[週刊ファイト3月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
おぼろげながら見えてきた新日ドーム 2連戦のサプライズ
・本誌評論家たちがドーム2連戦のサプライズを予想した
・実券で言うと7万枚売りさばくのは難しい
・1・5の方はオールスター戦のようなラインナップになるかもしれない
・新日プロの三枚看板はオカダ、棚橋、内藤で変わりはありません
好調の新日本プロレス
「来年の話をすると鬼が笑う」と言われるが、新日本プロレスが総力を挙げて取り組むドーム2連戦(来年1・4&5)まであと9カ月とちょっと。東京オリンピックより半年も早い。そこで本誌評論家たちがドーム2連戦のサプライズを予想した。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 3月18日、後楽園ホールで新日本プロレスの新卒採用(2020年度)の会社説明会が行われましたが、そこに集まった約500人の学生たちも優良企業と見ているようで・・・。
B その面でも新日プロは変わりましたね。昔はプロレスファンが知人の団体関係者に斡旋してもらったり、直接会社に行って、直談判して採用されていた。草間さんが社長の時に一般紙で社員を募集したことはありましたけど。
C ただ、株式上場にこぎ着けたとしても前途洋々とは言えない不安要素もあります。収入のメインの興行がガタガタと崩れたら倒産もありえますので。
A 興行は水ものですからね。今の勢いからすると惨敗はないと思いますが、来年1月のドーム2連戦もどんな結果になるかわからない。初の試みなので。
B わからないけれど、実券で言うと7万枚売りさばくのは難しいでしょ。ハロルド・ジョージ・メイ社長兼CEOの目標もその辺でしょうけど、パイはそこまで増えていないと思います。
ハロルド・ジョージ・メイ社長兼CEO
C 2大会のカードのバランスも難しい。ファンの大半は金銭的に余裕がないので、どうしても「こっちだけにしておこう」となる。よほどファン心理を読んで2日間とも来させるようにしないと、片一方の集客に苦労するんじゃないかな。
A そこでドーム2連戦の目玉を予想して頂きたいのですが・・・。
2019年の1・4