府川唯未さん発案の事故防止セミナー有意義!長与千種、GAMIらも集結

 15日、都内で『試合中の事故防止・抑止及び救急対策セミナー』が関係者、選手などを集めて行われた。今回の発起人は府川唯未さんで、山本雅俊さんが世話人のような恰好で実現。話はその府川さんから。2000年7月、アルシオンの北海道巡業中から体調不良だった府川さんだが、カードも決まっていたからと、後楽園ホール大会出場が終わったら病院に行くということで試合に出たものの、もう控室に戻ろうとする辺りで倒れ救急車が呼ばれた。試合の記憶はなかったという。
 翌日、痛みで目が覚めたが、急性硬膜下血腫とクモ膜下出血である診断され「あと1mmズレていたら下半身不随になっていた」とも告げられ、現役引退を余儀なくされている。体験談を語りながら、どうやって事故防止をしていくかや、応急処置のことまで、リングスのメディカル・アドバイサーとしてマット界では知られた野呂田秀夫医師、また元昭和大学病院の安藤善治先生をお迎えして、勉強会は非常に貴重かつ、有意義な内容のセミナーとなった。

野呂田秀夫医師(左)、安藤善治先生 格闘技外傷マニュアルも配られ、QUESTから発売されているDVD「格闘技・武道のためのメディカルケア」も一部紹介された。

 リングスでの具体例から、マスコミには書かない約束の事故例まで、様々なことが語られ、リング上ではイエローカード、レッドカードがあるが、緑に近いイエローか、赤いに近いイエローかの判断の難しさも披露されている。これはマット界に関与する全員の課題でもあり、もっとアチコチで同種のセミナーが開かれていくことを願うばかりだ。また、各地の消防局で「救命講習」も行われていることも紹介されていた。団体の主催者やレフェリーなどは、地元の消防局に問い合わせてみて損はないだろう。

プロレスリングWAVEからGAMI、マーベラスから長与千種も参加している。写真撮影こそ遠慮していたが、田中稔選手も参加しており、現在若手をコーチする立場から、「練習は厳しくとも、言い出しやすい環境にしておくことの大切さ」を語っていたのが印象に残る。

◆レポート拡大版は週刊ファイト6月27日号に収録されました
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