6・2NJKF後楽園!後松谷桐×仲山大雅 新人×大田インタビュー

「NJKF 2019 2nd」(6月2日、後楽園ホール)ではダブルメインⅠで松谷桐(VALLELY)と仲山大雅(RIOT)がWBCムエタイ日本統一フライ級王座を争う。9戦9勝(5KO)と無敗でNJKF王座に続く戴冠を狙う松谷と、SNSで「松谷選手の無敗記録をここで止めます」と宣言した仲山。松谷17歳、仲山20歳の王座決定戦となる。

■松谷桐
――4月は初の国際戦でムエタイのノンキア選手と対戦しました。いつもよりやり辛そうに映りましたが、振り返っていかがでしたか?
松谷 相手はムエタイの選手で距離感がいつもと違ってなかなか掴みにくかったですが、ラウンドを重ねるごとに少し合ってきたのかなとは思いました。
――ムエタイ独特の蹴りや間合い・距離感でしたり、試合で何か得られたものはありますか?
松谷 ミドルの蹴り方やムエタイの選手にはどういった攻撃が当てやすいかなど試合をして掴めました。
――松谷選手はいつも試合で課題を得て、それを練習で改善して成長していますが、ノンキア戦以降取り組んでいるのはどんなことですか?
松谷 前回の試合で倒し切れなかったので、倒せるパワーをつけ、それにスピード・テクニックもプラスで強化するようにしています。
――対戦相手・仲山選手の印象をお願いします。
松谷 パワーがあり、テクニックもある選手だと思います。
――4年前の2015年には先輩の能登選手と対戦し、仲山選手が勝利しています。その試合はご覧になりましたか?
松谷 試合映像は何回か見ました。周りも上手いと言っているのですがそのテクニックを潰せるスピードとパワーが今の自分にはあるので、倒せるなと思いました。
――そんな仲山選手を相手にどう戦いますか?
松谷 日本トップクラスの選手なので実力もあると思いますが、5Rやる気はないので必ず倒して圧倒的に勝とうと思ってます。
――ファンへのメッセージをお願いします。
松谷 今回も沢山の人に応援して頂いているので、必ずその期待に応えられるよう頑張るので応援よろしくお願いします。


■仲山大雅
――1月の藤原あらし戦からしばらく試合があきましたが、この間どんな風に過ごしていましたか?
仲山 練習の毎日でした。
――同じサウスポーでもあるキック界のレジェンド・あらし選手と対戦して得たものを教えてください。
仲山 パンチは当たらなければ意味がないなと思いました。強いパンチより、当てられるパンチを練習しようと思いました。
――最近強化している点、伸びてきたところがあれば教えてください。
仲山 走り込みをかなりしています。練習環境が変わってファイトスタイルも良い方向に変わってきていると思います。
――今回は仲山選手よりも若く、無敗の松谷選手と対戦することになりましたが、どんな心境ですか?
仲山 負けられないなと思います。
――対戦相手としての松谷選手の印象をお願いします。
仲山 試合映像を見ましたが、サウスポーで勢いがあり倒せる攻撃も持っているいい選手だなと思いました。
――そんな松谷選手とどう戦いますか?
仲山 どんな展開になってもキャリアの差を見せます。
――RIOT会長からは試合へ向けどのように言われていますか?
仲山 練習通りに動けば勝てるからそうしろと言われています。
――ファンへのメッセージをお願いします。
仲山 対戦相手の松谷選手は無敗でいい選手ですが、ここは僕が勝ちます。応援よろしくお願いします!

「NJKF 2019 2nd」(6月2日、後楽園ホール)では当初予定された浅川大立(ダイケンスリーツリー)の欠場を受け、大田拓真(新興ムエタイ)が新人(E.S.G)の持つWBCムエタイ日本統一フェザー級王座に挑む。昨年の連敗から復調し再び強さを見せる新人が初防衛を成すのか、あるいは弟・一航のWMC王座戴冠で波に乗る大田が自身初のタイトルを獲得するのか。

