[ファイトクラブ]勢力地図変化を見据えたターニングポイント8・31決戦AEW新日WWE

[週刊ファイト9月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼勢力地図変化を見据えたターニングポイント8・31決戦AEW新日WWE
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・開戦は新日『Royal Quest』ロンドン日本時間土曜深夜1:30から
・UFC中国大会では魅津希デビュー、DEEP JEWELSもW-1もある週末
・あらためてAEW-WWE戦争の行方~どうなるライオンマークの盟主!?
・後楽園札止め大日本Mエルガン関本大介~KオメガDDT両国国技館


―― またも専門媒体にとっては地獄の週末を迎えます。新日本プロレス単独ブランドでの英国ロンドン興行はオリンピック・パークから。五輪に使われた会場ですね。カードも強力で、海外の方が評価の高い鈴木みのるvs.オカダ・カズチカに加えて、石井智宏とKENTAも注目になります。日本のファンの関心はこちらでしょうか? 現地はサパータイムの17:30、日本時間なら土曜の深夜1:30からですね。我々夜型人種は起きてますから、これがリアルタイムかなぁ(笑)。

オフレコ 同じ英国やけど、ウェールズやから場所はかぶってないにせよ、『NXT UKテイクオーバー:カーディフ』はあとから追っかけ再生かなぁ。ウォルターの王座防衛戦は同胞だけど米国のChikaraでも目立っていたタイラー・ベイト。加えてトニー・ストームvs.ケイ・リー・レイの女子王座戦がある。NXTがUSAネットワークでの生中継になるからトニー・ストームも投入されるのか、ということやな。勝った負けたはどうでもイイから。すでに今週のNXTでリア・リプリー(デミ・ベネット)の投入が番組でも公になった。

―― ということは、女子王座戦の結末は・・・ですか。もっとも、来週のNXT UKは、リア・リプリーvs.パイパー・ニィーヴン(バイパー)の、初戦が大好評だった遺恨戦の再戦が発表されています。もう録画されてるんですけど(笑)。これも、中身を楽しみにしてるんであって・・・。

オフレコ NXTを毎週見ているなら、WWEネットワークでは勝手にNXT UKが続けて始まるからなぁ。日本のファンには戸澤陽がいるから、205 LIVEの話題が媒体に取り上げられるんだけど、北米ではテレビのSmackDown見た後に、WWEネットワークをONにして続けて205 LIVEを見る数はガクんと落ちると。実際、WWEネットワークだと、NXTに続いてヒット数があるのはNXT UKやから。我々的にはナイジェル・マクギネスの日本情報満載の実況解説が余りにも面白すぎる。

―― 「コバシのチョップが・・・」とかやってますねぇ。ただ、他媒体がやらない、やれない深淵分析という本誌の売りからは、8・31決戦で最後に割り込んできたのが『NXT UKテイクオーバー:カーディフ』という点が重要なのでは? 露骨にAEWの大会に全部ぶつけてくると。

UFC中国大会では魅津希デビュー、DEEP JEWELSもW-1もある週末

オフレコ まぁAEWの『ALL OUT』はシカゴやから、日本時間からは日曜の午前中になるんで完全なバッティングではないんだけど、WWEは同じ日程にこだわって、会場確保できたのがカーディフだったから、モーターポイント・アリーナで急遽やることになったと。AEWは日本語の媒体では週刊ファイトの独壇場なんで、ニューヨークからジョージ・ナポリターノ記者を派遣する他、日本からも米国内からも、大勢の本誌通信員がシカゴに乗り込むんで、裏ネタも収集する。これが来週号の目玉なんだけどね。

―― ただ、我々は全部見ないといけないでしょうに。そこが被った時に辛いところなんです。

オフレコ まして、UFCは中国の深圳からや。この週末はまた台湾のデモやから衝突に備えて軍事訓練しているという・・・。もはや女子最強のジェシカ・アンドラージが、中国のジャン・ウェイリーの挑戦を受けるストロー級王座戦がメイン。それに、ついに魅津希がUFCデビューやで。ただ、これは今回パスするしかないかなぁ。つい数年前までは、「UFCは第一回のコロラド大会から、すべて全部見てます」(注:1993年当時はまだニューヨーク在住)というのが自慢でもあったのに、毎週のようにファイトナイト大会とかやるようになって、日程がかぶるから断念とか、セミとメインだけ見たとかになってしまっている。(注:現在UFCは年42大会開催)

―― もはや全部は専門誌記者でも絶対に無理ですよ。多すぎる。悲鳴を上げるしかないです。

オフレコ それに日本時間の日曜日ということなら、DEEPがJEWELSと合わせて新宿FACEで昼夜興行やで。こちらはこもとめいこ♂記者がカバー。さらには新日本キックボクシング協会の『TITANS NEOS 26』後楽園ホール大会もある。こちらは紅闘志也記者の担当に任せるしかない。

―― リアルタイムのネット配信時代で、そんなシカゴはともかく英国まで行けませんとの言い訳が出来なくなりました。ファンは選べばいいんだけど、マスコミだとそうもいかない。日曜はWRESTLE-1の『2019プロレスLOVE in YOKOHAMA』が横浜文体なんで小さくはないとかいいだせばキリがないんですが、今回の週末決戦は動く金額の大きさだけでなく、その後のマット界の世界地図というか勢力分布に極めて重要なんです。

オフレコ プロレス格闘技なんかしょせんは趣味の世界なんだから、「僕は○○の新木場行きます」と馬耳東風の態度でも仕方ないんだけど、「いずれは影響しますよ」という指摘は専門媒体として強調せざるを得ない。

―― 8・31-9・1は異常ですよね。


記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン