9・29RISE後楽園で初代RISE QUEENミニフライ級決定! 寺山日葵&佐藤レイナインタビュー!!

 いよいよ今週末に迫った9・29RISE後楽園大会。
メインはRISEスーパーライト級、セミではRISE QUEENミニフライ級と、ダブルタイトルマッチが決定、全11試合(+OPファイト2試合)の試合順も決定した。
 今回、セミファイナルで初代ミニフライ級女王の座を賭けて激突する2人のインタビューをお送りする。

◎寺山日葵インタビュー
「初めてレイナちゃんと闘った時は私の方が小さかったんですよ」

寺山レイナ(左)

(聞き手◎布施鋼治)
 
──9月16日、RISEは千葉・幕張でビッグマッチ。13日後の29日にも後楽園と大会が続きます。両大会に選手を送り込むTEAM TEPPENの練習も熱が入っていたのでは?
寺山 そうですね。お互い試合が近いので、高い意識を持ちながら練習することができています。いい形でつなげてくれたと思います。
 
──TEPPENの女子の結束力は高い?
寺山 プロは3名しかいないけど、階級は別々。女子ならではの話などを共有しあい、いい形で結束感は高まっています。
 
──今回RISEのタイトルがかかった重要な一戦です。王座を争う佐藤レイナ選手とはアマチュア時代から何回も闘っていると聞きました。
寺山 ハイ。千葉・天王台にあるWSRで行なわれたM-1で私が小学6年生か中学生に上がったくらいに初めて闘いました。私にとっては初めてのM-1で当初は1試合しかする予定はなかったけど、「もう1試合やってくれないか」と頼まれたてやったのがレイナちゃんとの一戦でした。それから全部で4戦闘っていると思うけど、一番印象的に残っているのは4年くらい前の夏か秋にBigbang女子45㎏級初代王座決定トーナメント決勝で当たった一戦が一番印象に残っています。私は中3で、向こうは高校1年でした。
 
──結果は寺山選手の4戦4勝と聞きました。普通に考えたら、精神的に大きなアドバンテージがあると思います。
寺山 いやいや、プロになったのもレイナちゃんが先。アマとプロは違うのでお互いプロデビューして数年経って、成長している部分はあると思うので油断はできません。しかも今回はタイトルマッチで試合時間は3分5Rだし、チャンピオンベルトもかかっている。相手も相当練習してくると思うので、気持ち的に楽ではないですね(微笑)。まわりからも「今まで勝っているんだから今回もいける」「勝って当たり前」と思われがちだけど、そこまで強くないんで。プレッシャーを感じています。
 
──気持ちに余裕はない?
寺山 ハイ。油断できないというか。「倒せ」というプレッシャーもあるので、それに打ち勝たないといけないです。
 
──どういう試合になりそう?
寺山 レイナちゃんも技術派だし、ガチガチの面白い試合にはならないのかなって(微笑)。梨々と紅絹さんのようにバチバチの打ち合いというよりは蹴り合いになるんじゃないかなと予想しています。
 
──この間、RISEの後楽園大会でふたり揃ってリングインした時には身長差を感じました。
寺山 そうですね。5cmくらいあるのかな? でも最初にやった時には私の方が小さかったんですよ。アマチュアの最後の時は私の方が大きかったと思います。
 
──意外な話ですね。アマ時代には1歳差が大きかった、と。
寺山 私が小さかったんです。
 
──小さくても強かったわけですね。
寺山 う~ん、私がガチャガチャと攻めたのに対して、レイナちゃんが対応できなかったんだと思います。
 
──4回もやっていたら手の内はわかっていると思います。
寺山  やっぱりレイナちゃんはメンタルが強くて、打たれ強い。向こうのツイッターやインスタでもよく上がっているけど、日々すごく厳しい練習をしていますよね。
 
──ハイ、ドMなくらいに(微笑)。
寺山 あんな練習は私はできないです。
 
──いやいや、TEPPENの追い込みも結構なものだと思います。
寺山 ハイ、厳しいですね。でも、あんなにフルボッコにされたら…。レイナちゃんは気持ちがすごく強い選手なんだと思います。
 
