ライガーのラスト参戦にサムライが電撃来場! ライガーは引退前にタッグ実現希望もサムライ「ヒザが痛くて」と拒否 マスターズ8・30後楽園

 30日、武藤敬司がプロデュースするレジェンドレスラー興行『PRO-WRESTLING MASTERS』が後楽園ホールにて開催となった。前売り段階でチケットが完売しており、超満員札止め。

 メインは両ヒザの人工関節設置手術から復帰している武藤がマスターズに1年半ぶり登場となる。武藤は馳浩、獣神サンダー・ライガーと組んで第3世代の永田裕志&中西学&西村修との6人タッグ対決。ライガーが攻め込まれながらもランニング掌底で脱出すれば、馳がジャイアントスイング16回転で元気のいいところを見せる。第3世代は西村のスピニング・トーホールド、永田のナガタロックI、中西のアルゼンチン・バックブリーカーという三重奏で対抗。両チームの持ち味が出た試合は、武藤がシャイニング・ウィザード2連発で西村を仕留めた。

 馳はマイクで永田に「俺と組んで、小島&天山(テンコジ)とやろう」とアピールすると、ライガーもマイクを握る。「俺は来年の1月で引退する。マスターズは8月までないって言ってたけど組んでよ。俺はエル・サムライとタッグを組みたい」。これには、試合前に電撃来場してセコンドについていたサムライ「ヒザが痛くて無理です」と拒否。武藤は次回マスターズをライガー引退後の2月予定とし、「ライガーは引退するけど、必ずいつかまたプロレスをやりたくなる」と“復活頼み”の姿勢を示す。噛み合わないナチュラルさが楽しい展開となった。

 武藤がプロデュースする限り、武藤世代と第3世代の“序列”が変わらない大会という認識だったことを永田はバックステージで口にする。それでいて「今回出てみて、こういうのも悪い気はしない」とも。札止め会場で自身にしっかりとスポットが当たるマスターズにご満悦のようだった。

 
■ 新体感ライブ Presents 武藤敬司プロデュース PRO-WRESTLING MASTERS
日時:8月30日(金)
会場:東京・後楽園ホール 19:00 観衆1,760人(超満員札止め=主催者発表)

<第1試合>
〇佐野巧真
  8分52秒 ノーザンライトボム⇒片エビ固め
●高岩竜一

<第2試合>
〇ドクトル・ワグナーJr.、ヒート、獅龍
  13分06秒 ワグナードライバー⇒体固め
●NOSAWA論外、MAZADA、FUJITA

<第3試合>
グレート小鹿、〇タイガー戸口
  8分26秒 ジャンピングネックブリーカードロップ⇒体固め
藤原喜明、●大矢剛功

<第4試合>
越中詩郎、AKIRA、〇青柳政司、斎藤彰俊withザ・グレート・カブキ
  11分06秒 スクールボーイ
スコット・ノートン、天山広吉、小島聡、●ヒロ斎藤with蝶野正洋

<第5試合>
〇武藤敬司、馳浩、獣神サンダー・ライガー
  20分55秒 シャイニングウィザード⇒体固め
永田裕志、中西学、●西村修