16日、全日本プロレス『第7回 王道トーナメント』後楽園ホール大会が行われ、満員となる1306人の観衆で賑わった。
セミファイナルは黒潮“イケメン”二郎がヨシタツとぶつかる注目カード。イケメンはトーナメント初出場にもかかわらず、その雰囲気はまさにホームだ。いつものように、福山雅治の「HELLO」フルコーラスを使って入場。リングサイドと観客席を行き来してリングインをジラすパフォーマンスは、大歓迎を受ける。
パフォーマンスにカチンと来たのか、“2冠王”としてのプライドか。ヨシタツはリング内外でハードな攻撃を重ねた。豪快に技を食らうイケメンは劣勢となったが、受け身のうまさも際立ったのだからプロレスというのは面白い。もちろん自身の技もダイナミックであり、試合全体がイケメン劇場と化す。ヨシタツを丸め込んだ次の瞬間にもイケメンは観客席に移動し、万雷のイケメンコールを浴びた。
WRESTLE-1の現集客エースは才木玲佳と目されるが、イケメン(WRESTLE-1は退団)は前集客エースなのだ。親しみやすさとオーラを併せ持つイケメンのさすがの魅力に、全日本ファンも一目置いたのではなかろうか。2回戦では宮原健斗と待望の初対決が実現する。
■全日本プロレス 第7回 王道トーナメント
日時:9月16日(月)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1306人(満員=主催者発表)
<第1試合>
田村男児
●青柳亮生
岡田佑介
佐藤光留
8分41秒 大外刈り⇒片エビ固め
佐野直
フランシスコ・アキラ
大森北斗
〇岩本煌史
<第2試合>
ブラックめんそーれ
●渕正信
大森隆男
8分45秒 首固め
西村修
〇丸山敦
秋山準
<第3試合 「第7回 王道トーナメント」1回戦>
〇KAI
9分42秒 本人公認・雁之助クラッチ
●青柳優馬
<第4試合 「第7回 王道トーナメント」1回戦>
●ギアニー・ヴァレッタ
9分19秒 高飛車⇒片エビ固め
〇滝澤大志
<第5試合>
崔領二
野村直矢
〇ジェイク・リー
ゼウス
11分51秒 ジャイアントキリング⇒エビ固め
●サム・アドニス
ディラン・ジェイムス
石川修司
諏訪魔
<第6試合 「第7回 王道トーナメント」1回戦>
〇黒潮“イケメン”二郎
12分00秒 エビ固め
●ヨシタツ
<第7試合 「第7回 王道トーナメント」1回戦>
●ジョー・ドーリング
11分34秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
〇宮原健斗