(C)CMLL

　1月11日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコで『アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
　CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL（Empresa Mexicana de la Lucha Libre）と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
　今大会のメインはニエブラ・ロハ、エウフォリア、エル・バリエンテというテクニコ、ルードの呉越同舟連合軍が、ルードのレジェンド、ビジャノ4号とロス・インゴベルナブレス連合軍と激突。エウフォリアのボスであるウルティモ・ゲレーロや、ロス軍のエル・テリブレが日本遠征中である事から今回の様な特殊なマッチメークとなったようだ。試合はビジャノ4号とロス軍が反則で大暴れ。ビジャノ4号は昔からロス軍にいるかのような連携でテクニコとルード連合軍に襲いかかる。しかし隙をついてロハとバリエンテがビジャノ4号とリングを仕留めてまずはテクニコとルードの連合軍が一本先取した。これに怒ったビジャノ4号とロス軍は更に反則連発。エウフォリア、バリエンテの覆面を破る暴走。これに怒ったエウフォリアがルーシュに制裁を加えるが、劣勢になったルーシュはなんとエウフォリアの覆面を剥ぎ取ってしまったのだった。これでレフェリーが反則負けを宣言。しかしルーシュはレフェリーにも暴行して更に暴走。これに怒ったエウフォリアはルーシュにシングルマッチを要求。それぞれパートナーが日本遠征中にメキシコでは因縁が勃発したようだ。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2019年1月11日（現地時間）
会場：メキシコ・アレナメヒコ

＜6人タッグマッチ＞
○ニエブラ・ロハ、エウフォリア、エル・バリエンテ
　2-0
●ルーシュ、ビジャノ4号、ベスティア・デル・リング

＜6人タッグマッチ＞
○メフィスト、ルシフェルノ、エフェスト
　2-1
●クラネオ、ボルカノ、ストゥーカJr.

＜6人タッグマッチ＞
○ショッカー、マスカラ・アニョ・ドスミル、レイ・ブカネロ
　2-1
●ブルー・パンテル、レイ・コメタ、トリトン

＜シングルマッチ＞
○ポルボラ
　反則
●フェリーノ

＜6人タッグマッチ＞
○ドローン、ゲレーロ・マヤJr.、エスフィンヘ
　2-1
●タイガー、サグラード、カワト・サン