──自分が2本目のベルトを巻いている姿はイメージできる?
寺山 結構イメージはできます。そういうのは、想像するのだけは得意なので(微笑)。
 
──以前は体力の部分を課題に挙げられることが多かったと思います。
寺山 そうですね。まわりから指摘されるように体力はないので、最初から最後までしっかりと自分の攻撃ができるようにしたいですね。
 
──3R以降が肝になってくる?
寺山 そこです! 3Rと4Rの境目!!
 
──11月はRISEで女子だけの大会があると聞いています。ニューチャンピオンになったら出場を立候補する?
寺山 (強い口調で)出たいです。いま女子が盛り上がってきている中で盛り上がるカードを組んでもらいたいです。まわりから「オッ」と思われる人とできたらと思います。
 
──意中の相手がいるようですね。試合後、マイクアピールできることを期待しています。

◎佐藤レイナ インタビュー
「食が細い私のために練習では鬼の良太郎会長が減量食をつくってくれます」

佐藤レイナ(右)

 SNSでアップされている、やられっぱなしのハードな練習が話題の佐藤レイナ(team AKATSUKI)。アマチュアでは全敗の寺山日葵(TEAM TEPPEN)にどう挑むのか。
 
──7月のRISE QUEENミニフライ級王座決定トーナメント準決勝では、小林愛三選手が規定の体重をクリアすることができなかったことで佐藤選手の不戦勝となりました。
レイナ 元々、自分は46kgの選手ですが、今回49kgのトーナメントに出たのはベルトが一番の目的ではなく、愛三選手と対戦する、愛三選手を相手に自分の実力を試すチャンスだと思ったからなんです。愛三選手との試合に懸けてきた部分が大きかったので、試合がなくなったことを聞いた時はかなり呆然としてしまいました。愛三選手は自分の中でプロ中のプロ選手というイメージだったので、失敗というのは誰でもあるというのを改めて感じさせられました。その試合が近づくまでに正直なところ、恐怖心もあったので、大会後は緊張感の糸が切れ、試合後1週間はふわっとした状態が続いていました。
 
――トーナメント決勝戦に進んだことも素直に喜べませんでした?
レイナ そうですね。この試合を楽しみにしていたお客さんは納得していないでしょうし、自分はトップレベルの選手ではないので愛三選手が勝ち上がるのは当然であって、お前が勝ち上がったらダメだろと思われて納得していないだろうなと思うので、自分も納得していません。
 
――小林選手にメッセージはありますか?
レイナ 私はどうこう言える立場ではなく、愛三選手が計量で大変だったのを目の前で見ているので攻めるつもりはありません。今回の試合が決まるまで自分は愛三選手の普通に1ファンだったので、今回の失敗を乗り越えてまたリングで活躍する姿を見させて下さい。11月に世界戦が決まっているので応援しています。今後、愛三選手とは試合をすることはないのですが、またカッコいい愛三選手の姿を見る日を楽しみにしてます。
 
――今回対戦する寺山選手とは仲がいいんですね?
レイナ ジュニア時代に3回ぐらい試合をしていて私が全敗しているのですが、そんなに差はなかったんです。その時はお互いに首相撲主体の攻めでした。今は自分の方がプロ向きの選手になっていて、ジュニア時代よりも勝率は上がっていると思います。プライベートで仲がいいので、対戦したくないね~とは言っていたのですが、まさか試合が組まれてしまいました。本来勝ち上がるはずもなかった私が勝ち上がってきて、日葵ちゃんとは階級が違うので、今回大きな舞台でベルトを懸けて戦うようになったのは運命かなと。結果的に日葵ちゃんとやることになって感慨深いです。
 
──選手としてはどのような印象がありますか?
レイナ アマチュア時代は前に出るイケイケな選手でしたが、プロになってからはスタイルが変わって凄く冷静にスタミナの使い分けをしながら戦っているイメージがあります。
 
