森井洋介“Mr.KNOCK OUT”の面目躍如! メインの責任果たす轟沈!!

 KNOCK OUT2・11大田区決戦。
「(相手は)接近戦は何もできないぞ! 」
との、元祖野良犬、小林聡の再三の檄を背に、猛然とハードパンチャー、チャンヒョン・リーにローキックから間合いを詰めにいった森井洋介は、逆にローで脚を破壊されると、最後は顔面を右ストレートで撃ち抜かれての壮絶なTKOとなり、ヨードレックペットへのリベンジの野望は砕け散った。。
 
 試合前、
「KNOCK OUTのメインイベンターはどういうものか見せる」
 そう語っていた森井。
 この日は、第1試合いきなり今年のベストバウト候補となる、逆転また逆転の激闘を大﨑孔稀とタネ・ヨシホがやってのけ、続く第2試合でもプロフェッショナルシスト健太が一撃でKOという興奮の滑り出し。だが第3試合から判定決着が続く焦れったい流れに。
 そのモヤモヤを振り払う様に、森井洋介はMr.KNOCK OUTの名に恥じぬ、堂々とした倒し倒されの激闘をやってみせた。
 結果敗れはしたものの、メインイベンターの重責を果たす壮絶な幕引きで興行を締めた点は称賛に値する。

 「厳しい入り」と興行的な苦戦に小野寺プロデューサーの表情は硬かったが、それを変に誤魔化さず、堂々と見せるところはKNOCK OUTの良さでもある。
 神興行といっていい内容を伝えきれなかった弊誌としても責任を感じるところだが、今回は恒例のTwitterでの生配信は行われず、サムライTVでの生中継のみとなり、
「そもそも興行で黒字になんかならない。映像をIP(知的財産)として高く売っていく」
という木谷オーナーの目標に近付いたと言っていい変化も見られた。


 また、次戦、4・29高田馬場では、RISE王者のコリアンデビルvs.ムエタイの世界最高峰王者という、アジアトーナメントの名に恥じぬ決勝戦がメインをかざる事になったが、その一翼を担うチャンヒョン・リーは、
「韓国から来た自分が決勝を戦う事になったが、責任を持って、興行を盛り上げる」
と、森井の姿勢を粋に感じた泣かせるコメントを発しており、KNOCK OUTの姿勢は着実に拡がりを見せている。
 3月のK-1vs.RISEの興行戦争、アジアの黒船ONE来航を挟んでのKNOCK OUT春期攻勢に注目したい。


橘田いずみさん・小坂大魔王氏がゲストで登場するKNOCU OUTならではの豪華な実況席となった。

■ KNOCK OUT 2019 WINTER 「THE ANSWER IS IN THE RING」
日時:2月11日(月祝) 開始16:30
会場:東京・大田区総合体育館

<メインイベントKING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメント 準決勝 3分5R
●“Mr.KNOCK OUT”森井洋介
 2R 1′21″ TKO 
〇“コリアンデビル”チャンヒョン・リー
※チャンヒョンがトーナメント決勝戦進出

 素顔はコリアンデビルの二つ名と正反対の、柔和な笑顔の好青年。

<第7試合KING OF KNOCK OUTライト級アジアトーナメント 準決勝 3分5R> 
〇“世界最高峰王者”ヨードレックペット・オー・ピティサック
 5R 判定 3-0(50-48,50-48,50-47)
●“SBの遊牧民族”ボルドバートル・アルタンドルグーン
※ヨードレックペットがトーナメント決勝戦進出

<第6試合65kg契約 3分5R>
●“WONDER BIRD”不可思
 5R 判定 0-3(47-49,46-49,47-50)
〇“SHARK”チャド・コリンズ


 2R終了間際、カウンターの肘打ちで痛恨のダウンを喫した不可思が判定負けとなった。
「悪口を言ってくる選手は嫌いだが、不可思は紳士的で、とてもリスペクトしている」
と試合後に語ったチャドと、ベルトを賭けてのリマッチは必至だ。

