新日本プロレス真夏の祭典『G1 CLIMAX 29』は、ファイナルとなる日本武道館3連戦が開催された。12日は武道館3日目となる。
メインとなった優勝決定戦は飯伏幸太とジェイ・ホワイトの間で争われた。ジェイのセコンドにはバレットクラブ勢が総出の様相だったが、レフェリーが外道以外の退場を命じる。飯伏は開幕戦で左足首を負傷したが、ジェイは前夜の番外戦に続いて飯伏の負傷個所にダメージを蓄積させた。
武道館2日目の内藤哲也敗北に続くバッドエンドの雰囲気も漂ったが、観客は大イブシコールで後押しだ。ジェイの必殺ブレードランナーだけは回避していく飯伏。攻防の際に一発は食らってしまったが、ジェイ自身のダメージが深くフォール体勢までには至らず。命拾いした飯伏はジェイの猛攻に耐えた末のニーアタックからのカミゴェ3連発でジェイを粉砕。G1初制覇を勝ち取った。
「このG1は、人生でも一番大切な1か月になりました。どんどん新日本を、みんなで大きくしていきたいです」。マイクを握った飯伏は、新日本そしてプロレスを大きくする担い手となった喜びを爆発させる。ジェイのラッシュに何度も諦めそうになった観客だったが、当の飯伏が決してあきらめない姿勢を貫いたのだ。G1はこれ以上ないハッピーエンドとなった。
念願のG1クライマックス29優勝することが出来ました!
これから新しい時代を。
全てに感謝、みんなと一緒に
これから大爆発させます!
まずは回復…。全力回復!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) August 12, 2019
なお、セミ前にはKENTAがバレットクラブ入りを表明。セミでは鈴木みのるがゴッチ式パイルドライバーでオカダ・カズチカを料理。アフターG1が早くも動き始めた。
■新日本プロレス HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
日時:8月12日(月)15:00
会場:東京・日本武道館 観衆12,014人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
カール・フレドリックス
〇クラーク・コナーズ
9分53秒 逆エビ固め
●辻陽太
成田蓮
<第2試合>
●金丸義信
タイチ
ランス・アーチャー
7分36秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
〇ジェフ・コブ
<第3試合>
石森太二
チェーズ・オーエンズ
●高橋裕二郎
7分57秒 ストームブレイカー⇒片エビ固め
SHO
YOH
〇ウィル・オスプレイ
<第4試合>
●海野翔太
ジョン・モクスリー
6分19秒 TOAボトム⇒エビ固め
〇トーア・ヘナーレ
ジュース・ロビンソン
<第5試合>
BUSHI
鷹木信悟
〇SANADA
EVIL
内藤哲也
8分56秒 ラウンディング・ボディプレス⇒体固め
田口隆祐
●本間朋晃
矢野通
後藤洋央紀
真壁刀義
<第6試合>
タンガ・ロア
〇タマ・トンガ
バッドラック・ファレ
8分35秒 体固め
KENTA
YOSHI-HASHI
●石井智宏
<第7試合>
ザック・セイバーJr.
〇鈴木みのる
15分27秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
棚橋弘至
●オカダ・カズチカ
<第8試合「G1 CLIMAX 29」優勝決定戦>
[Bブロック1位]
●ジェイ・ホワイト
31分01秒 カミゴェ⇒片エビ固め
〇飯伏幸太
[Aブロック1位]
※飯伏幸太が『G1 CLIMAX』初優勝