――どういう試合イメージをしていますか?
レイナ お互いのスタイル的に長期戦になると見ています。ただ、他の選手とは違って私たちはジュニア上がりなので技術戦を見せられると思います。足技だけでなく、磨いてきたパンチも見せたいですね。
 
――練習ではどういうことを強化していますか?
レイナ タイトルマッチは3分5R無制限延長ラウンドなので、元からスタミナには自信がありますが、さらにスタミナを付けたり、パンチがネックでしたが凄くパンチを練習しているので、どんな展開でも対応できるように練習しています。
 
――師匠の良太郎選手からはどのようなアドバイスを?
レイナ 最初にこの試合が決まった時に『3Rだったら日葵ちゃんが有利だけど、5Rだったらお前にも勝率がある』と言われてます。
 
――良太郎は“千の職質を受けた男”というニックネームが付いてますが、ご自身にとってどのような師匠ですか?
レイナ あの顔通り、練習では鬼なのですが、普段は顔に似合わず選手思いの方なんです(笑)。私は食が細く今回は減量がないのですが、あまり食べられない時に良太郎さんが料理を作ってくれるんです。夏休み期間中はマンツーマンで練習をしてくれました。応援してくれるジムの方、お客さんのために負けられないのはもちろんですが、9歳の頃にキックを始めた時から親代わりでずっと育ててくれる良太郎さんにベルトを見せてあげたい想いが一番強いです。
 
――どういうチャンピオンになりたいですか。
レイナ もう負けられない戦いが続くので絶対王者になりたいですし、あわよくば本来の階級である46kg級のタイトルにも挑戦させてもらって、RISE女子初の二階級制覇を目指します。まずは、私が凄く憧れている神村エリカさんが持っていたベルトを日葵ちゃんと懸けて試合します。最高の試合を見せるので応援よろしくお願いします。

 

■ RISEクリエーション株式会社 『RISE 134』(ライズ ハンドレッドサーティフォー)
日時:9月29日(金) 開場17:00 本戦開始18:00 ※開場後オープニングファイト予定
会場:東京水道橋・後楽園ホール

<メインイベント(第11試合)第4代RISEスーパーライト級(-65kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
山田洸誓(正道会館KCIEL/同級1位)
 vs.
山口侑馬(山口道場/同級2位、元Innovationライト級王者、第4代DEEP☆KICK 60kg級王者)
 
<セミファイナル(第10試合)初代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
寺山日葵(TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級王者)
 vs.
佐藤レイナ(team AKATSUKI/NJKFミネルヴァ アトム級1位)
 
<第9試合 -64kg契約 3分3R延長1R>
北井智大(チームドラゴン/ライト級3位)
 vs.
水落洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界ライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一ライト級王者)

<第8試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
結城将人(TEAM TEPPEN/同級1位)
 vs.
良星(平井道場/同級2位)

 
<休 憩>
 
<第7試合 ウェルター級(-67.5kg)次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R>
中島将志(新潟誠道館/同級2位、ミドル級5位)
 vs.
Hideki(RISE/team gloria/スーパーライト級3位)
 
<第6試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R>
京介(TOP DIAMOND/同級4位)
 vs.
須田翔貴(TEAM TEPPEN/同級8位)
 
<第5試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R>
風音(TEAM TEPPEN)
 vs.
麗也(BeWELLキックボクシングジム/ISKAインターコンチネンタルフライ級王者、元新日本キックボクシング協会フライ級王者)
 
<第4試合 ライト級(-63kg)3分3R>
KENTA(HAYATO GYM/JAPAN CUP 2016 -65㎏級優勝)
 vs.
福井達郎(BattleNation)
 
<第3試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級(-60kg)決勝戦 3分3R延長1R>
成尾拓輝(究道会館/JAPAN CUP2018-65kgトーナメント優勝)
 vs.
中澤良介(TRY HARD GYM)
 
