[週刊ファイト9月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
■ TAKAYAMANIA EMPIRE 2
日時:8月26日(月)18:30
会場:後楽園ホール 観衆1500人(超満員札止め=主催者発表)
▼帝王からの贈り物 プロレス通を唸らせた団体越境プロレス
TAKAYAMANIA 8・26後楽園ホール photo & text by TERUZ
・プロレスやれ!? プロレスに染まるな!? 藤田和之どっちだ
・前田日明と武藤敬司 危険な旅館破壊事件リターンマッチ
・NOAH清宮とDDT竹下 若きエース対決はしっかりスイング
・みのるゴッチ式と秀樹ダブルアーム 一夜限りの説得力
・日本リターンKENTAなぜ不出場? TAKAYAMANIAのつくりかた
ちょうど40年前に日本武道館にてジャイアント馬場&アントニオ猪木が合体したのが8月26日。その「プロレス夢のオールスター戦」を思い起こしつつ高山善廣(リハビリで長期欠場中)がプロデュースした『TAKAYAMANIA EMPIRE 2』大会が、後楽園ホールにて開催となった。
“馬場・猪木”再現とばかりに、馬場の弟子・秋山準、猪木の弟子・鈴木みのるというのが高山の当初のアイディア。全日本プロレスの興行が同日にあったためかなわず、次の案として実現したのがカール・ゴッチの弟子(みのる)とビル・ロビンソンの弟子(鈴木秀樹)だった。対戦相手にはノアトップの丸藤正道、ZERO1トップの田中将斗が立つ。
まさに高山サポーターズ版オールスター戦にふさわしいメイン。中でも2年8か月ぶり対戦となったみのると丸藤が意地を張り合う。試合時間が30分になろうとしたところでみのるのゴッチ式パイルドライバーが炸裂するも、丸藤の虎王を直前に食らっていたダメージからフォールの体勢に入れず。刺激的なフルタイムに後楽園が熱狂に包まれた。
メイン終了後には、昨年と同じように高山からのメッセージが流れる。映像ごしではあるが、前回よりも高山の血色は良化しているようであり、喋りもスムーズかつ力強く感じられた。
高山「本当にちょっとずつですが(感覚が)戻っているような気がします。1年前とどこが違うと言われると、これが違うというのを明確にお伝えできないのが残念ですが、明らかに自分の中では感覚が違いますので」。
映像は、夫人とともにリングインした高山ジュニアも見守る。みのるが高山支援の思いを口にした。
みのる「高山善廣vs.ドン・フライを見返したら、あんな試合、怖くないわけないだろ? 高山は若いときから言っているけど、『ノーフィアー』って俺は『俺は何にも怖くねえぞ』ってことじゃなくて『今から怖いものに向かっていくから、俺は怖くないぞ』って、自分のことを鼓舞するために叫んでいるんじゃないかなって。アイツは怖いけど闘っているんで、この言葉をみんなで送ってあげよう」。
後楽園大会はノーフィアー大合唱で締められたが、みのるも秀樹も売店スペースへ直行する。募金箱を持つ両者にファンが長蛇の列となったが、改めて帝王とともに闘うことをファン&関係者が決意する大会ともなった。