■新人
――3度目の対戦で決着戦となった3月の駿太戦はダウンの応酬で激しい試合となりました。振り返っていかがですか?
新人 前回やった駿太選手とは違いガンガン前に出てきて少しやり辛さを感じたのですが、そのおかげで自分のパンチも当たってダウンを取ることができ、勝つことができたのかなと思います。去年絶好調だった駿太選手に勝てたのは本当に大きかったです。
――17年末にWBCムエタイ日本王座を奪取後、連敗で苦しい時期となりました。勝てなかった理由はどう分析していますか。
新人 1R目からの試合運びだと思います。気合いを入れすぎても駄目だし、リラックスし過ぎても駄目なのかなと思いました。
――その昨年2月から9月まで勝ち星を得られなかった苦しい7ヵ月、どんな心境だったのでしょうか。
新人 早く勝って応援してくれてる方々に勝利を届けたい、ただそれだけです。
――その時期を乗り越え、気づいたことや得たものがあれば教えてください。
新人 1Rからの試合運びと気持ちの持って行き方です。
――ここ3試合は他団体王者に2勝1分と、高いレベルの相手にも好調です。ご自身では何がよかったと思いますか?
新人 昨年の2・5月と連敗し、いろいろ学んだからだと思います。
――昨年で30歳、デビューからも11年を迎えました。今もまだキックボクシングが楽しいですか? 最近よくなってきたところでしたり、キックについて思うことを教えてください。
新人 もちろんです。自分は嫌なことからは逃げてしまうタイプなので、でなければ辞めています(笑)。キックボクシングは人との繋がりを深く感じさせてもらえるスポーツであり、1人では絶対できないものだと思います。周りの人に本当に感謝です。
――防衛戦の対戦相手が急遽変わりました、その心境、そして影響があれば教えてください。
新人 タイプが全然違う選手なので最初は戸惑いましたが、それは相手も同じことなのでしょうがないかと。すぐに対戦相手の試合をトレーナーに見てもらい、しっかり対策を取ったので大丈夫です。
――対戦相手・大田拓真選手の印象をお願いします。
新人 若くて上手い選手だと思います。
――そういった選手を相手にどう戦いますか?
新人 自分の距離で試合をして相手に何もさせないような試合運びにしたいです。
――ファンへのメッセージをお願いします。
新人 チャンピオンは防衛してこそ真のチャンピオンになれると思うので、勝って防衛を成功させるので応援よろしくお願い致します。

■大田拓真
――2月の試合では交流戦で髙橋亮選手の猛攻をしのいでの勝利でした。振り返ってどんな試合でしたか?
大田 圧倒的な差で勝つことはできなかったですが、高橋選手の気持ちの強さがあり気持ちのぶつかり合いがあって楽しめた試合でした。
――勝因は何だったと思いますか?
大田 髙橋選手の気持ちに押されず、僕も負けたくないという気持ちが強かったから勝つことができたと思います。
――大田選手のミドル・ヒザ・崩しといったムエタイ技術が光った試合でした。やはりご自身でも得意とする、自信を持つ部分でしょうか。長くやってきて何か思うところはありますか。
大田 昔から教えられて磨いてきたものなので、足技には自信を持ってやっています。
――4月の試合も初回KOでクリア、髙橋戦でさらに一皮剥けたように映りましたが、ご自身ではどう思いますか?
大田 昨年学校を卒業して大学に進学せずキック一つでできているお陰で、僕もだんだん少しずつ強くなれているのではないでしょうか。これも全て親のおかげです。
――4月には弟の一航選手がWMC王者に輝きました。感想や刺激を受けての心境をお願いします。
大田 一航が獲って最初に思ったのは悔しいということです(笑)。昔から一航はなんでもすんなりいっちゃうんです(笑)。もちろん嬉しいですけど、先にプロデビューをしているのは僕ですし、チャンスを何回も逃してしまったのもあり、苦労しています。でも、いつもその苦労があって成長でき、僕を大人にしてくれているんだと思います。だからポジティブにとらえています。
――前回2月の後楽園大会では57㎏契約、今回はフェザー級での一戦となります。フライ級から徐々に階級を上げてきて、対応はいかがですか?
大田 特に問題はないです。アマの時もプロも階級上と普通に試合をしてるのでいつも通りやるだけです。
――対戦相手・新人選手の印象をお願いします。
大田 身長がデカく身体もデカくて気持ちの強い選手という印象です。
――そういった新人選手を相手にどう戦いますか?
大田 テクニックで上回りたいと思ってます!
――ファンへのメッセージをお願いします。
大田 いつも応援して頂いてるみなさんにベルトを巻いた姿を見せたいと思うので、精一杯応援してください!


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