(C)M-1
6月28日(現地時間)にカザフスタン共和国アスタナで『M-1 Challenge 102』が開催された。
M-1 Global(エムワン・グローバル)は、ロシアの総合格闘技団体で世界規模で開催されている。会長はワジム・フィンケルシュタインであり、副社長はセルゲイ・マトビエーンコである。かつてM-1 GlobalはAffliction、ゴールデンボーイプロモーションズ、アメリカの億万長者であるドナルド・トランプと協同して『M-1 Global & Affliction』という大規模なトーナメントを始めた事もある。2018年7月にはUFCとの業務提携を発表した。そしてロシア以外の米国や中国への進出も行っている。
今大会三大王座戦が組まれている。メインはウェルター級王座戦で、地元カザフスタン人の王者シャヴカト・ラフモノフがチアゴ・ヴァレジャオの挑戦を受けた。試合はラフモノフがバックスピンキックなどでヴァレジャオを追い詰め、最後はグランドで上になって鉄槌を落とし続けレフェリーがストップ。ラフモノフが見事にTKO勝利で王座防衛を果たした。
バンタム級王座戦はロシア人王者アレクサンドル・オセトロフに地元カザフスタンのセルゲイ・モロゾフが挑戦。試合はモロゾフがカウンターの左でオセトロフからダウンを奪うと、すぐにバックを奪ってパンチ連打。レフェリーが制してモロゾフが見事なTKO勝ちで新王者に輝いた。
フェザー級王座戦は米国人王者ネイト・ランドウェアーが挑戦者ヴィクトル・コレスニックに判定勝ちして王座防衛している。
■ M-1 Challenge 102
日時:2019年6月28日(現地時間)
会場:カザフスタン共和国アスタナ
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○シャヴカト・ラフモノフ(カザフスタン/王者)
1R 4分50秒 TKO
●チアゴ・ヴァレジャオ(ブラジル/挑戦者)
<バンタム級王座タイトルマッチ>
○セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン/挑戦者)
4R 1分40秒 TKO
●アレクサンドル・オセトロフ(ロシア/王者)
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ネイト・ランドウェアー(米国/王者)
判定 3-0
●ヴィクトル・コレスニック(ロシア/挑戦者)
(C)Titan FC
6月28日(現地時間)にフロリダ州フォートローダーデールで『Titan FC 55: Puerta vs. Ledesma』が開催された。
UFC、ベラトール、PFLに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
今大会は二大王座戦が組まれ、メインはフライ級王座戦で王者ジュアン・プエルタがクラウディオ・レデスマの挑戦を受けた。プエルタは現在五連勝中で絶対王者として君臨しており、下馬評は王者が圧倒。試合も下馬評通り、プエルタが判定勝ちで王座防衛。連勝を六に伸ばした。またバンタム級王座決定戦が組まれ米国のマット・ワーギーとメキシコのイルウィン・リベラで争われた。下馬評ではワーギーが有利だったが、試合はリベラがミドルキックでTKO勝利で新王者に輝いた。
■ Titan FC 55: Puerta vs. Ledesma
日時:2019年6月28日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国・フロリダ州フォートローダーデール
<フライ級王座タイトルマッチ>
○ジュアン・プエルタ(米国/王者)
判定 3-0
●クラウディオ・レデスマ(米国/挑戦者)
<フェザー級>
○チェース・フーパー(米国)
1R 3分31秒 リアネイキドチョーク
●ルイス・ゴメス(キューバ)
<バンタム級王座決定戦>
○イルウィン・リベラ(メキシコ)
4R 4分18秒 TKO
●マット・ワーギー(米国)