<第5試合70kg契約 3分5R> 
〇“グリーンモンスター”緑川創
 5R 判定 3-0(49-48,50-48,50-47)
●“世紀末救世主”北斗拳太郎

 デニム風にプリントしたシュートボクシングのパンツという凝った出で立ちの北斗拳太郎。
 間合いも
「独特過ぎて…」
と困惑した緑川と噛み合わず、不完全燃焼の判定となった。

<第4試合53.5kg契約 3分5R> 
●“優しい怪物”大﨑一貴
 5R 判定 0-3(46-49,46-49,46-48)
〇“ムエタイの激闘王”チョークディー・PKセンチャイジム

 立ち上がりの一撃で、普段首相撲をやってこないムエタイの激闘王を
「距離をとったらマズい」
と慌てさせた大崎一貴だったが、接近戦で打ち負けてダウンを喫して無念の判定負けとなった。

<第3試合61.5kg契約 3分5R> 
●“怒突き合いお兄ちゃん”髙橋一眞
 5R 判定 0-3(49-50,48-49,48-49)
〇“神撃キッカー”重森陽太

<第2試合65kg契約 3分5R> 
〇“プロフェッショナルシスト”健太
 2R KO 1分4秒
●“全弾フルスイング”番長兇侍

<第1試合53kg契約 3分5R>
〇“リトルサイボーグ”タネヨシホ
 5R 0分51秒 TKO
●“ゴールデンボーイ”大﨑孔稀


■ KNOCK OUT 2019 SPRING 『THE FUTURE IS IN THE RING』
日時:4月29日(月祝) 開場15:00 開始16:30
会場:ベルサール高田馬場

 昨年7月に開催された女子格闘技の真夏の祭典『SHOOTBOXING Girls S-cup~48kg世界トーナメント2018~』で小林愛三、MISAKI、MIOと、出場した日本選手を全員破っての優勝で初代世界王者となったイリアーナ・ヴァレンティーノの参戦が決定。
 対するは、その大会でイリアーナにキャリア唯一の黒星を付けられた小林愛三。
 渋谷小町がヒジ有りルールでイリアーナにリベンジとなるのか?イリアーナがKNOCK OUT初参戦で女子エースの小林を返り討ちにするのか?要注目!!

<50kg契約 2分5R>
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)
 vs.
イリアーナ・ヴァレンティーノ(Kick And Punch/Gracie Fighter Dojo)

<61.5kg契約 3分5R>
町田光(INNOVATION・橋本道場)
 vs.
岩城悠介(PCK連闘会)

<64kg契約 3分5R>
橋本悟(INNOVATION・橋本道場)
 vs.
松本芳道(KICK-DIET吉野町)

<64.5kg契約 3分5R>
水落洋祐(はまっこムエタイジム)
 vs.
山口裕人(INNOVATION・山口道場)

◆アクセス
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-8-2 住友不動産新宿ガーデンタワーB2 TEL:03-3208-0880
JR線,西武新宿線「高田馬場駅」徒歩5分、東西線「高田馬場駅」徒歩6分、副都心線「西早稲田駅」徒歩7分
https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/shinjuku/bs_takadanobaba/access/
◆主 催
株式会社キックスロード
◆協 力
ぴあ株式会社 株式会社RIKIX 株式会社ブシロード
◆協 賛
ダイヤモンドブログ AINEXX
◆入場料金(消費税込み)
・VIP(最前列柵内・パンフレット付) 20,500円
・アリーナA  10,500円
・アリーナB  8,500円
・アリーナC  6,500円
・立見席   3,500円
※当日券は各500円アップ
◆販売日時
※FC先行※特典付き
2月23日(土)10:00~3月1日(金)23:59※先着
※一般発売
3月2日(土) 10:00~
◆チケット発売所
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード)
http://pia.jp/
・ダイヤモンドチケット https://diamond-ticket.com/
・RIKIX 03-3718-2353