ブルー・デーモンJr.がイホ・デル・ペロ・アグアヨ杯優勝!メキシコAAA

(C)AAA

 3月3日(現地時間)にメキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイで『AAA テレビテーピング大会』が開催された。
 AAAはCMLL(当時EMLL)のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャ氏が独立して、メキシコシティを本拠地に設立した団体。CMLLから引き連れたルチャドール達に加えレイ・ミステリオやシコシスといった当時の新世代のレスラー達が活躍、アメリカン・プロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進め、ライバル団体のLLI(UWA)を壊滅に追い込み、メキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していった。そしてAAAは2018年2月から大会をインターネット配信Twitchで無料配信する事になり、2019年には米国の新興AEWとの提携も発表された。
 今大会のメインは2015年に若くしてお亡くなりになったイホ・デル・ペロ・アグアヨ(日本ではペペロ・アグアヨJr.)杯としてドクトル・ワグナーJr.、ブルー・デーモンJr.、ラ・パルカという三人のレジェンドが3WAYマッチで激突した。特にワグナーJr.とデーモンJr.は2019年のAAA年間最大大会トリプレマニアのメインで究極の決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を行う事が正式発表されている。試合は、この三人が戦うとなれば、当然、リングを飛び出して場外でも椅子などの凶器を使って大荒れの展開となった。さらにデーモンJr.の加勢にレイ・エスコルピオン、エル・テハノJr.が乱入して大混乱に陥る。そんな中、リングでワグナーJr.とデーモンJr.が対峙するも、ワグナーJr.のキックがレフェリーに誤爆。そしてワグナーJr.が反則のローブローでデーモンJr.を抑え込むもレフェリー不在で幻の勝利となってしまった。その間にデーモンJr.も蘇生し、逆にワグナーJr.にローブロー。ここでレフェリーが戻ってきてカウントしてデーモンJr.が勝利。デーモンJr.がイホ・デル・ペロ・アグアヨ杯で勝利を果たした。

■ AAA テレビテーピング大会
日時:2019年3月3日(現地時間)
会場:メキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイ

<イホ・デル・ペロ・アグアヨ杯3WAYマッチ>
○ブルー・デーモンJr.
 ピンフォール
●ドクトル・ワグナーJr.
ラ・パルカ

<6人タッグマッチ>
○レイ・エスコルピオン、チェスマン、モンスター・クラウン
 ピンフォール
●サイコ・クラウン、パガノ、アエロスター

<6人タッグマッチ>
○エル・テハノJr.、ダガ、サミー・ゲバラ
 ピンフォール
●ブライアン・ケイジ、ラレド・キッド、イホ・デル・ビキンゴ

<6人タッグマッチ>
○マキシモ、ピンピネーラ、マンバ
 反則
●モチョ・コタJr.、カルタ・ブラバJr.、ティト・サンタナ

<6人タッグマッチ>
○ジャック・エバンス、タウルス、ビジャノ3号Jr.
 ピンフォール
●ニーニョ・アンブルゲサ、ミステシスJr.、ゴールデン・マジック

<タッグマッチ>
○ファビー、ケイラ
 ピンフォール
●レディ・シャニ、スターファイア


▼[ファイトクラブ]今週のマット界~レッスルマニア決戦NXT-新日ROH~前田Friday上井KENTA他

[ファイトクラブ]今週のマット界~レッスルマニア決戦NXT-新日ROH~前田Friday上井KENTA他

※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’19年03月07日号全日横浜 新日ROH迎撃WWE マーベラス ボリショイ引退 KrossOver WLC