7・21 RISE WORLD SERIES大阪大会 選手インタビュー

❐Ryukiインタビュー
中村寛が俺のことを知らないって?俺も知らないので、お互いさまですよ
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❐Ryukiインタビュー
中村寛が俺のことを知らないって?俺も知らないので、お互いさまですよ
 
昨年まで18戦無敗で突っ走ってきた関西在住の実力派──それがRyuki(RKS顕修塾)だ。今年2月、RISE初参戦となった篠原辰樹戦(TEAM TEPPEN)ではダウンを奪われ初黒星を喫したが、中盤からの追い上げにRyukiのポテンシャルを感じた関係者は多い。7月21日には地元大阪でRyuki同様、無敗で勝ち上がってきた″人獣″中村寛(BKジム)と激突する。謎のベールに包まれたRyukiの素顔とは?(聞き手・布施鋼治)
 
──幼少の頃から格闘技をやっていると聞きました。
Ryuki ハイ。6歳の時、地元の公民館のようなところでやっていたグローブ空手から始めました。親が「空手をやったら、礼儀が身につくだろう」と思ったみたいで無理やり(微笑)。中学生になったあたりからキックボクシングも平行する形でやり始めました。
 
──思春期に格闘技に背を向けるようなことはなかった?
Ryuki 遊びたかったので、辞めたいと思ったことは何度かありましたね(苦笑)。実際練習をサボって遊びに行ったこともあったけど、格闘技をしていないと落ち着かない。結局そのままやり続けて現在に至っているという感じですね。
 
──所属するRKS顕修塾にはいつから?
Ryuki 中3くらいですかね。石田勝希という先輩がいるんですけど、その人がK-1甲子園に出ている姿をテレビで見て、めっちゃ近いところでやっていることがわかったんですよ。それまで練習していたところは自分より年上が全然いなかったので、親も顕修塾の場所を調べてくれて行きました。
 
──アマチュア時代には100戦以上闘っていますよね。思い出深い一戦は?
Ryuki K-1甲子園で平本蓮選手と闘った一戦ですかね。試合はヘッドギアの上からパンチを効かされる形で何もできないまま負けてしまいました。朝久兄弟、篠原悠人、佐野天馬ら同時期に同じ大会に出ていた選手は結構プロになっていますね。
 
──プロデビューは?
Ryuki ホーストカップの名古屋大会だったんですけど、結構大きな会場だったので、楽しくて仕方なかった。その後は顕修塾が主催する大会やMA日本キックなど基本的には大阪のリングに上がっていました。
 
──Ryuki選手の名前が知れ渡るようになったのは、17年に中国へ遠征し英雄伝説主催のトーナメントに出場して60kg級のアジア王者になったことがきっかけだと思います。
Ryuki 自信はあったけど、海外の試合は初めてだったし、ワンデーではないけどトーナメントで闘うのも初めてだったので、最初は怖かったですね。中国は会場がめちゃくちゃでかくて、お客さんも入っていたし、対応もよかったのでめちゃめちゃ楽しかったです。
 
──昨年はRIZIN名古屋大会にも出場して勝利を収めています。
Ryuki 会場も広いし、人も多いし、雰囲気がよかったですね。試合に勝ったら、写真やサインを求められました。
 
──気づけば、18戦負けなし(17勝1分)。無敗の快進撃を続けていくことにプレッシャーはなかった?
Ryuki 最初は何も考えていなかったけど、15~16戦あたりから「勝たなければいけない」というプレッシャーはめっちゃありましたね。そのあたりから試合もめっちゃ強い相手ばかりになってきたので。
 
──初黒星は今年2月、RISE130で組まれた篠塚辰樹戦でした。
Ryuki やる前から篠塚君のことは知っていたので、トレーナーがめっちゃ対策を立ててくれた。相手は元ボクサーなのでパンチで倒したら誰も文句は言わないだろうと思ったけど、そのパンチが全然当たらない。気がついたら自分がダウンしていました。2Rからはめっちゃ冷静になって蹴りでいったら蹴りもパンチも当たるようになった。ペースを掴んだかなと思った矢先に判定で負けてしまいました。
 
──初黒星を喫した感想は?
Ryuki 負けたらもっと落ち込むかなと度持ったけど、みんないい試合だとほめてくれたので、気持ちを切り換えることができました。もっといえば、それまで勝ち続けていたので、負けてちょっと気持ちが楽になりましたね。篠塚戦から試合はやっていません。
 
