カリスティコがウルティモ・ゲレーロに勝利!CMLLアレナメヒコ元旦興行

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 1月1日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLLアレナメヒコ元旦興行』が開催された。
 CMLLの活動中心はメキシコシティでアレナ・メヒコでの定期興行が有名である。かつてはEMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)と呼ばれていた。今日現存するプロレス団体において世界最古の歴史を持つことが特徴である。1931年、サルバトール・ルテロ・ゴンザレスがアメリカとメキシコの国境にあるエルパソでプロレス興行を見たことからメキシコでのプロレス興行を企画してメキシコシティの廃墟同然のボクシング会場「アレナ・モデロ」と賃貸契約を結び会場を修復して会場名を「アレナ・メヒコ」に変更。1933年、EMLLとして設立。9月21日、アレナ・メヒコにて興行が開催されたのが団体の興りである。
 今大会は元旦興行でメインは初代ミスティコとウルティモ・ゲレーロというテクニコとルードの大物同士のシングルマッチが組まれた。試合はゲレーロがラフ殺法でカリスティコを追い込むも、カリスティコが必殺のラ・ミスティカが極まり、カリスティコが先取。続く二本目はゲレーロが攻めまくるもののフォールを奪えず、切れたゲレーロは反則のローブロー。これがレフェリーの目の前で行われた為、ゲレーロの反則負けとなりストレートでカリスティコが勝利した。これに切れたゲレーロはレフェリーにも暴行して悠々と引き上げる。試合後、カリスティコはゲレーロに怒りのマスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を要求。もし実現すれば、大物同士のコントラ戦になるだろう。
 またセミファイナルでは、ドラゴン・リー、ペンタ・セロ・エメ(ペンタゴンJr.)、フェニックスとクアトレロ、フォラステロ、テンプラリオが激突。試合は、リーが必殺のパタダス・エネル・ペチョを決めて勝利するも、試合後にペンタが同じチームであるリーに殴りかかり、ペンタの弟であるフェニックスも兄に協力してリーに暴行。ルチャ・ブラザーズはミスティコ、ドラゴン・リーにも喧嘩を売るようだ。
 また元旦興行という事でタッグマッチでのマスカラ・コントラ・カベジェラ戦も組まれ、イホ・デル・シグノ、ジャゴがアクマ、カモラに勝利。アクマは覆面を剥ぎ取られ本名はホセ・ルイス・フロレンシア・マルチネス、22歳という事が発表され、カモラは丸坊主となった。

■ CMLLアレナメヒコ元旦興行
日時:2019年1月1日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<シングルマッチ>
○カリスティコ
 2-0
●ウルティモ・ゲレーロ

<6人タッグマッチ>
○ドラゴン・リー、ペンタ・セロ・エメ(ペンタゴンJr.)、フェニックス
 2-1
●クアトレロ、フォラステロ、テンプラリオ

<6人タッグマッチ>
○イホ・デル・L.A.パーク、クラネオ、ボルカーノ
 2-1
●フェリーノ、イホ・デル・ビジャノ3号、ビジャノ4号

<マスカラ・コントラ・カベジェラ>
○イホ・デル・シグノ、ジャゴ
 2-1
●アクマ、カモラ