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RAWが同じルイジアナ州のラファイアットなら、SmackDownはニューオリンズに移動。『レッスルマニア』週間他でもよく使われているスムージー・キング・センターが生中継の舞台となった。前夜に引き続き、番組改革の一貫としてNXT勢が文字通り番組をテイクオーバー。やはり、ブランドどっちかに所属というより、『レッスルマニア』本戦にも出てくる予告編ということのようだ。
第1試合に登場はオランダ出身のアリスター・ブラック! 格闘技経験が豊富でキックボクシング試合もしている。大日本プロレスに来襲した際のリングネームはトミー・エンド。本誌の有料版ではプッシュされてきたので定期購読者にはお馴染みだろう。アンドラーデ(シエン・アルマス)との試合が組まれたが、これは同じニューオリンズ、4月7日の『NXT:テイクオーバー』の再戦カードである。ここでアリスターがNXT王座奪取となるが、負けたアンドラーデがSmackDown入りしていた。当然、アリスターが回転回し蹴りブラックマスをぶち込んで、ここでも返り討ちというケツになる。
次は現時点では共闘するジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパだ。背も高く大型のThe Bar(シェイマス&セザーロ)が、「お前ら誰や? そもそも誰も気にしてない」と罵り、リング上でもせせ笑うのだが・・・。途中のトップコーナーからのサマーソルト・パワーボムで、シェイマスの体重が痛めているチャンパの足に押しかかるボッチ・スポットに。ガチで足をくじいたかもなものの、ガルガノが孤軍奮闘。最後はチャンパがトップロープ越しに横入式回転エビ固めでセザーロから3カウントを奪った。
前日のRAWレポートで、タッグ王者リバイバルとWWEの契約状況をお伝えしたばかりだが、今度はタイ・デリンジャーがWWEに契約解除を申し込んだと、自身がSNSでぶちまけている。なんでもSNSの時代だからこれもやり方なのだろうが、現時点でWWEは沈黙している。
— Ronnie Arneill (@perfec10n) 2019年2月20日
■ WWE SmackDown Live
日時:2月19日(現地時間)
会場:ルイジアナ州ニューオーリンズ スムージー・キング・センター
◆マンディ・ローズの策略でアスカがまさかの敗戦!
SmackDown女子王者アスカがリングに登場し、RAWとSDの王座戦線に関して「ロンダ・ラウジーばかりに注目が集まって忘れられているんじゃないか」と皮肉気味に聞かれると、「シャーロットとベッキーはすでに倒しているから興味がない。興味があるのは誰が私と対戦する準備ができているかだ」と次戦に意欲を示す。英語はちゃんとしていた。
そこに突如マンディ・ローズ&ソーニャ・デビルが登場。RAW所属のマンディは「誰にも相手にされない可哀そうなアスカ! でも私はあなたと対戦する準備ができてるわよ」と挑発して2人が対戦する展開に。NXT勢の連夜の投入だけでなく、ブランドのシャフルも予告なく行われ番組改革に必死のWWEなのだ。
試合では突如レイシー・エバンスが入場してきて、そのまま引っ込むという最近のパターンを踏襲。なんか昔の60年代のピンアップ・ガールの衣装というのが、老人幹部たちに受けていると推測するが、試合はダメなままなのに、要らないんじゃないかと思うのだが・・・。これに気を取られたアスカは背後からマンディの攻撃を許してしまい一時劣勢となってしまう。しかし、持前の気合いで持ち直したアスカはスライディング・ニーから顔面にヒザを叩き込むと、マンディは目を押さえて怪我を主張。
これにレフェリーがアスカに距離を置くよう指示したその隙にマンディがアスカを丸め込んで3カウント。怪我のふりしたマンディの策略にはまったアスカは格下相手にピンフォールを許して悔しがった。
◆リコシェがWWE2大ブランドで2日連続勝利
NXTスーパースター・リコシェが昨日のRAWに続いて、SmackDownでエリック・ヤング(withアレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン)とシングル戦に挑んだ。リコシェはハリケーン・ラナからドロップキックを決めて先制するも、セコンドに挑発された隙にヤングから強烈なパンチを食らって劣勢となってしまう。しかし、ヤングがポストに誤爆して流れが変わると、アッパーカットからのスタンディング・シューティングスタープレス、さらに捻りをいれたトペ・コンヒーロでヤングを追い詰めると、最後はコーナートップから630°スプラッシュを炸裂させて3カウント。
“ワン&オンリー”リコシェがヤングを下し、 WWEの2大お茶の間向けブランドにおける連続登場デビューを見事勝利で飾った。
◆王者ブライアンがコフィ・キングストンに不覚!PPV 「ファストレーン」でWWE王座戦
メイン戦でダニエル・ブライアン&サモア・ジョー&ランディ・オートン対コフィ・キングストン&AJスタイルズ&ジェフ・ハーディの6人タッグ戦が行なわれた。PPV「エリミネーション・チェンバー」で活躍したコフィ・キングストンが注目されるも、ブライアンはコフィ・キングストンに馬乗りパンチ連打を放って「俺がWWE王者だ」叫ぶと、オートンもコフィ・キングストンをテーブルに叩き付けて試合を優勢に進めた。
しかし、ブライアンはAJスタイルズにカーフ・クラッシャーを決められて試合の流れを変えられると、コフィ・キングストンのダイブ攻撃からのトラブル・イン・パラダイスを食らって3カウント。なんと王者ブライアンが格下のコフィ・キングストンからピンフォールを奪われる大番狂わせが起きた。New dayのメンバーと共に大喜びするコフィ・キングストンに対し、ステージに登場したシェイン・マクマホンがPPV「ファストレーン」で王者ブライアン対キングストンのWWE王座戦を決定。鉄は熱いうちに打てなのだ。
PPV「ファストレーン」は日本時間3月11日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
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