昨年末より14年ぶりに交流戦が再開となったNJKFとNKB。現在まで2戦が行われ1勝1敗となっているが、「NJKF 2019 1st」(2月24日、東京・後楽園ホール)では大田拓真(NJKFバンタム級1位/新興ムエタイ)と髙橋亮(NKBバンタム級王者/真門)により交流戦第3弾が行われる。ジュニア時代から活躍しNJKF未来のエースを期待される大田と、キック界を席巻する髙橋三兄弟次男の亮。激化の一途を辿る、交流戦第3戦の行方やいかに!?
■大田拓真
――昨年卒業となりましたが、高校生活を振り返っていかがですか。
大田 友達もたくさんできて充実した高校生活でした。
――卒業後、今はどんな生活・過ごし方をしているのでしょうか。
大田 学校を卒業したので練習だけに集中できるようになりました。
――昨年は怪我もあり思うように試合のできない期間がありました。どんな思いで、どのように過ごしていましたか。
大田 怪我で試合もできず練習もやれたりやれなかったりで、すごく辛い期間でしたが、今は無事に試合に出させて頂いているのでよかったです。パンチがあまり上手くないので、パンチ力とコンビネーションを強化していました。
――昨年は弟の一航選手もタイトル奪取を阻まれてしまいましたが、「自分たちのストーリーはここから」というツイートが大田選手からありました。お二人でどんなことを話していますか。
大田“プロになってベルトを獲る”とアマチュアの時から決めていたので、“二人で強いチャンピオンになる”という気持ちでいます。
――今回の対戦相手・髙橋選手をどう見ていますか? 警戒している点を教えてください。
大田 とにかく気持ちが強いイメージです。力強く、スピードもあり全てに警戒しています。
――最後に試合の意気込みをお願いします。
大田 髙橋選手はすごく強く有名な選手ですが、“他の団体にもこんな強い選手がいるんだぞ”ってところを見せたいと思っているので、見て頂く人には楽しんでもらえたらと思っています。
■髙橋亮
――昨年はどんな1年でしたか? 試合の振り返りを交え教えてください。
髙橋 去年は2月のNKBから始まり3連勝といい波に乗れていたんですが、年末の大舞台で1番勝ちたかった相手に敗れてものすごくヘコみました。ただ、6月に三男の聖人がNKBフェザー級チャンピオンになり三兄弟三階級制覇を達成できたのはものすごく幸せでした。
――今年はどんな年にしたいですか?
髙橋 大舞台に出場して髙橋三兄弟をもっとアピールしていきたいです。
――髙橋選手の試合を初めて見るNJKFファンの方に、自分がどんな選手であるか紹介をお願いします。
髙橋 サウスポーでただただ蹴ります!
――今回の対戦相手・大田選手の印象はいかがですか?
髙橋 若くしてエースと呼ばれてるだけあってムエタイテクニックは素晴らしいですね。距離感、リズム感を支配されないよう潰しに行きます。
――今回はNJKFとの交流戦になりますが、意識するところはありますか?
髙橋 強い者同士が戦ってお客さんが盛り上がればそれでいいと思ってます。ただ負けるのは嫌いなんで絶対勝ちます!
――試合の意気込みをお願いします。
髙橋“髙橋三兄弟の試合が見たい”と思わせるような戦いをします!
「NJKF 2019 1st」(2月24日、東京・後楽園ホール)でWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座の防衛戦に臨む琢磨(東京町田金子)。挑戦者にはINNOVATIONの同級王者・葵拳士郎(マイウェイ)を迎える。ともに熱い気持ちでキックに取り組む2人は昨年怪我によりどちらも十分に試合を行えておらず、そのフラストレーションを今回にぶつける。共通して感動を呼ぶ試合を心掛ける2人の激突は、キックボクシングの真髄を体現する一戦となるか。
■琢磨
――選手としては1試合のみとなった昨年ですが、1年を振り返りどんな年でしたか?
