[ファイトクラブ]MMA年末年始RIZINさいたま24時間-ONE-修斗パンクラス身売り続報

[週刊ファイト1月17日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼MMA年末年始RIZINさいたま24時間-ONE-修斗パンクラス身売り続報
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 photo by タダシ☆タナカ、シン上田、こもとめいこ♂
・海外評価の盲点と無料ネットの検索ではなにもわかりません注意
・視聴率7.5%が見合わない2度目の休憩100分「なめんのか!?」論考
・黒船One侵攻開始!どうなる修斗、パンクラス、DEEPウラ情報2019


―― RIZIN大晦日は[ファイトクラブ]記事として出すのが遅れた以上、他媒体にない考察に絞らないといけません。

オフレコ メイウェザーの値札とか、最初からもっとも正確に活字にしてきたのは本誌なんだから、バックナンバーも揃えましょうとしか・・・。まぁ、総括的には視聴率7.5%は、前年より少しは上がったにせよ、期待通りにはならなかったという点まで予想通りで驚きはなにもなかった。

―― 天下のメイウェザー様が、向こうからどうかと言ってきたモンだから、プロモーターとしては舞い上がってしまった。ただ、現実問題としてはその予算を正当化せよというなら、芸能人なり、亀田なりをリングに上げたほうが、よっぽど視聴率もとれたし、安く済んだというのはどうしてもついて回ります。

オフレコ ちゃんとリングに上げたことが凄いとか言い出せばキリがないにせよ、肝心の北米でのRIZINブランド認知度の向上という目的からは、宣伝費と考えればイイとの読みは外れてしまった。まともな局から放送されなかったことに加えて、さんざんな評価だった事実は消せない。もっとも、猪木アリだって、最初は酷評だったとか言い出す輩はいるだろうけど(笑)。

―― なかには「八百長!」とか、アホとしか思えないのも散見されました。ネットは素人天国ですから。英語だろうが日本語だろうが、無料のインターネットで事足りると思ったら大間違いという典型例かと。深い考察や本物の情報が、無料ので検索できるハズもありません。

オフレコ いや、もっとアホなのは、その英文の素人記事をせっせと訳して出している媒体まであったことやろう。本誌は、海外ではどういう反応だったかまでは報道するけど、そんなボケたこと書いている中身まで紹介はしないよ。字数の無駄だから。

―― 本誌だけ買って読みなさいと(笑)。

オフレコ いずれにせよ、YouTubeとかで見て書いて、認識不足を笑われている記事より問題なのは、やはり朝から晩までというか、コメント会見もある記者にしたら深夜2時、3時というのはいかがなものか。

―― 大会数が少ないRIZINだからという弁明は嘘で、メイウェザーの予算回収に少しでも足しにしようと、無理やり朝の大会も急遽ねじ込んだ。だったら、『RIZIN.14』は3時からの開始にせず、6時に変更すべきだったのに、すでに発表していたからということなのか、予定通りに初めて、二度も長い、長い休憩で会場客が置いてきぼりにされた。

視聴率7.5%が見合わない2度目の休憩100分「なめんのか!?」論考

オフレコ 「テレビの中継が重要なんです!」と、せっかく3万人弱がさいたまスーパーアリーナに集ったというのに、既に坊主頭姿のお宮の松の「坊主にしますから」「1時間の休憩!」詫びにもかかわらず、2度目の休憩は100分を超えた。記者用の控室にあるサンドイッチは安物の不味い代物で、なめてんのかと・・・。

―― これで視聴率が10%に届いたとかなら黙るんですけど、前年より少し上がった程度の7.5%じゃ文句も出ます。瞬間最高は12.2%記録っても、結果だけ知りたい大衆が1分だけフジにチャンネル回しただけですから・・・。単に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』がマンネリで飽きられて全体としても落ちたから、フジが繰り上がった図式ですよね。

オフレコ 現場組があとから中継を見直すと、放送版はタオル投入は実況されておらず、また恐らくは3度のダウンでKOという扱いではないため、3度目ダウンもメイウェザーが連れてきたレフェリーがカウントを始めたところで、陣営からタオルという決着だったのが会場の様子になる。あとから見直した実況テレビ版には、いろんな意味で違和感しかない。

―― 1Rタオル投入による結末ですね。なるほど、コナー・マクレガーの時は試合をキャリーして10Rまで引っ張りましたが、今回は「3R、9分間ぐるぐる回ってダンスする」との下馬評を覆して、1Rで仕留める試合を作って魅せた。なるほど、やはりメイウェザーは天才なんだなぁと。そこは認めないといけません。

オフレコ 試合は真剣勝負なんだというのを強調したいから、公開スパーリングではないと。ダウンカウントもKOもありとしたから、「やっちゃってイイ」と伝えたんだと思う。11時(米国東部時間朝9時)にならないと試合は始まらないとは最初から踏んでいたが、GACKTの国歌斉唱とか、やたらお膳立てが長くて、中継時間どうするのかと心配した途端、本気モードのメイウェザーの、後頭部スレスレの絶妙のパンチが入った。天心はもう足にきていた。

天心はパンチ一発も当てられないという下馬評を覆しメイの左足が浮いたように当ててはいたが・・・

―― 同じく「一発も当てられない」の下馬評を覆して、天心のストレートが当たったから本気になったとか書いているのも見ましたけど、そうじゃないと。打たせて仕留めにかかったんだと。

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