・ビブラトフ(ロシア)
2R 2分40秒
●ジョジエウ・シウバ(ブラジル)
<ウェルター級>
○アブバカール・ヴァガエフ(ロシア)
判定 3-0
●フェルナンド・ゴンザレス(米国)
<ライト級>
○ディエゴ・ブランダオン(ブラジル)
判定 2-1
●ジハード・ユヌソフ(ロシア)
🇧🇷 🏆 #AndNew ACA featherweight champion, @felipefroesmma! #ACA100 pic.twitter.com/oWaTCaO2mO
— ACAMMA (@ACA_League) October 4, 2019