──RISE2戦目となる今回の対戦相手はデビュー以来連戦連勝の中村寛選手です。中村選手が一刀選手をKOで破ったRIZIN神戸大会も見に行ったと聞きました。感想は?
Ryuki 正直出ることを知らなくて、会場に行ってから友達に教えてもらったんですよ。でもRIZINの前の晩は朝まで遊んでいたのでめっちゃ眠たかった。そんなわけでウトウトしながら見ていたので、全然覚えていない(苦笑)。
 
──試合は中村選手が十分にらしさを出したうえでのKO勝ちに終わりました。
Ryuki らしいですね。分析? 僕はそんなに人の試合を見ないので、そこはトレーナーに任せています。
 
──眼中にない?
Ryuki そうですね。向こうが何戦勝ち続けているかも知らないけど、数ある試合のひとつかなという感じです。
 
──中村選手にRyuki選手の印象を聞いたところ、「よく知らん」という返答でした。
Ryuki 僕も全然知らないので、それはお互いさまでしょう(微笑)。入場曲はこれから捜すけど、僕はヒップホップとかレゲエが大好き。入場から魅せようと思っているので、ちょっと期待しておいてください。


❐裕樹インタビュー
もうすぐ僕は引退するけど、関西の誰にも実力や試合内容で負けるとは思っていません
 
❐タイよりスアキム、セクサン、ルンキットが来日
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❐裕樹インタビュー
もうすぐ僕は引退するけど、関西の誰にも実力や試合内容で負けるとは思っていません
 
7月21日、あと2試合で引退することを決意した裕樹(ANCHOR GYM)がヘクター・サンチアゴとのファイナルカウントダウン第一戦に挑む。すでに10年住んでいる関西でのビッグマッチにMr.RISEは「もうすぐ僕は引退するけど、関西の誰にも実力や試合内容で負けるとは思っていません」と不敵に言い放つ。(聞き手・スポーツライター 布施鋼治)

──いよいよ、残り2試合。ファイナル・カウントダウンが始まりました。
裕樹 ハイ。嘘偽りなく、あと2試合でございます。どこかで引かないといけない。どこかでケジメをつけないといけない。今年3月にはみんなに背中を押してもらう形で世界トーナメントという大舞台で闘うこともできた。ずっと何とかしたいと思っていたチャンヒョン・リーと闘えたけど、結果を出すことはできなかった(1Rに左フックでダウンを奪われた末に判定負け)。僕はチャンヒョン戦に全てをかけていたけど、結果は結果。ここでケジメをつけようと家族とも話し合いをしました。自分としてもスパッと気持ちが切り替わったかなと思います。
 
──以前にも一度引退を宣言したことがありました。あの時と比べると心境も異なる?
裕樹 あの時は闘いたい相手がいなかったし、自分が目指すべき闘う場所を見つけることもできなかった。そこで無理やりチャンヒョンに挑戦する(2017年7月に行なわれた初対決)ということを自分に課したわけです。そうすることによって、自分を奮い立たせていた。
 
──昨年からRISEはワールドシリーズという名前に恥じないほどの豪華メンバーを集めての世界トーナメントができるまで大きくなりました。新人時代からRISEで闘ってる裕樹選手にとっては感慨深いものがあるのでは?
裕樹 僕は一選手なので運営に関わっているわけではない。だけど、ずっと見ていたし、ずっと関わってきたので、大森ゴールドジムのフラットなリングでやっていた頃を思い返すと、素直にうれしい。
 
──大森ゴールドジムで地道にコツコツと大会を打っていた時代が懐かしい?
裕樹 懐かしいですね。あの頃が一番楽しかったなと思います。闘っているみんなが「上に行くぞ」という気持ちだったんですよね。当然いまの選手たちKAMINARIMONに出ている子たち、(プロ興行の)オープニングファイトに出ている子たちもそうだと思うけど。
 
──当時の裕樹選手は博多のリアルディール所属で、ローキックが強い″博多の悪童″として這い上がってきました。
裕樹 もう、そのニックネームは辞めましょう(照れ笑い)。あの頃は同門の龍二さん、早くに辞めてしまったけど井出泰晴さんとジム内でも「次は俺」という感じで争っていた。正直、龍二さんが勝ったら悔しいし、うれしいなんて気持ちは全然なかった。ただ、そういう気持ちを持てることがすごく楽しかった。対照的に、いまは誰かが勝っても「悔しい」という気持ちになれない。それも引退するひとつのきっかけにもなりましたね。
 