琢磨 キックボクサーとしては高いモチベーションがあるのに1試合と悔しい年でしたが、素晴らしい出会いが沢山ある1年でした
――しかしその1試合となった9月の澤田曜祐戦では3R TKO勝利。この試合を振り返っていかがですか。
琢磨 澤田選手との試合は自分をコントロールして闘い抜き、試合が本当に楽しいと実感できた一戦でした。
――負傷しリハビリしていた膝の靭帯と半月板の具合はどうでしょう。
琢磨 膝の状態は上向きで最高の状態に仕上げていますし、掴んだものが沢山あります。
――今回防衛戦となるWBCムエタイ日本統一王座は、17年に浅川大立選手と争い手にしたものです。その浅川選手は昨年末59㎏の賞金トーナメントを制し優勝しました。刺激になったのではないですか?
琢磨 浅川選手は僕との試合の後から全勝してるし、大きな試合にも出ているので刺激になります! なので僕は余計にWBCのベルトを輝かせたいとメチャクチャ思ってます。
――今回の対戦相手・葵選手の印象をお願いします。
琢磨 結構試合を見たことがあって蹴りの選手ですが、オールラウンダーで正統派なので噛み合う試合になると思います。僕もすごく楽しみにしています。
――前回の試合から5ヵ月、どんな風に過ごし、どこを強化してきましたか?
琢磨 本当にキックボクサーであると同時に、1人の人間として成長させてもらいました。沢山の人と出会ってパワーをもらい、昔にはないような出会いがあって“チャンピオンとして過ごしたい”と強く感じています。技術的にはパンチの精度に磨きかけました。
――王座防衛戦となる今回、どんな試合を見せてくれますか?
琢磨“防衛戦”という立場に来れたことにすごく有難いという気持ちがあります。試合は“激闘以上の激闘”を魅せます!!
――今回の一戦、そして今年の戦いへ意気込みをお願いします。
琢磨 今回の試合は自分がエースになる、大事な一戦です。そして今年1年チャンピオンとして闘い続けるためにも、最高の試合をして興奮と感動を思いっきり味わっていきます! 応援よろしくお願いします!
■葵拳士郎
――残念な結果となってしまいましたが(1R KO負け)、昨年は4月に新日本キックへ乗り込んでの一戦がありました。振り返っていかがでしょう。
葵 久しぶりに新日本キックに出場させて頂き気合いも充分、仕上がりもかなりよかったのですが、失神KO負けという結果に終わってしまい正直すごく凹んでました。
――その後7月には初防衛戦で勝利。前回の敗戦からどんな思いで過ごして臨んだか、試合の振り返りとともにお願いします。
葵 4月の試合では2分近くも気を失っていました。一歩間違えれば死んでいたかもしれません。そして何より応援してくれた方々の悲しい顔を見てしまい、自分はなんて情けないことをしたんだろうと思いました。そんな人たちの為にも“何もしないで終わる試合は二度としない”と誓いました。それと同時に“いつ死んでもいい” “この試合で引退しても後悔しない”という意気込みで防衛戦に臨みました。結果はギリギリの判定勝ちという締まらない形になりましたが、自分の中で気持ちを見せられた試合になったと思います。ただ、まだまだこんなものではありませんが……。
――そんな2試合となった昨年はどんな1年でしたか?
葵 怪我もあり2戦しかできませんでしたが、選手としても人間としても自分なりに成長できた1年になりました。練習もまた基礎に戻って、充実した意味のある練習を深くできました。
――INNOVATIONに続き2本目のベルトを目指して挑む琢磨選手の印象をお願いします。
葵 何でもできて上手い選手だと思います。過去に何度か試合を見たことがありますが、どの試合も上手いなーって思います。
――今回NJKFで葵選手の試合を初めて見るファンに、ご自身がどんな選手であるか教えてください。
葵 あまり自分のスタイルとかは分からないですけど、必ず魅せる試合をします。
――ベルトの重みやチャンピオンとしてのプレッシャーは大きいと思いますが、そういった点はどのように感じていますか。今回は挑戦者として、挑む者の強みでぶつかる?
