[ファイトクラブ]オメガgood-bye_ケネリス夫妻AEW_ルーシュROH_新日上場盲点分析

[週刊ファイト1月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼オメガgood-bye_ケネリス夫妻AEW_ルーシュROH_新日上場盲点分析
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ケニー・オメガ追認!マリア&マイケル・ケネリス夫妻WWE離脱AEWへ
・ロス・インゴ抗争ルーシュがCMLL契約に加えROHと年間北米契約
・週刊東洋経済「新日本プロレスが元気なワケ」とヤングバックスらの不満
・上場の条件である「右肩上がり」数字レトリック達成とドーム2連戦不安


―― 最新ニュースからだと、東スポ大賞授賞式スピーチでオメガが休養すると。本誌は第一報からそう書いているんですけど。

▼新日激震!ケニー・オメガが休養宣言、KUSHIDAは離脱公式発表

新日激震!ケニー・オメガが休養宣言、KUSHIDAは離脱公式発表

オフレコ いや、最新ニュースはケネリス夫妻がWWEに契約解除の申し入れをやったことやろ。マイケル・ベネットはちっともテレビに出てこれず、見ている数がぐっと減ってしまう『205 LIVE』で使われていたけど、事実上ほされていたからAEW行きということやな。

―― 東スポ大賞よりも、本誌の『鷹の爪大賞』こそが真の権威なんだと(笑)。だから、今週号にガンダーラ鈴木のが収録なんですか? DSW最終章やTCW旗揚げが重要なんだと。

オフレコ それは単に彼だけ遅れただけや。1位は全日本プロレスにサバイバル飛田が出た試合をレフェリーした事件だって。実に週刊ファイトらしい(笑)。
「どうせ今年は棚橋(弘至)」とかは、本誌ではもう秋には活字に残してあるから、違うことを書けばイイんであって、そりゃグローバル・スタンダードでマット界を総括するなら、良くも悪くもWWEの選手や「放送権革命、女子革命」を指摘しないと、いびつな年間回顧になってしまう。

―― 趣味、趣向の世界だから団体なりの好き嫌いはともかくとして、全体像は把握しておきましょうというのは、シュート活字による啓蒙活動の命題です。格闘技も含めてね。配信時代に移行してWWEはPPVビジネスを重視しなくなったのはあるにせよ、年間トップは240万件の成約があったコナー・マクレガー復帰の10・9『UFC 229』。ヌルマゴ暴動事件の回でした。

オフレコ 別にタナーMVPに文句はないんやけどな。『ミケランジェロと理想の身体』展も取材に行っている。世間にプロレスをアピールしている功績は評価されるべきことや。


’18年09月06日号亜利弥’Deep 棚橋弘至 山本小鉄 無我 蝶野正洋 WWE女子 山本KID

―― ただ、オメガの発言に注目が集まったことはしょうがないでしょう。今後どうなるかは先週号を買いましょうなんで、本稿では繰り返しません。

オフレコ AEWが旗揚げしたことで、すでに選手の取り合いが始まったことも先週号でやっている。棚橋はマリア・ケネリスにクロバーホールドをやっていたなぁ。マイケルは「打倒TANAHASHI」Tシャツが印象に残っている。今週の話題を斬る[ファイトクラブ]トップ画像に最適だと(笑)。

2014年5月17日ROH大会でケネリス夫妻と闘った際の棚橋弘至

―― 30分の『ワールドプロレスリング』深夜番組、KUSHIDAの退団会見で棚橋記者が質問して涙を流すという・・・。タナーにWWEからオファーが来た時、「いや、僕は無理だけど、若いKUSHIDAなら」と推薦したのは本人なんでしょ?

ロス・インゴ抗争ルーシュがCMLL契約に加えROHと年間北米契約

オフレコ WWEの報復というテーマもさんざんやってきたけど、AEWからコーディ、ヤングバックスを抜かれたROHも黙ってはいない。ルーシュと年間15万5000ドルで北米の独占権を掌握したニュースもある。CMLLとの契約は2020年末まで残っているそうで、新日参戦も問題ないんだけど、MLWとか他のインディーには出れなくなった。

―― ヒスパニック系ファンに地盤があるMLWは、『レッスルマニア』週間の4・4にニューヨークのメルローズボール・ルームで予定していたメインが、LAパークとルーシュの定番抗争だったのに、これで出れなくなったからペンタゴンjrに替わったと。アレナメヒコの金曜定期戦でも名物だったカードを潰しにかかった。

オフレコ ROHがヒスパニック系ファンに支持されている話は聞かないから、ライバル潰しの目的の方が大きいんだろう。なにしろ『レッスルマニア』週間、4・6ROH新日のMSG大会は無論のこと、スターダムまで自前で乗り込むから、様々なインディー大会の混戦状況だからね。

―― 選手の囲い込み合戦ですかぁ。ルーシュにとって米ドル15万5000は大きいでしょう。

オフレコ UFC、さらにはベラトールのDAZNまで、格闘技とプロレスWWEの「放送権革命」が2018鷹の爪大賞の軸であり、寡占化の問題が指摘できた。WWEは棚橋だって盗れるというウラ情報があったと思ったら、2019年はAEWの出現によって、選手にとっては選択肢が増えるという意外な展開が待ち受けていた。濃く深い分析は週刊ファイトというのだけは変わらない(笑)。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン