ロビン・ファン・ロスマーレンが判定勝ちで新王者に!11・7『GLORY 18 RETURN TO GLORY』

(C)James Law, GLORY Sports International

 2014年11月7日にオクラホマ州ショーニー『GLORY 18 RETURN TO GLORY』が開催された。
 2013年から本格的に北米進出、キック系で世界的なトップ選手と次々に契約し、全米主要都市で大会を開催、スパイクTVで全米生中継と仕掛け続けたが、視聴率不振などで失速。2014月6月の大会をもっていったん、休止状態で仕切り直しする事になった。そして休止明けで行われたのが、今大会だ。

 今大会はメインにデビット・キリアとロビン・ファン・ロスマーレンのライト級王座戦、そしてライトヘビー級トーナメントを軸として開催。ライトヘビー級トーナメント優勝者はグーカン・サキの持つ王座に挑戦する権利を得る事になる。
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 そしてキリアとロスマーレンの一戦だ。キリアはあの70キロ級世界最強、難攻不落と言われた“ドクター”ジョルジオ・ペトロシアン をKOして一躍、スターダムにのし上がった乗りに乗っているアンディ・リスティをKOで下し、王者になっている。セーム・シュルトのチームメイトで、どちらかというと地味なタイプだったキリアだが、王者になり注目を集めるようになった。そのキリアの王座に挑戦するのは、かつてキリアを倒した事のあるロスマーレン。いわば最強の挑戦者を迎え撃つ事になった。
 試合は、ロスマーレンが、パンチラッシュで優勢に進める。キリアがシュルトと同じく前蹴りで距離をおいての打撃で盛り返し、3Rには左フックでロスマーレンからダウンを奪うものの、手数の差もあり、ロスマーレンが判定で勝利。見事に新王者に輝いた。
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 また、ライトヘビー級トーナメントは、サウロ・カバラリとザック・ムウェカッサが勝ちあがり、決勝ではカバラリがKOで勝利。王座挑戦権を手中にした。

グローリー・オフィシャルホームページ

■ GLORY 18 RETURN TO GLORY
日時:2014年11月7日
場所:アメリカ・オクラホマ州ショーニー

<ライトヘビー級次期挑戦者決定トーナメント決勝>
○サウロ・カバラリ 
 3R KO
●ザック・ムウェカッサ

<ライト級タイトルマッチ>
○ロビン・ファン・ロスマーレン (挑戦者)
 判定
●デビット・キリア (王者)

<ミドル級>
○ジェイソン・ウィルニス
 判定
●ウェイン・バレット

<ライトヘビー級次期挑戦者決定トーナメント準決勝>
○サウロ・カバラリ 
 判定
●ダンヨ・イルンガ

<ライトヘビー級次期挑戦者決定トーナメント準決勝>
○ザック・ムウェカッサ
 2R KO
●ブライアン・コレット

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