葵 たしかにチャンピオンになってプレッシャーは大きくなったと思いますが、昔から自分に少しでもプレッシャーを掛けていった方がいつも力が出ます。だからあまり気にしていないです。そして自分は今回はもちろんですが、防衛戦の時も挑戦者のつもりで闘ってます。守りに入るのではなく、“死んでもベルトを獲る”覚悟で挑みます。
――どんな試合を見せてくれるか、試合へ向けての意気込みをお願いします。
葵 自分の試合を見て頂いて何かを感じて頂けたら嬉しいです。勝つのは大前提ですが、その上で試合を盛り上げて“もう一度、葵拳士郎の試合を見たい”と思わせる試合をします。WBCのベルトを獲るのは間違いなく自分です。ド派手に舞います! 応援よろしくお願いします。
大阪NJKFのリングに、NKBからの刺客 棚橋賢二郎が殴り込みをかける!
2月24日(日)大阪市・平野区民ホール『NJKF 2019 west 1st』のメインイベントに出場する両選手のインタビューが届いた。
2018年NJKF年間技能賞を受賞したNJKFスーパーライト級4位の二條司が、長身とリーチ差を活かしてNKBライト級1位の棚橋を返り討ちにするのか。それとも、棚橋が倒し合い上等のアグレッシブファイトで、NJKF新鋭の二條をマットに沈めるのか。
ともに団体のプライドを背負った交流戦、盛り上がらないわけがない。
◆二條 司
―― まずは、2018年度NJKF年間表彰、技能賞受賞おめでとうございます。
二條「ありがとうございます。このような素晴らしい賞を受賞することができ、大変光栄です。これまでご指導して頂いた館長に、心より感謝いたします。」
―― プロデビューからこれまで9戦して負けは2017年7月(7.2高石)の1度だけ、その後は4戦して3勝1分けと負けなし、その3勝は全て1ラウンドKO勝利という、好調ぶりが伺える二條選手です。試合を目前にした心境をお聞かせください。
二條「一昨年の敗北はすごく悔しかったですし、あのような試合をした自分が情けなかったです。しかし、1度負けたからこそ得られたものがあり、その経験が今の結果に繋がっていると思います。」
―― プロデビュー10戦目にてメインイベント、対戦相手はNKBのトップランカー棚橋賢二郎選手です。注目されている交流戦ですが、棚橋選手のことはご存知でしたか?
二條「存じ上げていませんでした。対戦が決まり、館長から棚橋選手がNKBのライト級1位の方だとお聞きしました。」
―― 棚橋選手はKO率も高く、今回も打ち合いを望んで来ると思われます。二條選手もKO勝利が続いていますがファイトスタイルは大きく異なります。すでに作戦は練られていますか?
二條「はい。作戦はあります。内容をお話しすることは出来ませんが、メインイベントにふさわしい試合をしたいと思っています。」
―― 試合では、どんなところに注目して欲しいですか?
二條「長いリーチを活かしたファイトスタイルに注目していただきたいです。」
―― 少し話は横道にそれます。二條選手は和歌山大学経済学部をキックボクシングのスポーツ推薦で入学されました。NJKF日本チャンピオンを目指しながら、学業との二刀流生活。現在は3回生ということですが、今後の進路、またキックボクシングでの活動について、話せる範囲でお聞かせいただけますか?