<第2試合 RISING ROOKIES CUPフェザー級(-57.5kg)決勝戦 3分3R延長1R>
虎二郎・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM)
 vs.
大澤辰徳(蹴空ジム)
 
<第1試合 RISING ROOKIES CUPスーパーフライ級(-53kg)決勝戦 3分3R延長1R>
吉村凌仁郎(BLA-FREY)
 vs.
勇馬(山口道場)
 
<OPF.2 -56.5kg契約 3分3R>
山元剣心(FAITH/2018年KAMINARIMON全日本大会-60kg優勝・大会特別賞)
 vs.
周葉(TARGET SHIBUYA)
 
<OPF.1 ヘビー級 3分3R>
石川利輝(TEAM TEPPEN)
 vs.
チャン(MONSTAR GYM)

【認定】RISEコミッション

【協賛】株式会社Cygames/フィットネスショップ/ポノス株式会社/株式会社A’Group/麺や すする/reversal

【衣装】73R/インスピリット

【料金】
 ・SRS 10,000円(残り僅か)
 ・RS 8,000円(完売)
 ・S席 6,000円(完売)
 ・A席 5,000円
 ※当日券は各500円アップ/未就学児は保護者膝上に限り無料
 
【販売】
 ・チケットぴあ TEL:0570-02-9999 http://pia.jp/t/
  (ぴあカウンター、サークルK、サンクス、セブンイレブン各店)
 ・イープラス https://eplus.jp/rise/(PC&スマートフォン)
  ファミリーマート 店内Famiポート
 ・後楽園ホール 03-5800-9999
 
【ほか】
 ・問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860
 ・ホームページ www.rise-rc.com
 ・Facebook www.facebook.com/rise2003
 ・Twitter @RISE2003_PR
 ・Instagram www.instagram.com/rise_2003official

 また、10月6日(日)バトルステージFUKUOKAで開催される『RISE WEST ZERO』で下記6試合が決定し、メインは、現ウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノアと対戦した経験がある鹿嶋昭男とリアルディールの岩政泰樹が激突する事になった。
 また、第2試合の女子マッチでは、RISE、MMAで活躍する樋田智子がHIROYA率いるTRY HARD GYMの宮崎若菜と対戦。宮崎は8月のKAMINARIMON全日本大会で優勝し、今回がプロデビュー戦となる。

■ RISE WEST実行委員会 『RISE WEST ZERO & KAMINARIMON』
日時:10月6日(日) 開場11:00 KAMINARIMON 開始11:30 RISE WEST ZERO 開始16:00(予定)
会場:福岡県大野城市・バトルステージFUKUOKA(リアルディール下大利)

<メインイベント ミドル級(-70kg)3分3R>
鹿嶋昭男(ダイアタイガージム)
 vs.
岩政泰樹(リアルディール)

<セミファイナル スーパーライト級(-65kg)3分3R>
康弘(ゴリラジム)
 vs.
石元大樹(M-3キックボクシングジム)
 
<第4試合 ミドル級(-70kg)3分3R>
服部翔真(SEED)
 vs.
谷将太(リアルディール)
 
<第3試合 -75kg 3分3R>
堤徹(ブラックデビル)
 vs.
タレックMatahari Gym(Matahari Gym)
 
<第2試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R>
宮崎若菜(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本大会 女子-52kg優勝)
 vs.
樋田智子(リアルディール)

 
<第1試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R>
若林尚幸(田畑ジム)
 vs.
翔(リアルディール)

◯協力
リアルディール、RISEクリエーション
 
◯認定
RISEコミッション
 
◯協賛
フィットネスショップ
 
◯会場:バトルステージFUKUOKA(リアルディール下大利)アクセス
福岡県大野城市下大利2-19-22-2F(スーパーいせやの中から2階へ)
※西鉄下大利駅から徒歩1分、JR水城駅から徒歩5分
 
◯料金
自由席 2,000円
小中学生自由席 1,000円
※小学生よりチケットが必要
※上記チケットでRISE WEST