[週刊ファイト7月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼裏でも表でもない、6月28日新木場の夜にキラー中島安里紗を見た!!
Photo & Text by こもとめいこ♂
・裏か表か、6・28新木場SEAdLINNNG
・チーム下品結成!?キラー中島安里紗の独りよがりプロレス
・アクトレスガールズコンビ王座陥落
・SEAdLINNNG新木場全カード画像増量でお届け
定かではないが、プロレスで大きな興行と同日にある大会を“裏〇〇”と言い出したのはターザン山本編集長時代の週プロだった様に思う。第2次UWFが飛ぶ鳥を落とす勢いの頃に、同日に別の“プロレス”を観に行くプロレス者の観戦動機を“判官贔屓”に求めた、いかにもターザン編集長時代の週プロらしい表現だった。そして後に週プロ主催の合同興行を東京ドームで開催した日に、眼の前の後楽園ホールで打った興行でWARが『裏ドーム』を名乗ったのはそれを逆手に取った、天龍源一郎らしい反骨心が溢れていた。
「自分がこうなのだと感覚した主観が客観」
というファイト流で見れば、ドームのリングの上だろうとお好み焼き屋の床に敷いたマットの下だろうと興行に裏も表も無いので、規模の違いがあるだけだという事になる。
6月28日にほんの9km離れた両国と新木場でWWEとSEAdLINNNGが同日に興行となったが、だから国技館が表で1stRINGが裏だとはならない。
“世界の”カブキ・ウォリアーズが日本に来るんだから後学の為に…とチラと思わないでもなかったが、それではさんざ東京五輪を批判しておきながら、いざチケットを売り出すとなったら
「どうせやるんだし…」
と申し込んでしまう人々と同じ事だとも思えるし、ならば雨の予報ではあったが新木場へバイクでトコトコ出かける方が自分の中で筋が通せる。
結果、見比べた訳では無いが、結論を言えば新木場へ行って良かったなと思える内容でもあった。