二條「今後の進路としては、どこかの会社に就職して働こうと思っています。どの業界・職種にするかは未定です。なので、卒業後はプロキックボクサーとしての活動は一旦休止しようと考えています。現在の目標であるNJKF日本チャンピオンになるために、今年1年間で全てを出し切ります。」
―― 自身の夢を叶えるためにも、支える方々のためにも、目の前のこの試合、頑張ってください。それでは改めて、ファンの皆さんと会場に来られる皆さんに、意気込みをお願いいたします。
二條「ありがとうございます。今年1年は勝負の年なので、まずは初戦をしっかり勝って良いスタートを切ります。今回も全力で勝ちにいきますので応援よろしくお願いします。」
〈二條 司/誠至会〉
NJKFスーパーライト級4位
1997年9月7日生(大阪府)
180cm・オーソドックス
9戦6勝(3KO)1敗2分
◆棚橋 賢二郎
―― このところ他団体に参戦する機会が多い棚橋選手です。新日本キック、INNOVATIONに続いて、本格的に交流が再開したNJKFのリングに上がることになりました、まずは心境をお聞かせください。
棚橋「まずは、NKBの看板を背負ってリングに上がるので、NJKFのリングでも倒すか倒されるかのNKBらしい戦いをアピールできたらと思います。」
―― 大阪のNJKFのリングで、NKB棚橋賢二郎の名をアピールする機会となります。ふだんは東京での試合が多いと思いますが、大阪での試合は初めてでしょうか。
棚橋「大阪の試合は初めてです。本当に良い機会なのでこれからもいろんな試合に呼んでもらえるように良い試合をして自分をアッピールしたいです。」
―― 対戦相手はNJKF期待の新鋭、二條司選手です。二條選手のことはご存知でしたか?
棚橋「いえ、知らなかったです。」
―― KO率が高い棚橋選手ですが、今回はパンチVS首相撲とファイトスタイルが全く異なります。噛み合うかどうかが勝敗のカギになるでは?
棚橋「首相撲はそこまで苦手ではないので、戦えると思いますが、身長も高くリーチもあるので、距離などに気をつけて戦いたいと思います。」
―― 試合では、どんなところに注目して欲しいですか?
棚橋「倒すか倒されるかの熱い戦いです。」
―― 素晴らしいファイトを期待します。では最後に、ファンの皆さんと大阪のお客さんに意気込みをお願いします。
棚橋「必ず良い試合をしますので宜しくお願い致します。」
〈棚橋 賢二郎/拳心館〉
NKBライト級1位
1987年11月2日生・新潟県
169cm・オーソドックス
11戦7勝(5KO)3敗1分
昨年末「NJKF 2018 4th」(2018年12月2日、東京・後楽園ホール)において波賀宙也はペットワット・ヤバチョウベースに判定、大田原友亮はHIRO YAMATOに2R TKOと揃って勝ち星を上げた。「NJKF 2019 1st」(2月24日、東京・後楽園ホール)でも共演を果たす2人は、波賀が元ラジャダムナン・バンタム級3位のラット、大田原がペットワットとともにタイ人を迎え撃つ。2019年、日本での初戦をともに好スタートで飾れるか。4者が試合の意気込みを語った。
◆波賀宙也
――昨年最終戦はご自身で「辛勝」とされたペットワット戦でしたが(2-0の判定勝ち)、振り返っていかがでしょう。
波賀 最初に首相撲の展開になった時、組んでみて組みやすかったんです。がっちりハマるというか。“最悪首相撲で勝負すれば勝てる”というのがあったので首の展開が多くなりました。ただ、もう少し蹴りを中心に試合を組み立てたかったなと。
――2017年を「キャリアの中で一番苦しい 1 年でした。ただ得たものも大きく、最も成長できた年でした」と言われていましたが、昨年はその成長を試合に出せるようになってきたのでしょうか?
波賀 一番試合に出せたのは1月・新日本キックでのバカイペット(元BBTVバンタム級王者)戦ですね。ヒジで切ることもできたし、自分自身の動きもよくてベストバウトでした。ただ、まだ試合によって体調の良し悪しの差が大きいので、そこをもう少し調整できるようにしないと。バカイペット戦を超えるパフォーマンスをできるようにするのが当面の目標です。
――その後は連敗から復調し現在は3連勝、昨年はどんな1年でしたか?
