[週刊ファイト7月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
長州&猪木の引退で改めて昭和スター選手の知名度の高さを痛感!
・今後、長州と猪木氏がプロレス会場などで顔を合わせる可能性は十分あると見た
・レスラーとして最も猪木さんの影響を受けているのは藤波辰爾でも藤原喜明でもなく長州ですよ
・猪木が望めばタレントとしての仕事はいくらでも入ってきます
・『長州道場』を開設してプロ&アマのレスラー育成を手掛けるという情報
2人が示し合わせたわけではないのに、長州力が東京・後楽園ホールにて引退試合を行った6月26日、アントニオ猪木氏も政界からの引退を表明した。単なる偶然だが、今後、長州と猪木氏がプロレス会場などで顔を合わせる可能性は十分あると見た。今号の記者座談会では今後の2人の活動及び一般メディアの昭和スターに対する注目度の高さについて語り合った。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A あくまでも偶然なんだけど今週、長州力の引退試合があってアントニオ猪木も会見を開いて政界引退を発表。一般メディアも2人の引退を大きく取り上げたので本誌はこのコーナーでも扱うことになりました。よろしくお願いします。
B 6・26引退興行で、まず長州が英子夫人をリングに上げたことに驚きましたが、試合後の会見でA・猪木の凄さ、偉大さについて長々としゃべったことにはもっと驚きましたね。しかも6・26引退試合が決まってからは毎日のように猪木さんの顔と名前が長州の頭に浮かんだとか。
C 本当は引退試合に猪木さんを招待したかったんだけど、わだかまりとかじゃなく照れくささがあって呼ばなかった。私は会見での長州の口ぶりからそう見て取りました。他の記者さんやファンはどう思っているのか分からないけど、レスラーとして最も猪木さんの影響を受けているのは藤波辰爾でも藤原喜明でもなく長州ですよ。
A そう言えば、引退試合において主役の長州自ら真壁のキングコング・ニードロップを受けてマットにごう沈した。
C ロートルが現役バリバリの真壁に勝てるはずがないことをファンに示したわけですよ。
B 後楽園ホールに集まったファンは長州組が敗れるにしろ越中か石井が取られるんじゃないかと見ていたのでは?
A さて、猪木さんと長州の今後ですが・・・。