[ファイトクラブ]飯伏残留に歓喜し、棚橋陥落に泣いた新日本プロレス大阪大会! ジェイがMSGメイン進出

[週刊ファイト2月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼[ファイトクラブ]飯伏残留に歓喜し、棚橋陥落に泣いた! ジェイがMSGメイン進出
photo & text by TERUZ
・ヒールのまま引退? それとも? 引退直前の飯塚劇場
・飯伏幸太が登場「ボクは新日本プロレスに残ります!」
・Twitter舌戦が話題の石森・田口Jr.戦は大会ベストバウト
・ファレを破ったオカダ、ジェイへのリベンジ秘めてNJCへ
・ノラリクラリからの一発逆転ジェイ 時代を切り裂けるか

■新日本プロレス THE NEW BEGINNING in OSAKA
日時:2月11日(月) 17:00
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)観衆5,570人(札止め)

 棚橋弘至にとっての“2月の大阪での防衛戦”と言えば、レインメーカーショック。7年前の悪夢(初挑戦のオカダ・カズチカにベルトを奪われる)が、まさに再現されたことになる。棚橋は逆転負けで初防衛に失敗となり、勝利した挑戦者ジェイ・ホワイトが「新しい時代へようこそ」と高笑い。棚橋はキャリアの浅い次世代に戴冠をまたも許してしまうスイッチブレイドショックに陥った。

 2月11日の新日本プロレス大阪府立体育会館大会は札止め観衆、IWGPヘビー級王座戦がメインとなった。棚橋は年始の東京ドーム大会でベルト奪取した勢いそのままに、王者として躍動感をもって試合を有利に進める。ダメージから何度も腰砕けになったジェイだったが、これは棚橋からの決定打を被弾しない方向に作用した。棚橋は得意技のラッシュからとどめのハイフライフローを狙うも、タイミングをずらしたジェイが棚橋を下から捕獲する。ジェイがそのままブレードランナーを棚橋に見舞うと、棚橋は3カウントを聞くしかなかった。

 新王者となったジェイは「新しい時代へようこそ」と堂々マイク。セコンド外道の介入はあるにはあったが、終盤は自力で耐えに耐え闘い抜くことでついに戴冠を果たした。棚橋陥落という波乱の結果ではあったが、ジェイの勝利も圧巻。大阪のファンは言葉を失いながら帰路に着いた。4年ぶりの戴冠をきっかけに“時代取り戻し”を宣言していた棚橋は、キャリア20年目の順風がいきなりストップする苦しい展開となっている。

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