波賀 ひとまずWBCのベルトが戻ってきて安心しました。やっぱり勝負の世界なんで勝ち続けないと。連敗があったからこそ、今まで以上に勝ちに貪欲になりました。
――今回の対戦相手、ラット選手の印象をお願いします。
波賀 上手いですよね。距離の取り方も上手い。お互い距離の取り合いになると思います。
――12月の試合後、マイクやSNSで「来年は日本人のトップ選手とやりたい」「ここ最近、守りに入り過ぎてた」「今年は色々と攻めて攻めて挑戦してきたい」といった発言がありました。今年はどんな年にしたいですか。
波賀 タイ人相手だと、体力的にももちろんですけど精神的にも疲れるんですよ(笑)。見てる側も日本人同士の試合の方が分かりやすいだろうし、日本人とやりたいなと。そう思って発言したんですけど、またタイ人になりました(笑)。今年はキックボクシング・ムエタイだけでなく、様々なことに挑戦する年にしていきたいです。タイでのビジネスも考えているので、今年はその布石を打っていきたいです。
――それでは試合の意気込みをお願いします。
波賀 4月にも今回以上の強豪との試合が決まっているので、しっかり次に繋がるような内容で勝ちたいです。
◆ラット
――ラット選手はNJKF初出場となりますので、ご自身がどんな選手であるか教えてください。
ラット 私は経験がたくさん有り、ベテランのボクサーです。
――日本の好きなところを教えてください。
ラット 日本は暑さ寒さの四季がいいですね。
――昨年8月、日本で片島聡志選手に判定勝利していますが、この試合はいかがでしたか? また、過去に一戸総太選手と引き分けているそうですが、この時のことも教えてください。
ラット 片島戦の時はよいコンディションでした。一戸選手のことはよく覚えてないです。
――時間の短い3Rの試合は難しくないですか? 気をつけている点や5Rと変えているところがあれば教えてください。
ラット バンチ主体に考えてます。
――今回の対戦相手・波賀選手の印象をお願いします。
ラット 彼のことは特によく知りません。
――試合の意気込みをお願いします。
ラット とにかく、楽しみにして下さい!
◆大田原友亮
――久々のNJKFとなった昨年12月のHIRO YAMATO戦は振り返っていかがでしょう。
大田原 NJKFのリングにまた上がれて、そこで結果を出せたことはすごく大きかったと思う。
――1月に行ったタイでの試合(判定負け)をはじめ、今後も続々試合が決まっています。何かやる気を新たにするきっかけがあったのですか?
大田原 今までやらなくて“ちゃんとやってればな”って最近気づいて、応援してくれる人も増えたし、本当の自分を見てもらいたいと思うようになったからですかね。
――前回12月の試合前は立川KBAに住み込みで練習し、「こんなに練習したことがない」と言われていましたが、どれだけ過酷だったか教えてください。
大田原 タイにいた時はもっとしていましたが、復帰してからは朝から練習したことが無かったので、久しぶりで大変でした。
――今回の対戦相手、ペットワットは12月に波賀宙也選手と対戦し接戦の末判定負けを喫しています。印象をお願いします。
大田原 タイ人だなって戦い方ですけど、これが凄いってところもないかなと思います。
――今年はどんな年にしたいですか?