──そうでしたか。今回はRISE初めての大阪大会で、関西在住の選手も多数出場します。自分より年下の彼らを意識することもない?
裕樹 ちょっときつい言い方になるかもしれないけど、そもそも負けると思っていない(ニンマリ)。試合においても、実力においてもね。もうすぐ僕は引退するけど、(関西の)誰かに負けるとは思っていない。試合内容は間違いなく僕が一番だと思っていますから。まあ頑張れよという感じじゃないですかね。
 
──いいですね。余裕の上から目線。
裕樹 ハハハッ。まあまあそうですね。僕は喋りで魅せられるわけでもないし、いい男でもない。ファイトでしか魅せられない。でも、そのファイトの部分では誰にも負けないという気持ちは今でも強く持っています。
 
──今回の対戦相手はトーナメント一回戦で白鳥大珠選手を大いに苦しめたヘクター・サンチアゴ選手になりました。
裕樹 この間の白鳥選手を見た限り、ヘクター選手はどちらかといえばパンチからローにつないでいるタイプでした。もともとボクシングをやっていたかどうかわからないけど、ダッキングも使っていましたよね。タイプ的には合う。だからこそ僕も「やりたい」という希望を出した。彼のいいところを出させつつ、その上で(サンチアゴ有利の勝敗予想を))覆していきたいと思いますね。
 
──どんな勝ち方をイメージする?
裕樹 やっぱり(代名詞の)ローキックですね。それは相手に伝わってもいい。僕がどういうスタイルなのかということも相手はわかっている。それは全然問題ない。そのうえで倒せるローキックを作り上げていきたい。
 
──試合に向けてのローキックの作り方というのは?
裕樹 微妙な当てるタイミングとか距離感じゃないですかね。蹴り方は変わらない。そことやはりどうしてもこの歳になると落ちていく脚力。スタミナは大丈夫だと思うけど、そのへんをもう一度作り直したいと思いますね。
 
──モチベーションはどんどん高まっている?
裕樹 う~ん、難しいですね。僕の中でのモチベーションは勝ちたいとか、勝ち負けではなくなってきている。次に自分がやりたいことに向けるための起爆剤といったらいいですかね。それを、ここで爆発させようと。
 
──最後の総仕上げの一歩手前。いまは無我の境地に近い?
裕樹 そんな大そうなものでもない。どうなんですかね。これはちょっと言葉では言い表せないですね。
 
──それは70戦以上闘ってきた裕樹選手だからこそ到達できた領域だと思います。
裕樹 (サンチアゴ戦が終われば)ラスト1試合になるけど、今年はやらんでおこうと思っています。それを来年やるのか。それとも再来年にやるのか。自分としては心と体が一致した時に、もう一回「やりたい」と思う時が訪れた時に、RISEの伊藤代表と相談してやりたいなと思っています。
 
 
❐タイよりスアキム、セクサン、ルンキットが来日
本日午後、WORLD SERIES準決勝に出場するスアキム、セクサン、ルンキットが無事来日。
下記にてコメントをお知らせします。
 
◯スアキム・PKセンチャイムエタイジム コメント
「(今回はどのように戦いますか?)まだ、決めていませんね。試合が始まらないと分かりません。瞬間、瞬間で判断して戦います。この試合に集中する為、1カ月のあいだ家族と会っていません。奥さんは『気をつけて日本に行ってきて。ハッピー(娘)と待ってるからね』と連絡をもらいました。だから頑張ります皆さん応援よろしくお願いします』
 
 
◯セクサン・オー・クワンムアン コメント
「身体のコンディションはとても良くて、21日に万全の状態で迎えることが出来そうです。最近の(5月29日にラジャダムナン・スタジアムで)試合でも勝ってます。
(今回の試合は?)攻めの姿勢で戦います。準決勝の舞台まで来れてとても嬉しいです。また、とても美しく綺麗な日本に再び来れてわくわくしてます」
 
 
◯ルンキット・ウォーサンプラパイ コメント
「(コンディションは?)とても良い状態です。たくさんの関係者から58kgという体重のことを心配されていますが、タイとは違い前日計量なので問題ありません。相手のシローのことはあまりよく知らないけれど、タイのトップと彼では差がありすぎます。ただ、タイの試合ではないので相手がどうあれ3Rの試合だし攻撃をたくさん出して圧倒してみせます。大阪の試合はもちろん、最後は優勝するつもりでいます。100%の自信がありますよ!」


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