もはやメディアでは擦り過ぎの感がある枕詞「平成最期の」コミックマーケット95が12月29日(土)から31日(月)まで開催される。
プロレス・格闘技の同人誌が区分される「TV・映画・芸能・特撮」は今回初日の29日に配置された。本誌取材が到着した時間が遅かった為、頒布を終了していたサークルもあり、入手できた作品を中心にレポートする。
◎サークル Road To ぷ女子
『ROAD TO PUJYOSHI OMNIBUS』
トップ画を撮影させていただいたお馴染み永野あかね先生の新刊は総集編『ROAD TO PUJYOSHI OMNIBUS』。DDTの初観戦でプロレス観戦に目覚めたものの、2戦目のG1西武ドームで早くも挫折。しかしその後再びプ女子への道を歩む過程が流石の筆致で綴られている。卒業しないファン育成を怠る日本のプロレス団体は考えさせられる一冊となろう。
HARASHIMAに対する思い入れには、アラフィフの筆者は思わず涙…
設営完了!お待ちしております! pic.twitter.com/OdwOpFgQvv
— 永野あかね@コミケありがとうございました (@AkaneNagano) 2018年12月29日
TOP画で永野あかね先生と一緒に撮影させていただいたcocoroさんはこちらのアカウント↓
おはようございます。年内は今日で仕事納め、いってきます! pic.twitter.com/64wlYOqsuE
— cocoro (@coco_umi) 2018年12月28日
◎サークル ジャックハマー
『K本』
以前、『魔界』の本を紹介させていただいた『ジャックハマー』さんはKAIENTAI DOJO本。所属選手を、特徴を捉えた似顔絵とプロフィールで紹介している。個人的に注目していた4代目マリーンズマスク引退を知り、涙…
お品書きできた!
「ウルトラジャックハマー」
12月29日(土)西 て-21b
にて頒布予定です。皆様にお会いできるのを楽しみにしております! #C95 pic.twitter.com/mP5d7KDBoH— コシカ@C95土曜西て21b (@chariot_pixiv) 2018年12月28日
◎サークル メリーズ
新刊完売とのことで、順番を間違えて未使用だった表紙のみ撮影させていただいた。全日本プロレス中心とのこと。
本日はここから pic.twitter.com/b9xZJDGadE
— kyo(メリーズ)西て-21a (@kyoronx2) 2018年11月10日
◎サークル 筋肉どっすん
いつものように許可を頂いた表紙のみ掲載。
◎サークル 呉レンジャイ
『プロレスおばけになりました』
大分のマンガ描きさんが、プ女子になったキッカケのレポート漫画。一初心者目線での地方大会チケット購入から観戦までの葛藤や出来事など、興味深く読ませる。ファンクラブ入会の意外過ぎる動機が衝撃的。
地方大会で真壁刀義がファンにどう接しているかも細かく観察されていて、新日本プロレス隆盛の理由の一端を垣間見る事も出来た。団体関係者も必読の逸冊。
設営完了しております ('ω' っ )3お隣さんが棚橋さんで目が幸せ pic.twitter.com/TMWZrzQ6wQ
— ハッピーぼぶろば🍚C95 29日 西て-19a/ 1.4ドーム (@bobroba) 2018年12月29日
◎サークル マツキヨ!
こちらもお馴染みマツキヨ! さんは新刊完売で、同人グッズとは思えない、レベルの高いカレンダーを紹介させていただく。
今日はよろしくおねがいしまーす!!😆逸材(2019年の希望込み)でお待ちしております!#むしろ光 #c95 pic.twitter.com/JhxZ9nZmt6
— 松(matsu) (@matsu_bomaYe) 2018年12月29日
◎サークル 地獄の墓掘り人
『墓掘り人がやってくる! 総集編ーRED DEVILー』
こちらも毎回お馴染みのWWEパロディ漫画。今回はパロディから始まって独自の展開をしてオリジナルになっていく同人誌ならではのシリーズ『WWE学園』をまとめたものに、描き下ろし、おまけ漫画と合わせた一冊。WWEファンなら思わず笑ってしまうネタ満載。
◎サークル 横島商会
『格闘技の力学ー読むだけでできるはずだけど安易にまねしてはいけない格闘技④ージャーマン・スープレックス』
こちらもお馴染みの技シリーズ、THEプロレス技のジャーマンスープレックス編。ジャーマンスープレックスを例に、人間の動きの原理を解説している。こういう、一つの事柄を深く掘り下げたコピー誌に出会えるのはコミケの醍醐味でもある。
■ 企業ブース
◎ブシロード
今回は、『少女歌劇レヴュースタァライト』『BanG Dream! ガールズバンドパーティー』『ラブライブ! サンシャイン!! 』で展開。アニメ放送が終了した『レヴュースタァライト』グッズの完売が目立ち、コスプレも目に着いた。アプリゲームもリリースされ、夏に向けて人気拡大となりそうだ。
◎Cygames
AbemaTV含め、今回サイバーエージェントの出展はなし。申し込んでいないのか、抽選洩れだったのかは不明。クリエイター募集の公告は随所で目に付いた。
“忘れた”可能性も…
◎SNK
中国37Games傘下でゲームメーカーとして甦ったSNKの『NEO-GEO』が今回も出展。
◎Yostar
中国のアプリゲームメーカーYostarがビッグサイトの東棟を貫く通路を占拠。
木谷オーナーのコラムを裏付ける強烈なインパクトではある。
https://bushiroad.co.jp/company/column/kidani/39