大田原“本気でやったらやっぱりこいつ強い”ってみんなに思ってもらえるように結果を出して、活躍していくことですかね。
――それでは試合の意気込みをお願いします。
大田原 1月のタイでだいぶ自信になったので、1ラウンドからガツガツ行って倒しに行きます。
◆ペットワット・ヤバチョウベース
――12月の波賀戦は残念な結果となってしまいました(判定負け)。試合を振り返っていかがですか? 対戦した波賀選手の印象もお願いします。
ペットワット チャンピオンと試合ができて嬉しかったです。首相撲が力強かった印象です。
――今回対戦する大田原選手の印象をお願いします。波賀選手と比べてどうでしょう。
ペットワット ジムで映像を見ました。パワーよりテクニックがある選手だと思いました。波賀選手との違いは、試合をしてみないと分かりません。
――ペットワット選手は日本に来てちょうど1年になります。この1年はどんな1年でしたか。
ペットワット 指導だけでなく試合も組んでもらえ嬉しいです。ジムのメンバーも優しい人が多く、楽しいです。何より日本はショッピングが楽しく、食事も美味しいです。
――タイでの試合より短くなる3Rの試合は難しくないですか? 何か気をつけたり変えていることがあれば教えてください。
ペットワット 3Rが難しいとは思いませんが、ラウンドが少ないので早い流れの展開が必要だと感じました。
――それでは試合の意気込みをお願いします。
ペットワット とにかく勝つことです。
NJKFのホープ・一航(NJKFフライ級2位/新興ムエタイ)と松岡宏宜(KOSスーパーフライ級王者/闘神塾)は17年11月に対戦し一航が初回KO勝ち。「気持ちいいぐらいの完敗」と認める松岡だが、同時に「やり返さないと気が済まない」と言い、「NJKF 2019 1st」(2月24日、東京・後楽園ホール)でリベンジを期する。一方、迎える一航も「第1戦は運がよかっただけだと思っている」と気の緩むところはない。
昨年末にホーストカップで復活した真吾YAMATO(NJKFスーパーライト級2位/大和)と、昨年新日本キックとBOMへ打って出て勝利した野津良太(NJKFライト級6位/E.S.G)も対戦。2019年のスタートダッシュを狙う。
◆一航
――昨年はタイトルマッチが残念な結果(松谷桐に2R TKO負け)となってしまいましたが、あの試合を振り返っていかがでしょうか。
一航 桐くんのようなスタイルの人は少ないので、いい経験をできたと思います。
――その後は12月まで試合が開きましたが、どんな風に過ごしていましたか。
一航 体重が増えてしまいフライ級が厳しくなってきたので、バンダム級に向けて体造りをしていました。
――松岡選手とは再戦となります(17年11月に対戦し、一航が1R KO勝ち)。前回は快勝でしたが、試合の振り返りと松岡選手の印象をお願いします。
一航 松岡選手との第1戦は運がよかっただけだと思っているので、今回はしっかり倒したいです。
――昨年の苦い経験を経て、ともに王者を目指すお兄さん(大田拓真)と何か話していることがあれば教えてください。
一航 兄とはくだらない話ししかしてません(笑)。
――試合の意気込みをお願いします。
一航 階級を上げたのでパワーとスピードを更にアップさせました。今回もきっちりKOで倒したいと思います。
◆松岡宏宜
――前回は17年11月に対戦、残念な結果となってしまいましたが(今回対戦する一航に1R KO負け)、この試合の振り返りをお願いします。
松岡 最初は調子よかったんですけど中盤でヒザ蹴りが効いてしまって、ダウンした時のヒジ打ちは軌道が全然分からなくて、気持ちいいぐらいの完敗でした。
――実際に対戦して、一航選手の印象をお願いします。
松岡 ただただ強い!って感じで、それしかでてこないです(笑)。
――前回以来のNJKF参戦となりますが、改めてご自身がどんな選手であるか、ご紹介をお願いします。
松岡 両利きならではの独特なステップと、パンチのスピードが自分のアピールポイントです!
――一航戦の後、ベルト奪取(KOSスーパーフライ級王座)もあったようですが松岡選手の2018年の戦いについて教えてください。
松岡 2018年は一航選手にやられたお陰で自分を見つめ直す時間ができたので、弱かったメンタルの部分が一回り成長できたと思います。2018年の戦績は1勝1敗でしたが、どちらの試合も強敵相手に完全燃焼できているので、今回も後楽園ホールで燃え上がります!
