レッスルマニア前最後のRAWはロンダ、シャーロット、ベッキーの「逮捕・手錠」寸劇

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 来年のレッスルマニアはフロリダだが、今回はニューヨーク/ニュージャージーということで、直前のRAWはワシントンD.C.が巡業コース。一部選手や関係者は、このままそれぞれの自宅に戻らずに、前宣伝のテレビ出演だの、一週間続く様々な行事に出るんだろうなぁと、お疲れ様ですと同情するしかない。
 もっとも、例によってビンス・マクマホン御大の鶴の一声で当日にカードやケツが変わることもありえるんだが、このままだと祭典は15試合くらいになってしまうという、報道する側は死ぬ思いになるのが今から心配になってしまう。

■ WWE RAW
日時:4月1日(現地時間)
会場:メリーランド州ワシントンD.C. キャピタル・ワン・アリーナ

◆セス・ロリンズ、決戦直前にブロック・レスナーをカーブストンプ葬

 PPV「レッスルマニア35」でセス・ロリンズと激突するユニバーサル王者ブロック・レスナーとポール・ヘイマンが顔見世に登場。ヘイマンは「ロリンズからすべてを奪ってやる!昨年の祭典ではローマン・レインズの夢を奪った。今回はロリンズのキャリアを終わらせる」と挑発すると、そこへ話を遮るようにロリンズが現れた。ロリンズは「確かにレスナーは大きくて賢いアスリートで倒すのは難しいかもしれないが、不可能ではない。俺はお前を倒して王座を奪取する!」と決戦に向けて意欲を示した。これに不敵な笑みを浮かべたレスナーは帰り際にわざとロリンズにぶつかると、ロリンズはローブローを食らわして2人は乱闘に発展。スープレックスを食らったロリンズだったが、2発目のローブローを炸裂すると、最後は悶絶するレスナーにダメ押しのカーブストンプを炸裂。ロリンズはユニバーサル王座のベルトを掲げ、王座戦を前に勝利が不可能でないことをアピールした。
 ユニバーサル王座戦が行なわれるPPV「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆手錠をされたロンダ、シャーロット、ベッキーが大乱闘!レッスルマニア女子メイン戦は勝者総取り戦へ

 PPV「レッスルマニア」のメイン戦で激突するロンダ・ラウジー&シャーロット・フレアー&ベッキー・リンチの3人がライオット・スクワッドと6人タッグ戦で激突した。まず番組の冒頭はコミッショナーのステファニー・マクマホンよりレッスルマニアのメイン戦はRaw、SmackDownの両女子王座がかけられることが発表される。
 そして、視聴者数がピークになる2時間目から3時間目にかけてが、なんでこの3人が組んで同じコーナーなのかという、最初からどうなるかは丸見えの目玉セグメントが構成された。
 ライバル意識を剥き出しにした3人は試合序盤から険悪ムード。ベッキーが苦戦しながらもリブ・モーガンの腕を取ってディスアーマーを狙うと、シャーロットはわざとタッチして交代。シャーロットが「私の前から消えろ」とベッキーを罵倒すると、今度はロンダがシャーロットにタッチして両者にらみ合い。さらに背後から丸め込まれたロンダがリブを瞬殺アームバーで沈めると、その勢いでシャーロットに殴り掛かって3人は乱闘に発展してしまう。

 レフェリー達が制止するも、殴り合う3人を止められずコントロール不能となると、現れた警察は3人に手錠をして連行。それでも3人は車の窓ガラスを破壊するなどバックステージでも最後まで蹴り合って大乱闘を展開した。
 RAW、SmackDown女子王座をかけた勝者総取り戦が行なわれるPPV「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆番組上の最後はバロン・コービン対ミステリオ

 今のところ、カート・アングル引退試合の対戦相手で変わらずのバロン・コービンが、ミステリオと対戦のカードが番組構成上のトリだった。なんか元ボクシング王者とか、いろんな肩書がくっつけられていたコービンが、体格差からミステリオをピンフォール。

 但し、お約束でカートが出てきて、花道でアンクルロックを極める絵にしていた。但し、お茶の間の印象は、何度も繰り返しセグメントが流された逮捕されたロンダ、シャーロット、ベッキーはどうなる、ということになる。残りは10億人突破の公式SNSに注目せよ、という実況だった。SNSをやってないと、どうなったかもわからないということなのか。なんか日本のどこかのCMでは、「SNSは見ても自分では上げない」とかがメッセージだったと思うのだが・・・(笑)。

◆ブルータス・ビーフケーキが2019年のWWE殿堂入り

 本誌では既報になるが、公式にブルータス・ビーフケーキの2019年度WWE殿堂入りが発表された。2019年度の殿堂者としてはD-ジェネレーションX、ホンキー・ トンク・マン、トリー・ウィルソン、ハーレム・ヒート、ハート・ファウンデーション、スー・エイチスン(ウォリアー・アワード)に続いて第7号となる。1984年にWWEに登場すると、1985年にはグレッグ・バレンタインとのタッグを組んだザ・ドリーム・チームでWWE世界タッグ王座を獲得。1987年の『レッスルマニア3』のロディ・パイパー対アドリアン・アドニスの髪切り戦で敗者アドニスの髪を切ったことからザ・バーバー(散髪屋)のニックネームが付くと、その後も大バサミを持ったパフォーマンスで活躍した。
 殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2019』は、米国現地時間4月6日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、その模様は日本時間4月7日にWWEネットワークでライブ配信される。


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