Bブロック代表はモクスリーでも内藤でもなくジェイ! 決勝の相手・飯伏に椅子攻撃で先制 新日本G1武道館2日目

 新日本プロレス真夏の祭典『G1 CLIMAX 29』はファイナルとなる日本武道館3連戦に突入している。11日は武道館2日目となった。

 メインは“勝った方が決勝進出”となる内藤哲也とジェイ・ホワイトのマッチメイク。案の定、ジェイはセコンドの外道を使って揺さぶりをかけてくる。内藤は冷静に対処し、急所蹴りで外道を排除だ。ジェイのブレードランナー狙いをリバースフランケンシュタイナーで切り返すなどの機転で、内藤が主導権を握っていく。

 内藤がラッシュを仕掛ければ、ジェイも巧みに切り返す。2人のラリーは2月の棚橋弘至vs.ジェイを上回るエンドレスで、技量が観客を唸らせた。最終的に内藤はトドメを刺せず、変型ブラディサンデーからブレードランナーにつないだジェイが内藤を撃破する。Bブロック代表はジェイに決定した。

 ジョン・モクスリーでも内藤でもなくジェイとなったことで、11日の大会はバッドエンドとなった。モクスリーは“5連勝からの4連敗”という究極の急降下となる。内藤は「インターコンチネンタル王者のままIWGP挑戦」との究極の野望を打ち砕かれた。ファンの「こうなるんじゃないか」という予想をしっかりと裏切ってみせた新日本。

 ジェイがマイクでAブロック代表・飯伏幸太を呼び寄せる。ジェイはセコンドなしでの完全決着を宣言するも、すぐさま椅子攻撃で飯伏の足を破壊にかかった。先制を許してしまった飯伏は昨年と同じ準優勝に甘んじるのか、立て直して初優勝を掴むのか。注目の優勝決定戦は12日に開催される。

 
■新日本プロレス HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
日時:8月11日(日)18:00
会場:東京・日本武道館 観衆9,821人(主催者発表)

<第1試合>
●上村優也
辻陽太
  7分34秒 逆エビ固め
〇成田蓮
海野翔太

<第2試合>
チェーズ・オーエンズ
〇高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
  7分54秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
●BUSHI
SANADA
EVIL

<第3試合>
●カール・フレドリックス
クラーク・コナーズ
KENTA
  8分22秒 TOAボトム⇒片エビ固め
〇トーア・ヘナーレ
本間朋晃
飯伏幸太

<第4試合>
金丸義信
鈴木みのる
ランス・アーチャー
●ザック・セイバーJr.
  10分35秒 エビ固め
YOSHI-HASHI
ウィル・オスプレイ
〇棚橋弘至
オカダ・カズチカ

<第5試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦>
〇ジェフ・コブ
  5分18秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●矢野通

<第6試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦>
〇タイチ
  11分56秒 ブラックメフィスト⇒片エビ固め
●石井智宏

<第7試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦>
●ジョン・モクスリー
  16分26秒 パルプフリクション⇒片エビ固め
〇ジュース・ロビンソン

<第8試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦>
〇鷹木信悟
  15分10秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
●後藤洋央紀

<第9試合「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦>
〇ジェイ・ホワイト
  18分51秒 ブレードランナー⇒片エビ固め
●内藤哲也
※ジェイ・ホワイトが優勝決定戦進出