――前回の対戦からどんな思いで過ごしてきましたか。
松岡 一航選手にやり返さないと気が済まないっていうのがずっと心にあったので、今回対戦が決まって嬉しいです。
――そんな一戦へ向けての意気込みをお願いします。
松岡 大半の人は一航選手の返り討ちを予想していると思いますが、昔から逆境に強い男なので僕のしつこさに期待していてください!
◆真吾YAMATO
――苦しい戦いが続いていましたが、昨年末にホーストカップでそれを脱する判定勝利を上げました。まずこの試合の振り返りをお願いします。
真吾 地元名古屋での試合だったため“絶対に勝ちたい”という気持ちもありましたが、緊張していませんでした。いつも倒しに行ってダメな場合があったので、年末の試合は勝ちに徹しました。
――年頭の勝利の後、年末まで勝ち星から離れた2018年でしたが、どんな1年でしたか?
真吾 本当に苦しい1年でしたが、それによって新たな自分が見られたので結果いい1年でした!
――今回の対戦相手・野津選手の印象をお願いします。苦手or得意なタイプ?
真吾 前に出てくる頑丈そうな選手だなと思いました。苦手か得意かはよく分からないので、試合で感じたまま動こうと思います。
――12月の勝利で「掴んだ感覚、気づいたことがある」とSNSに上げていましたが、どんなことでしょうか。
真吾 馬鹿みたいに緊張しても仕方がないし、ルーティンをいちいち気にしていましたがリング上ではそんなの関係ないやと思うことができ、いい意味で大雑把になり楽に戦えました。
――それでは連勝を目指す試合に向け、意気込みをお願いします。
真吾 今年初の試合になるので、まず勝ちを収めてよいスタートを切ります。2019年はチャンピオンベルトを巻き、いろんな強い選手と戦いたいです!
◆野津良太
――他団体へ乗り込んでの連勝(新日本キックとBOM)と印象的な勝利のあった昨年ですが、どんな1年だったか振り返りをお願いします。
野津 17年以上に成長速度が早くなったことを感じられた1年でした。2月に対戦した村中選手に練習不足を痛感させられ(試合は2-1の判定勝ち)、以前より練習時間を取れる環境にしたことがよかったです。
――新日本キックとBOMでの連勝で波に乗ったかに思われましたが、昨年末にはNJKFで判定負け(12月、梅沢武彦戦)。こちらの試合はいかがでしたか。
野津 ひたすら練習してれば勝てる訳ではないことを改めて実感しました。
――現在の課題、取り組んでいることや強化している点はいかがでしょうか。
野津 回復が早い身体作りを課題にしています。
――会長やトレーナーの方からはどんなことを言われていますか?
野津 会長には「サンドバッグ使ったら汗を拭け」、トレーナーには「試合で使うタオルは新品を持って来い」と言われています。
――今回の対戦相手・真吾選手の印象をお願いします。苦手or得意なタイプ?
野津 今までで1番強い相手だと思います。苦手なタイプです。
――最後に今回の試合、そして2019年の意気込みをお願いします。
野津 2018年は流血戦が多かったので、2019年は血が出ないように戦いたいです。
《チケット料金 》
VIP席 15,000円 (パンフレット付)
RS席 10,000円
S席 7,000円
A席 5,000円
B席 4,000円
※当日500円UP
小中学生専用立見席 1,000円(当日販売)
《チケット販売所》
ぴあ:TEL 03-5237-9999、0570-02-9999(全国共通) http://t.pia.jp/
e+ (イープラス):http://eplus.jp/njkf/ ファミリーマート店内Famiポート
後楽園ホール:TEL 03-5800-9999
出場選手所属ジム
NJKF事務局:http://www.njkf.info/ (加盟ジム一覧参照)
《お問い合わせ》
一般社団法人 ニュージャパンキックボクシング連盟 事務局
TEL 046-205-9350
FAX 046-210-3083
E-Mail:njkf2019@gmail.com
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