アダム・コール、リコシェ、アリスター・ブラック、ベルベティーン・ドリーム、マット・リドルの真世界標準NXT配信！

　本誌既報の通り、トマソ・チャンパがクビの手術のために長期欠場へ。ジョニー・ガルガノとの名勝負数え唄が飛んでしまったのだが、日本時間3月21日から配信開始のNXTでは、この”スペシャルな”（本人談）テーピング用小会場ではベビーフェイス(笑)のCOOトリプルHの登場から。チャンパの夢が途絶えたことや、NXTには契約してもずっと出れない選手も少なくないことなど、この舞台の現実や意義を話して、チャンパ欠場のお詫びから。チャンパの3度目の手術となる（リアルの）ドクターも紹介されていた。回復を祈るばかりだ。

　そして、ブルックリンのテイクオーバーでは、挑戦権を保持したままのジョニー・ガルガノとの王座決定戦ということで、リコシェ、アダム・コール、アリスター・ブラック、ベルベティーン・ドリーム、マット・リドルによるフェイタル5ウェイ戦が発表され、今宵に勝者が決まるとなった。ダスティ・ローデス・クラシックの配信解禁はお預けで、まずはこちらを放送して、ブルックリンのカードを確定すると。

GARGANO vs COLE

For the first time in an NXT ring in a 2 out of 3 falls match in the Main Event of #NXTTakeover: New York for the vacant NXT Championship on the biggest weekend of the year.

What's meant to be will always find a way..

One night, one champion, one DESTINY. pic.twitter.com/2ndrUj7jo4

— Johnny Gargano (@JohnnyGargano) 2019年3月21日

　まぁ、マニアのファンは結果まで全部知ってるのだが、そんなことはどうでもいい。凄い試合を魅せてくれというのと、順番含めてどういう練った番組構成にするのかが、日本の木曜日のお楽しみなのである。世界中のあらゆるプロレス番組を比べて、NXTが必見なのは述べるまでもない。

◆「なめんなよ」カイリ＆イオがビアンカと火花

「NXTテイクオーバー：ニューヨーク」でフェイタル4ウェイNXT女子王座戦を控えるカイリとイオがインタビューに答えた。「王座戦で2人の友情は大丈夫か？」との問いにイオは「私たちの友情は固い。試合はベストが勝つだけ」と自信を見せると、カイリは「その通り。2人とも王座を狙っている。必要なら闘うわ」と盟友との対戦もいとわないことを宣言した。するとそこへ対戦相手の1人のビアンカ・ブレアが登場して「王者になるためにあなた達2人を突破するわ」と発言し、帰り際にわざとカイリにぶつかって挑発。これにカイリが「なめんなよ」と感情的になり、大一番を前に火花を散らした。
　イオの英語が相変わらず台詞の棒読みで気になる。カイリもなんかスキッドが自然にこなせてないのが課題だろう。王者シェイナ・ベイズラー、イオ、カイリ、ビアンカによるフェイタル４ウェイNXT女子王座戦が行なわれる「NXTテイクオーバー：ニューヨーク」は日本時間4月6日にWWEネットワークでライブ配信される。

◆アンディスピューテッド・エラのカリスマ、新婚のアダム・コールに注目！

　同日のNXTではCOOトリプルHが登場して負傷によるNXT王者トマソ・チャンパのタイトル返上と空位となったNXT王座をかけてジョニー・ガルガノが「NXTテイクオーバー: ニューヨーク」で3本勝負に挑むことを発表。さらにこの王座戦の対戦相手を決定するためにリコシェ、アダム・コール、アリスター・ブラック、ベルベティーン・ドリーム、マット・リドルによるフェイタル5ウェイ戦が今宵に行われると発表。一人ずつの名前を呼ぶ際のお客の反応が面白い。ガルガノだと、ジョニー・レスリングの合唱になる。ベルベティーン・ドリームも人気が定着してきたようだ。

　アダム・コールが白熱の接戦を制して王座挑戦権を掴んだ。ジョニー・ガルガノvs.アダム・コールのNXT王座戦が「NXTテイクオーバー：ニューヨーク」のメインに収まった。さて、翌日MSGのIWGP王座戦と、どっちが凄いことになるのか。ジャッジメント・ディ（審判の日）が目前である。